皆さま、こんにちは!
前回に引き続き、磐越西線・中山宿駅のことを書きたいと思います。
前回分はこちらから → 【まったり駅探訪】磐越西線・中山宿駅に行ってきました♪(前編)
お楽しみの旧駅に向かって歩きました。
旧駅は距離にして約800メートル、歩いて10分ほどの位置にあります。
Yahoo!地図より。赤線が旧駅跡とその取り巻き線です。
スイッチバックが解消されて棒線化された駅は多いですけど、
駅自体が大きく移動された駅は、さすがに珍しいですよね。
旧駅の場所を訪ねて、
沿道で畑作業をやられていた伯父様に場所を聞いたのですが、
「えっっ!?あそこにいくの?
この時期はマムシが出るから行かない方がいいよ。」
ですって。
さすがに仙台からきて引き返すわけにもいかず、
取りあえずは現場に向かうことにしたんです。
振り返ると、道路は結構な斜面のようで。
帰り道は自分、ここを登って行かなけでばなりませんのよ。
さっき会ったおばあちゃん、
この地区には子供がいないって言ってたけど…
いつの頃から立ってるかわからない子供会の看板がありました。
軽トラックが駐車している歩道が、旧駅まで続く道です。
まずは本線との分岐器があったところまで、進んでみたいと思います。
それにしても…
目の前には生い茂る雑草が…。
やっぱりこの時期(夏)は無理だったのか。
さっきのマムシがでる話も気になるし。
でも奥には本線の架線柱も見えますし、
旧駅がああった位置まで遠くないはずなんですよね。
そこで意を決して、分岐器まで歩いてみたんですよ。
マムシの出没に緊張しながら歩いてきましたよ。
草にまみれになった匂い、結構きつかったです。
ここからは先ほどの旧駅入り口に向かって進みます。
旧駅に続く線路は、しばらくは本線と併走します。
しばらくすると分岐器が現れました。
旧駅時代の中山宿駅、資料によれば島式ホームだったようですが、
この分岐器は各ホームに分かれる線路ではなく、
この先は本線側の線路は消え、
保線車両の留置線だけが繋がっておりました。
旧駅時代からあった保線員の詰所、今でもありましたよ。
線路は剥がされてしまいましたけど、
この廃線跡を進むと、
これ、旧駅の構造物ですよね?
奥には今でも残る保線車両の留置線が見えます。
旧駅時代のホームを見つけました!
この場所まで来て本当に良かった。
その気持ちが報われる瞬間ですよね。
中山宿駅のホームは結構長く、
客車8両(160メートル)までの有効長があったようです。
ここからしばらくホームの様子を見て歩きました。
それにしても、視界を遮る雑草が憎いなぁ。
左側の歩道が本線の廃線跡で、
さらに左側の雑草の中に、ホームが隠されておりました。
それにしても、今から12年も前まで、
ここを455系電車が走っていたなんて想像も出来ませんよね。
本当は冬シーズン、雑草が枯れ果てた時期を見て、
ふたたび旧駅の様子を伺いたいんですけど、
雪深い地域なので、それも難しそうです。
最後に、昭和55年に撮影された、
旧駅時代の中山宿駅には、
有名な「花文字」があったようなんですけど、
もちろん、そんなものの名残りなど確認することは出来なかった、
お盆に立ち寄った中山宿駅の様子でした。
磐越西線
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中山宿駅(平成24年8月16日)前編 ・後編(旧駅編)
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