皆さま、おはようございます！
今朝は磐越西線・上戸（じょうこ）駅の訪問記です。
今は長閑な無人駅ですけど、
国鉄時代は大勢の観光客で賑わっていた駅だそうで…
その理由ですが、実はここ、
かつては観光名所の猪苗代湖に最も近い駅だったのですよ。
観光名所の猪苗代湖畔までは直線距離で約２キロ、
以前は構内の至る所に
湖畔の最寄り駅であることが記されていたみたいですね。
なぜ「かつては」と過去形で書いたか。
猪苗代湖畔が逃げた！？
そんな摩訶不思議な出来事は絶対に起こりません。
国鉄がJRに移行する直前の昭和61年に
湖畔の最寄り駅として猪苗代湖畔駅が開業し、
最寄り駅の座をそちらに譲り渡したのでした。
猪苗代湖畔駅は鉄道ファンの間では超有名な存在の駅です。
といいますのも、夏季のみ営業する臨時駅として開業されたのですけど、
平成18年の夏を最後に停車する列車の本数はゼロに。
現在は時刻表に掲載されるも列車が停まらない
「幻の駅」になってしまったからでしたのよ。
かつては観光地の玄関口だった上戸駅。
まずは駅舎から覗いてみました。
現在の上戸駅の駅舎は、
無人駅化された翌年の昭和59年に竣工したモノです。
良く言えば機能的、悪く言ったら個性が無く、
面白味もまったくないし居ても全然つまらない（悪く言い過ぎ！）。
財政難に苦しんでいた時代の国鉄が建てた駅舎ですから
これは仕方がありませんね。
これでいて、明治32年に開設された
長い歴史を持った駅だというのですから驚きですよ。
上戸駅の単式ホームです。
おっと、雨が強くて傘が写っちまったい！
撮り直してみた。
反対側に廃ホームが写ってますが、
国鉄末期まではこちらの島式ホームも現役だったようで、
貨物列車の退避等で使用されていたそうですよ。
現在は交換設備はすべて撤去されましたが、
保線車両の留置線（旧貨物側線）が残されたため、
線路が面白いカタチになってました。
上戸駅の駅名標です。
「うえと」じゃなく「じょうこ」ですからね。
駅名標からは完全に無かったことにされてしまった「猪苗代湖畔駅」。
湖畔周辺の国道49号線はキレイに拡張整備されましたし、
今後の復活は無さそうな感じです。
さてさて、上戸駅に訪れたこの日の天気は大雨です。
次の列車が到着するまでここで雨宿りしたい気分でしたけど、
どうしても行ってみたい場所があったのですよ。
先に何度も書きましたけど、
現在は営業休止中の猪苗代湖畔駅でした。
スマホのナビによれば、
上戸駅から猪苗代湖畔駅まの距離は約2，3キロ。
歩けば30分ほどで辿り着けそうです。
雨脚が強まる中、行くか行かないか悩みましたが、
そんな時はやはり行くっきゃないでしょ！
「やらない後悔」が一番後を引きますしね。
駅前にあるこちらの道を進むと国道49号線に出ることが出来ます。
今気づきましたけど、手前のコンクリート基礎は旧駅舎の跡かな？
駅を出て湖畔までは国道を北上しますけど、
高速で通過するトラックが撒き散らす水しぶきがマジで冷たい。
勘弁してくれ。
きっと、こんな場所を人が歩いてるのに気づいてないのでしょうね。
やがて猪苗代湖の上戸浜が見えてきました。
夏場は海水浴客で賑わうスポットだそうです。
これが駅名の由来になっているのか。
国道にはバイパスするためのトンネルがありますけど、
高速通過中のクルマにはねられたら大変ですので、
あえて、こんな歩道を歩いてみたりして…
猪苗代湖の周辺を歩きまくる。
ひたすら歩きまくる！
雨降りの天気の中でも絶景と思われるスポットがいくつかありました。
うむむ、ここは夜は独りでは歩けないなぁ。
上戸駅を出発して30分、
ようやく湖畔のドライブインが見えてきましたよ。
すぐそばには日帰り入浴も楽しめる志田浜温泉の看板がありました。
汗と車がはねた水しぶきでビショビショになった体を
温泉で癒したかったですけど、
次の列車の時刻が迫ってますし、
何よりもここに来た目的は温泉ではありません。
看板のすぐ脇にあるコレを見るためですから。
長くなりましたので、この続きはまたの機会に。
↑（郡山駅方面）
安子ヶ島駅
上戸駅（平成27年９月８日）
（臨）猪苗代湖畔駅
関戸駅
川桁駅
猪苗代駅
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東新津駅
↓（新津駅方面）
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