皆さま、こんにちは！
今日は全国的に気温が高めみたいです。
一昨日までの雪は一気に融けだす感じでしょうかね？
今日は雪が舞う中で訪れた駅の訪問記です。
福島県の金山町内にある
只見線・会津水沼（あいずみずぬま）駅でした。
会津水沼駅は只見線（当時は会津線）が昭和31年に
それまでの会津宮下駅から会津川口駅まで延伸したのに伴い
開業した駅です。
只見川から100メートルしか離れていない場所にありましたよ。
会津水沼駅と只見川の間を国道252号線が横切っているので
駅前の景色はこんな感じ。
駅があることを記す看板がないので
知らないと通過しちゃうこと必至でした。
まるで民家の軒先に進むような細い道を下ると
会津水沼駅が現れますの。
この先に駅があるとは思えない光景ですね。
会津水沼駅に到着～ 待合室ちっちぇ～
駅舎から国道252号線方向を見ましたけど、
駅の存在感が薄すぎやしませんかね？
辺りの樹木に皮を剥いだ跡があるのですが、
まさかこれってクマさんのしわざだったりして？
決して秘境駅なわけではありませんが、
樹木に囲まれた大自然の中にある会津水沼駅でしたよ。
それでは構内のチェックを開始、まずは駅舎（待合室）からです。
特異な形状ですけど、それには理由がありまして…
会津水沼駅、元々は大きな木造駅舎を持つ駅でしたが、
早い時期から無人化されたために昭和50年代半ばに駅舎を改築。
待合室だけを残した現在の姿に変わったそうです。
その駅舎は平成23年に発生した豪雨で流失しましたけど、
駅舎を再建する際、旧駅舎をモチーフに意匠されたんですって。
こちらは会津水沼駅と同じ日に開業した会津中川駅の駅舎です。
会津水沼駅の改築前の駅舎はこんな感じだったのではないかと。
右側に片流れ屋根がありますが、
会津水沼駅の場合はここだけ待合室として残されたワケです。
待合室の中はこんな感じ。
減築される以前の駅舎の基礎は今も見ることが出来ました。
「旧駅舎の遺構探し」好きな同志の皆さんには
堪らん駅なのではないでしょうかね？
続いてはホームにイン。
ホームは駅舎から10メートルほど離れた場所にありました。
さてこのホーム、駅にまつわる多くの書籍で
島式ホームの片面を廃した単式ホームであると記されてます。
ホームの先に見える線路を見ると
両開き分岐器（Y字分岐）の跡と思われる線形があるため
そのように著されてるのでしょう。
ところが国土地理院のサイトで昭和52年撮影の航空写真を見ると、
島式ホームとして機能してないことが確認出来るのですよ。
会津水沼駅がある区間は昭和35年に竣工した田子倉ダムの
建設を目的に開通してます。
貨物や旅客の輸送量のピークは昭和30年代後半で、
それを過ぎると交換設備がスグに撤去されたことも考えられますが…
実は開業当時から単式ホームだったなんてことありません？
ここがかつて島式ホームだったのなら、
ホームの両面が同じ縁（へり）であっていいような気がしますが。
ちなみに上の航空写真をよく見ると、
駅の南側、只見川沿いに砂利の採取場が写ってます。
この付近に近い構内を眺めると、
貨物ホームらしきモノが残ってました。
仮にこれがかつて使われていた貨物ホームだとしたら、
位置的にも、島式ホームであった可能性は低いのでは？
将来的に島式ホームにアップデート可能な単式ホームだったのではと
考察していた次第です。
最後は駅付近で撮影した、現在は引退済のキハ40の画像で〆。
ここを訪れたのは４年前のことでした。
タイムマシーンがあれば開業当時の会津水沼駅を訪れたいですが…
それよりも、人との付き合いで失敗する前や
事業で失敗する以前に戻りたい。
歴史を改編するのはダメなんでしたっけ？
水害で流失する以前の会津水沼駅の駅舎の写真が載ってます。
↑（会津若松駅方面）
七日町駅
西若松駅
会津本郷駅（平成28年12月７日）
会津坂下駅
滝谷駅
会津宮下駅
会津水沼駅（平成28年12月７日）
会津川口駅
只見駅
入広瀬駅
上条駅
越後須原駅
魚沼田中駅
越後広瀬駅
藪神駅
↓（小出駅方面）
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