皆さま、こんにちは!


個性豊かな駅だらけの只見線ですが、

その中でも、やたら探究心を湧き立たせた駅がありました。

今回は、その駅のことを書きたいと思います。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11270

只見線・会津西方(あいづにしかた)駅です!


ハッキリ言っちゃうと、新しめの待合室がある、

ホーム1本だけのさもない無人駅なのですが、
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11271

Wikipediaによると、かつては島式ホームがあった駅なんだとか。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11272

確かにホームの先端に立つと、

以前はここが島式ホームであるとわかる、

Y字ポイントの遺構があるのですが、

それとは別に、

向かい側にもホームの形跡が残っているんですよね。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11273

しかもそのホーム跡、明らかに現在のモノよりも低く、

さらにホーム跡の後ろには、

意味ありげな広い空き地があるんですよ。

これって一体…?


小雨が降りしきる中、

傘もささずに夢中になって歩き回りましたよ。


反対側のホームには、こんな階段まで残っております。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11274

もしや、この雰囲気は?


実はここ、

開業以来使用していた木造駅舎があった場所だったんですね。

広い空き地も、駅の構内があった敷地なのですよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11275

会津西方駅は昭和16年10月に開業した駅で、

この辺りの集落の玄関口の駅として、

かつては貨物輸送も行われていたんです。


ところが沿道の国道400号線が整備されると、

住宅は次第に、駅舎と反対側の国道沿いに移ってゆき、

終いにはJRまでもが、

新しい待合室を、駅舎があった位置とは反対側に、

造っちゃったのですよ。


昭和51年に撮影された航空写真では、

集落のど真ん中にあった、大きな木造駅舎が確認できます。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11278

場所、わかりますかね?(;^ω^A



以前に木造駅舎があった方向には、

取り残された感じで、

30年前までは駅の乗客で賑わっていたはずの、

駅前の街並みも残っておりました。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11276


時代の変化によって駅も変わっていくものですが、

街の構造までも変わってしまった会津西方駅の周辺、

ドキドキしながら見させて頂きました。


只見線の有名撮影地である第二只見川橋梁の最寄駅ですので、

お立ち寄りの際は、ぜひ駅の様子もチェックしてみてくださいね。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-c11277


そんな自分ですが、風邪をひいてしまいました。

夢中になってもこの季節、厚着は必至ですよ。



只見線


会津若松駅

七日町駅

西若松駅
会津本郷駅

会津高田駅

根岸駅

新鶴駅

若宮駅

会津坂下駅

塔寺駅

会津坂本駅(平成24年11月23日)

会津柳津駅(平成24年11月23日)

郷戸駅(平成24年11月23日)

滝谷駅(平成24年11月23日)

会津桧原駅(平成24年11月23日)

会津西方駅(平成24年11月23日)

会津宮下駅(平成24年11月23日)

早戸駅(平成24年11月23日)

会津水沼駅(平成24年11月23日)

会津中川駅(平成24年11月23日)

会津川口駅(平成24年11月23日)

↓(小出駅方面)