皆さま、おばんです!
ついにと言いますか、こんなニュースが飛び込んできました。
3月16日廃止で調整 田子倉駅でJR
只見町のJR只見線田子倉駅が廃止される問題で、
JR東日本が廃止時期を今春のダイヤ改正に合わせた
3月16日で調整していることが16日、関係者への取材で分かった。
町、町議会は引き続き存続を求める考え。
(1月17日 福島民報 県内ニュースより)
12月から3月までの期間は豪雪により休業する臨時駅で、
かつ、平成23年の豪雨被害以来、営業を休止していた田子倉駅ですが、
JRが地元に、正式に廃止の意向を伝えたんだそうです。
何でも、年間利用者数は250人に満たなかったとかで…
1日の乗車客数は1人未満ってことですね。
紅葉が見ごろな行楽シーズンは、
結構お客さんがいたと思ったんですけどね。
ファンにはお馴染みの、倉庫のような田子倉駅。
小学生が描いたようなイラストが哀愁漂うわ~
田子倉駅に辿りつくためには
国道252号線を利用しなければならないのですが、
田子倉駅周辺は積雪のために、年の半分は通行止めになるという…
そんな場所に田子倉駅はあるのでした。
ちなみにこちら、国道252号線の対岸側から眺めた田子倉駅です。
ホーム自体はスノーシェッドの中にあり、
シェッドの上に設けられた倉庫駅舎から、
階段を伝ってホームに降りる構造になっております。
この光景を見ても、辺りに民家など無いことがよくわかりますよね。
本来でしたら小出駅側に大きな入り口があるのですけど、
閉鎖されていたので、正面の入り口を使ってホームに降りてみます。
倉庫駅舎の中はこんな感じでした。
中央に見える階段を降りると、田子倉駅のホームが見えてきましたよ。
この階段、思ったよりも長くて深いの。
ついにホームに辿りつきました!
田子倉駅が鉄道ファンの間で有名になったのは
ホームがシェッドで覆われたユニークな構造だからです。
それにしても、何でこんな場所に田子倉駅が開業したのだろう…
田子倉駅は只見線の開通と共に昭和46年に開業した駅でした。
大白川駅‐田子倉駅間には、難工事を極めた
全長6,3キロの六十里越トンネルがありまして、
このトンネルの保全設備が田子倉駅に備え付けられていましたの。
現在は撤去されてしまったようですが、
「火災時列車停止目標」が立てられているのでした。
個人的な憶測ですけど、
これらの施設を集積するための駅として、
田子倉駅は開業したんじゃないでしょうかね?
だって、それ以外に理由が見つからないのですもん。
一応、田子倉駅にも名所案内が立っているんですが…
徒歩2時間とか3時間とか、全然近くないし。
何となく、20年以上前の発車時刻のような気がするんですけど…気のせい?
こんな感じの田子倉駅でしたが、
只見町としては観光誘客には欠かせない駅だと、
個人的には、出来ることでしたら存続してほしいと思いますけど…
田子倉駅、自販機1台すらもない駅なんですよね。
↑(会津若松駅方面)
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(臨)田子倉駅(平成24年11月24日)
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越後広瀬駅
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