皆さま、こんにちは!


JR東日本の秘境路線としても知られている只見線。

当然そこには、乗降客の姿をほとんど見ることのない駅もある訳でして、

今回はそんな駅のことを書きたいと思います。


歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d01064

只見線・郷戸(ごうど)駅です!


只見線はほぼ全線を、

国道252号線に沿って走っているのですけど、

まずはこの国道から、郷戸駅の場所が確認しづらいのなんのって。


郷戸駅の場所を示す標識もなく、

あるのは駅まで続く細い道と、数軒の民家だけなんですよ。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d01060

この道をどこまでもどこまでも、まっすぐ進むと、

郷戸駅の前まで辿りつけることが出来るのでした。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d01061

郷戸駅付近です。

振り返って見てみたんですけど、ごらんの通り。

の辺りは民家すらも見ることが出来ないのですよ。


こんな場所にある郷戸駅ですが、

列車に乗るには更に、こちらの階段を登らなければなりません。
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この階段、結構急なんですよね…
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d01063

登ってみると、かなり見晴らしがよかったりします。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d01068


今ではこんなに閑散としてしまった郷戸駅ですが、

この駅も、過去には大変賑わった時代があるんですって。


郷戸駅は昭和16年、会津線(現・只見線)・

会津宮下駅延伸と共に誕生した駅です。

戦後を迎えると、

只見川周囲には多くのダムや発電所が建設されますが、

ここ郷戸駅付近にも柳津水力発電所が設けられることになり、

多くの建設従事者がこの付近に住みつかれたそうです。

柳津発電所は昭和28年に竣工を迎えますが、

その後はこの辺り一帯の過疎化が進みまして、

郷戸駅は昭和46年に無人化、

昭和50年代に入ると、開業から使われていた木造駅舎も撤去され、

現在のカプセル式待合室に代わってしまったんだとか。


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歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d01067

以前は行き違いの設備もあったようですけど、

今確認できるのは、Y字分岐器の形跡のみでした。

本当に寂しいっすね~



この日は小雨が降っていたので、

撮影が終わると待合室の中に逃げ込んだのですけど、

この待合室がまたクセ者のようでして。
歩王(あるきんぐ)のLet’sらGo!-d01065

中はすごくキレイにしてあるのですが、

窓の開かない密閉式のようで、

なんとなく、ジメッとした空気が漂ってます。

訪れたのが秋場だから良かったものの、

夏場の郷戸駅の待合室って、どんな感じなんでしょうね?

灼熱地獄?案外思ったよりも涼しかったりして…。



郷戸駅は柳津水力発電所を見下ろす位置に建っておりますから、

ダムマニアな方々には、お勧めの駅かもしれません。




只見線


↑(会津若松駅方面)

七日町駅

西若松駅
会津本郷駅

会津高田駅

根岸駅

新鶴駅

若宮駅

会津坂下駅

塔寺駅

会津坂本駅(平成24年11月24日)

会津柳津駅(平成24年11月24日)

郷戸駅(平成24年11月24日)

滝谷駅

会津桧原駅(平成24年11月24日)

会津西方駅(平成24年11月24日)

会津宮下駅

早戸駅(平成24年11月24日)

会津水沼駅

会津中川駅(平成24年11月24日)

会津川口駅

本名駅(平成24年11月24日)

会津越川駅

会津横田駅(平成24年11月24日)

会津大塩駅

会津塩沢駅

会津蒲生駅(平成24年11月24日)

只見駅

(臨)田子倉駅(平成24年11月24日)

大白川駅(平成24年11月24日)

柿ノ木駅(平成24年11月24日)

入広瀬駅

上条駅

越後須原駅

魚沼田中駅

越後広瀬駅

藪神駅

↓(小出駅方面)