皆さま、こんにちは!
JR東日本の秘境路線としても知られている只見線。
当然そこには、乗降客の姿をほとんど見ることのない駅もある訳でして、
今回はそんな駅のことを書きたいと思います。
只見線・郷戸(ごうど)駅です!
只見線はほぼ全線を、
国道252号線に沿って走っているのですけど、
まずはこの国道から、郷戸駅の場所が確認しづらいのなんのって。
郷戸駅の場所を示す標識もなく、
この道をどこまでもどこまでも、まっすぐ進むと、
郷戸駅付近です。
振り返って見てみたんですけど、ごらんの通り。
この辺りは民家すらも見ることが出来ないのですよ。
こんな場所にある郷戸駅ですが、
今ではこんなに閑散としてしまった郷戸駅ですが、
この駅も、過去には大変賑わった時代があるんですって。
郷戸駅は昭和16年、会津線(現・只見線)・
会津宮下駅延伸と共に誕生した駅です。
戦後を迎えると、
只見川周囲には多くのダムや発電所が建設されますが、
ここ郷戸駅付近にも柳津水力発電所が設けられることになり、
多くの建設従事者がこの付近に住みつかれたそうです。
柳津発電所は昭和28年に竣工を迎えますが、
その後はこの辺り一帯の過疎化が進みまして、
郷戸駅は昭和46年に無人化、
昭和50年代に入ると、開業から使われていた木造駅舎も撤去され、
現在のカプセル式待合室に代わってしまったんだとか。
以前は行き違いの設備もあったようですけど、
今確認できるのは、Y字分岐器の形跡のみでした。
本当に寂しいっすね~
この日は小雨が降っていたので、
撮影が終わると待合室の中に逃げ込んだのですけど、
中はすごくキレイにしてあるのですが、
窓の開かない密閉式のようで、
なんとなく、ジメッとした空気が漂ってます。
訪れたのが秋場だから良かったものの、
夏場の郷戸駅の待合室って、どんな感じなんでしょうね?
灼熱地獄?案外思ったよりも涼しかったりして…。
郷戸駅は柳津水力発電所を見下ろす位置に建っておりますから、
ダムマニアな方々には、お勧めの駅かもしれません。
↑(会津若松駅方面)
七日町駅
西若松駅
会津本郷駅
会津高田駅
根岸駅
新鶴駅
若宮駅
会津坂下駅
塔寺駅
郷戸駅(平成24年11月24日)
滝谷駅
会津宮下駅
会津水沼駅
会津川口駅
会津越川駅
会津大塩駅
会津塩沢駅
只見駅
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越後広瀬駅
藪神駅
↓(小出駅方面)