皆さま、おばんです！
今晩は昨日訪れた只見線の駅の中から、
廃線跡が楽しめちゃうこちらの駅の訪問記です。
只見線・会津本郷（あいづほんごう）駅です！
会津若松市の西端、旧北会津村に位置する大正15年に開業した駅でした。
ちなみにこちらの駅舎、開業当時から使われていた木造駅舎に代わって
平成12年に建て替えされたモノです。
只見線の標準仕様と言うべき造りの駅舎で、
同じ形状の駅舎は、只見線の会津高田駅や新鶴駅でも見ることが出来ますよ。
実は会津本郷駅に着いた途端、思わず小躍りしちゃいまして…
こんなカッコイイものが駅前に鎮座していたのです。
ずん！
ずずん！
会津本郷駅の駅便でした！
何がカッコイイって、見てくださいよ、この表記を！
男と女！
「公衆便所」はともかくとして、なぜそこを強調したのか？
ぜひ施工業者さんに聞いてみたいです。
パッと見た雰囲気、海水浴場の脱衣所と変わらないのですけど。
そんな駅便にエロスを感じた自分は変態か？
駅舎の中はご覧の通りです。
会津本郷駅は無人駅なのに、椅子が８脚もあるのですからすごい！
我が地元の東仙台駅は有人駅なのになぜか４脚だけ。
しかも人通りが多くてまったく落ち着けないのです。
安らぎの時間を求めるのなら断然無人駅ですよね。
会津本郷駅は単式ホームが１本あるだけの棒線駅でした。
見てわかる通り、ホームの向かいには廃ホームがありまして、
かつては列車の行き違いが可能な相対式ホーム２面２線構造でしたの。
このホーム、国鉄時代の昭和58年時点で既に使用を休止していた模様。
まさか、この状態で30年以上も放置されていたとは。
昭和46年に貨物の取り扱いが廃止されてますので、
それまでは現役のホームだったのでしょう。
さてさて、実は過去に、本線（只見線）とは別に
会津本郷駅から延びていた線路があったのです。
路床に敷く砂利（バラスト）を採取するための砂利線で、
かつては全国各地でこのような線路が見られたのですよ。
こちらは昭和38年に撮影された航空写真、
阿賀川まで延びる線路の姿、見えますかね？
ちょっとだけアップにしてみました。
砂利線は駅の東側で本線と分岐してしばらく並走し、踏切付近で分離、
大きくカーブをして阿賀川の河川敷まで延びていたようです。
今でも砂利線の路盤が残っているそうで、
現在の様子を確認すべく、写真に写る踏切の位置までやって来ました。
踏切から会津本郷駅方向を見てみると…
線路敷きが空き地になって残ってるじゃないのよ！
写真のど真ん中に見えるのが会津本郷駅のホームです。
赤線が砂利線跡ですけど…廃線跡、わかります？
踏切の手前側から線路はカーブしていたようですが、
左側の民家の壁がカーブに沿うようにカーブしているのがわかりますよね。
踏切から阿賀川方向を見る。
ここはバッチリ、砂利線の路盤が残ってました。
路盤の裏手側に周って廃線跡を眺めてみた。
うん、ここもバッチリ残っている！
でも廃線跡が確認できるのはここまででした。
この先は田んぼ、河川敷付近も護岸工事が施されて
線路跡らしきものは見つかりませんでした。
ここで改めて上の航空写真を見ると、砂利線に貨車の姿はなし。
写真が撮影された昭和38年時点で既に廃線だったのかもしれません。
だとしたら、砂利線が現役だったのは少なくとも50年以上前のことです。
そりゃ、線路跡も跡形なく消えますわ。
最後は阿賀川に架かる鉄橋の写真で〆ます。
…以上、廃線跡あり駅便ありの、萌えポイントの高い会津本郷駅でした。
ここの砂利線、C11が行き来していたんですよね？
リアルに見たら鼻血が止まらなそう。
↑（会津若松駅方面）
七日町駅
西若松駅
会津本郷駅（平成２８年１２月７日）
会津高田駅
根岸駅
新鶴駅
若宮駅
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越後広瀬駅
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