皆さま、こんにちは!

 

今朝はレトロなアレが見れちゃうステキな駅をご紹介。

身延線・甲斐上野(かいうえの)駅の訪問記です。

また木造駅舎かって?

いえいえ、残念ながら甲斐上野駅の駅舎は平成15年に建て変えられて

現在は無人駅仕様の簡易駅舎なのですよ。

 

それじゃ駅便(駅の便所)のこと?

う~ん、残念ながら

こちらも最近建てられたばかりのバリアフリータイプなのですよね。

甲斐上野駅の何がレトロなのか?後ほど触れることにしまして…

 

甲斐上野駅は身延線の前身である富士身延鉄道の手により

昭和3年に開設、昭和16年に国有化された駅だそうです。

開業当時、上野村(現在の市川三郷町の一部)の玄関口であったことから

この駅名が付けられたそうですよ。

ところで、駅舎の壁面に描かれた四角マークは何でしょうね?

ラーメン屋さんのどんぶりに描かれてる渦巻にしか見えないのですけど。

ちなみにあの四角、「なると巻」から由来してるモノかと思いましたら、

雷文(らいもん)と言い、雷の稲妻を図案化したモノなんですって。

知ってました?甲斐上野駅とは関係が無い話ですけど。

 

駅舎からホームまで真っすぐ抜けることが出来ますが、

ちょいとだけ寄り道をしまして…

 

駅舎内を左に折れると待合室が見えてきました。

この待合室のベンチにはちょいと感心したことがありまして、

ベンチの角にご注目くださいませ。

 

ベンチのコーナー部分には

人が絶対に座ることが出来ないデッドスペースが発生しますが、

ここが高くなってて「ひじ掛け」として使えるのです。

ちょっとしたアイディアですけどコレ、座ってみるとイイ感じなのですよ。

これから待合室を設置したいと考えてる自治体の皆さま、

ぜひご参考に。

 

駅舎とホームが離れているため、

ホームにはこちらの構内踏切を渡って進入出来ます。

 

甲斐上野駅は列車の行き違いが可能な島式ホーム1面2線構造でした。

 

さてさて、冒頭に書いた「レトロなアレ」の件ですけど、

ホーム中央にご注目ください。

上屋付きの待合室が見えますが、

実はこれ、身延線が国有化される以前の

富士身延鉄道時代に建てられたモノなのですよ。

 

その証拠に建物財産票をUPしておきますね。

待合室の建立年は昭和3年なり~

 

私鉄時代に建てられた待合室を見て大興奮しちゃった自分。

駅に誰もいないことをいいことに、写真を撮りまくりましたよ。

 

上屋を内側から覗く。

上屋と待合室が一体化したデザインは富士身延鉄道オリジナルで、

つい最近までは同線の他駅でも見ることが出来たモノです。

 

低いベンチも開業当時のままなのでしょう。

昔の日本人は背丈が低かったと聞きますけど、

その頃の平均体形に合わせて造られたモノなのかな?

 

試しに座ってみたら自分の体形にピッタリでやんの。

短足な体形で生んでくれた両親を恨んでやる~

 

最後は待合室の全景で〆ます。

最近は駅施設の更新が進行中の身延線。

富士身延鉄道時代の駅舎が数多く残ってましたが、

ここ数年の間に駅舎の建て替えが進んでしまったようです。

そのことを考えると、この待合室が建て替えされる時期は

そう遠くはないのかもしれませんね。

私鉄時代の身延線を体感したいなら甲斐上野駅にぜひ!

 

 

訪問駅リスト(JR線)

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善光寺駅(平成27年12月29日)

金手駅(平成27年12月29日)

↓(甲府駅方面)

 

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