皆さま、おはようございます!

 

今日から新年度のスタート、

年度末まで抱えていた大仕事を終えて身軽な気持ちでいました。

今月は久しぶりに九州&北海道に行ってきますよ。

あ~ ワクワクが止まらん!

 

今朝は2年前に訪れた

身延線・小井川(こいかわ)駅の訪問記です。

この駅については、皆さんにぜひ聞いて頂きたいことがありまして…

この日は珍しく、下調べをして小井川駅を訪れたのです。

読んだ書籍は宮脇俊三先生編集の「東海道360駅」。

昭和58年に小学館から刊行された

「国鉄全線各駅停車シリーズ」の中の一冊で、

国鉄時代のすべての駅の様子が詳細に記されているために

駅ファンにとってバイブル的な書籍なのでした。

 

記述によれば、小井川駅は

「田園の中にある、身延線では唯一「村」にある駅」とのこと。

さぞ田舎っぽさ丸出しの駅かと思ったのですが、到着してみると…

ここのどこが田舎ですのん?

…というか田んぼそのものが見当たらん。

 

小井川駅がから田舎っぽさを感じなかったのは、

駅のそばにこの高架道があったからかも。

こちらは甲府都市圏を取り囲むように計画された環状道路、

「新山梨環状道路」の一部である県道12号線だそうです。

小井川駅付近の区間は平成21年に開通したみたいですね。

この道路が出来たことで景色が様変わりしちゃったようです。

 

確かに環状道路の奥を覗くと…

身延線・小井川駅

うん、田んぼが広がってる。

 

ちなみに下は国土地理院のサイトから転載した

昭和22年に撮影された航空写真です。

駅周辺には田んぼしかありませんけど

昭和時代末期辺りまでは、こんな景色が広がっていたみたいですよ。

身延線・小井川駅

小井川駅は身延線が国有化される以前の

富士身延鉄道の手により昭和4年に開設された駅で、

当時から現在と同様の

ホームに待合室があるだけの停留所タイプの駅だったようです。

 

それにしても、景色がここまで一変するとはね…

身延線・小井川駅

 

なお、身延線で唯一の「村にある駅」とされてた件ですが、

調べてみると、駅は当時「玉穂村」にあったみたいで。

身延線・小井川駅

玉穂村は昭和60年に町制施行されて玉穂町に変わり、

平成18年に町村合併して、現在は中央市落ち着いたようですね。

中央市は山梨県・日本の中央にあることから命名、

トマトやトウモロコシの生産が盛んな市だそうです。

 

そんなことで、環境は大きく変化しちゃった小井川駅ですけど、

駅施設に大きな変化はなく、

開業当時と変わらない単式ホームがあるだけの棒線構造の駅でした。

身延線・小井川駅

身延線・小井川駅

 

待合室は昭和35年に建て替えされたモノ。

身延線・小井川駅

身延線ではこの年、数駅で古い木造待合室の更新工事が行われており、

小井川駅も併せて施工されたのでしょうね。

 

景色が著しく変化しちゃった小井川駅。

小井川駅の過去を知らない自分も驚きましたけど、

宮脇俊三先生がご存命でしたら

ビックリされて腰を抜かしていたのではないでしょうか?

 

 

訪問駅リスト(JR線)

身延線


↑(富士駅方面)

柚木駅

竪堀駅

入山瀬駅

富士根駅

源道寺駅

富士宮駅

西富士宮駅

沼久保駅

芝川駅
稲子駅

十島駅

井出駅

寄畑駅

内船駅

甲斐大島駅(平成27年12月29日)

身延駅

塩之沢駅(平成27年12月29日)

波高島駅(平成27年12月29日)

下部温泉駅(平成27年12月29日)

甲斐常葉駅(平成27年12月29日)

市ノ瀬駅(平成27年12月29日)

久那土駅(平成27年12月29日)

甲斐岩間駅(平成27年12月29日)

落居駅(平成27年12月29日)

鰍沢口駅(平成27年12月29日)

市川大門駅(平成27年12月29日)

市川本町駅(平成27年12月29日)

芦川駅(平成27年12月29日)

甲斐上野駅(平成27年12月29日)

東花輪駅(平成27年12月29日)

小井川駅(平成27年12月29日)

常永駅(平成27年12月29日)

国母駅(平成27年12月29日)

甲斐住吉駅(平成27年12月29日)

南甲府駅(平成27年12月29日)

善光寺駅(平成27年12月29日)

金手駅(平成27年12月29日)

↓(甲府駅方面)

 

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