皆さま、こんにちは!

東海道本線・富士駅と中央本線・甲府駅を結ぶ身延線。

うち、富士駅-富士宮駅間が複線区間なのですが、

単線である富士宮駅以北の区間ながら

たった1駅間だけ頻繁に列車が往来する区間があるのですよ。

その区間にある駅がこちらでした。
g01200/身延線・金手駅

身延線・金手(かねんて)駅です!

かねんて…これは読めませんって。

レンタカーのナビの目的地設定すら出来ませんでしたわ。

ちなみに頻繁に列車が往来する区間とは

身延線の金手駅-甲府駅間のことです。

この区間は単線なのに、よく見ると線路が3線並んでいるのですよね。
g01201/身延線・金手駅

ホームから見るとこんな感じ。ねっ、3線でしょ!
g01202/身延線・金手駅

実はここ、身延線と中央本線の並走区間でして、

金手駅はそのど真ん中にある駅なのでした。

それじゃここは中央本線の区間じゃないかって?

よく見て下さいな。

金手駅は中央本線側にホームはなく、あくまでも身延線の駅なのですよ。

だから金手駅に停車中の身延線・普通列車の脇を…
g01207/身延線・金手駅

中央本線の普通列車が追い抜いていくという。
g01208/身延線・金手駅

普通列車が普通列車を追い抜く、一見ありそうで実はないシーンが、

この区間で見ることが出来るのでした。

そもそもこの金手駅、

身延線の前身である富士身延鉄道の手により昭和8年に開業した駅でして、

国鉄線にはない位置に造られた停留所タイプの駅でしたの。

ところが昭和14年の国有化後も中央本線側にはホームは造られず、

身延線側にしかホームがない独特なスタイルの駅になった訳なのです。

ちなみにこちらの待合室は有人駅時代の駅舎を改装したモノだとか。
g01205/身延線・金手駅

奥の壁面に板が打ち付けられているのは、

有人駅時代の出札窓口の名残なんですって。
g01206/身延線・金手駅

待合室は私鉄時代に造られたものではありませんが、

昔の建物が残されている事実は、

駅ファンとしては本当にありがたいことです。

扉が無いのでちょっと寒かったですけど。

最後に金手駅の単式ホームをパシャリと。
g01203/身延線・金手駅
g01204/身延線・金手駅

 

金手駅のような、並走路線の片方にしかホームがない駅を調べてみたら、

小海線の乙女駅や東小諸駅、大糸線の北松本駅、などなど

なぜか信州に多いようです。

う~ん、なぜだろう?

 

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