皆さま、こんにちは!
今日は昨年11月に訪れた
室蘭本線・礼文(れぶん)駅の訪問記です。
礼文駅は秘境駅ランキング一位である小幌駅の東隣りにある駅。
小幌駅に向かう途中で礼文駅に立ち寄りました。
小幌駅は1日に上下合わせて6本の列車しか停車しないために
小幌駅に列車で向かおうとすると
それだけで1日が終わってしまうのです。
そこで今回もレンタカーを使って駅巡りを楽しんだのですけど…
礼文駅の近くに、クルマで周ったからこそ見れた
すごい光景があったのですよ。
どんな景色だったかは後ほど触れることにしまして…
礼文駅は昭和3年に開設された駅。
現在は無人駅化されましたが、昭和55年までは車扱い貨物も取り扱う
それなりに繁盛していた駅だったようです。
駅前に広がる礼文華集落、正面には礼文郵便局がありました。
駅、郵便局ともに名称は集落名から由来してるみたいですね。
こちらは駅前に立ってた礼文華の観光案内看板。
ハッキリ言いますけど、いつの時代に立てられたモノかはわかりません。
駅のすぐそばに鉄道宿舎(官舎?)の表記があるのですが、
これ、絶対に国鉄時代の地図でしょうよ。
昔はこの辺りに大勢の国鉄職員さんが暮らしていたのでしょうかね?
駅舎の中に入ります。
駅舎の近代的な造りを見て、
てっきり無人駅化されてから建て替えされたモノかと思いましたら、
現駅舎が竣工後もしばらくは
簡易委託駅として出札業務が行われていたようで。
壁面に今もその形跡が残されてましたわ。
礼文駅にも訪問者が記帳する駅ノートが置かれてましたよ。
ノート自体は礼文駅に相応しくないモノでしたけど。
駅舎内にある待合室スペースです。
タクシー会社さんの案内を見る。
新型シルフィが高級車かどうかは別にして、
今の時代、フォグランプやハイマウントストップランプを
セールスポイントにしても良いのか…?
クルマの仕事を本業にしてる自分は頭を抱えてました。
続いてはホームです。
礼文駅は複線上に設けられた
相対式&島式ホームによる複合2面3線構造の駅でした。
島式ホームの外側をよく見ると
草むらの中にも線路が敷かれているようですけど、
礼文駅で貨物の取り扱いがあった時代に
貨物列車の留置線として使用されていた側線みたいですね。
AVによく、時間を止めて好き勝手やっちゃう
シチュエーションがありますけど、
自分はこの草むらの中に入ってみたいです。
普段は入れない廃ホームや構内にも侵入したいので、
誰かこの装置を考案してください。
痴漢行為は絶対にしませんので。
礼文駅を見終えた後は、
冒頭に書きました「礼文駅の近くで見れるすごい光景」のことです。
礼文駅から東隣りの大岸駅までの区間、
室蘭本線は礼文浜トンネルで結ばれてました。
それに対して、この区間を並走する道道は
海岸線ギリギリの位置に配されてるのですよ。
これがその区間、右側に超絶景な海岸線が見えますよね。
トンネルの近くで公園を発見。
海の景色が好きな自分は内浦湾を眺めながら黄昏てました。
この景色が見える付近、室蘭本線は礼文浜トンネルのど真ん中なので、
残念ながら列車の車窓からは眺めることが出来ません。
気分はスナフキン、おさびし山はどっち方角か?
…などと冗談を言ってる場合じゃありません。
後で気付いたのですが、自分が走ってきたこの道、
礼文浜トンネルが開通する昭和50年まで使用されてた
室蘭本線の旧線だったんですって!
全然気づかずに走ってましたわ。
どこでそのことに気づいたかというと、
途中、こんなシェッドが姿を現したのです。
見るからに鉄道の廃線跡とわかる施設、
鉄道ファンなら鼻息が荒くなる光景で間違いないでしょう。
嬉しくて、廃線跡を撮りまくりましたわ。
あそこにもトンネルを発見!
近づくために階段を上がろうと思ったところ…
あれ?ここは立ち入り禁止なの?
よく見たらこの先にある線路は現役の室蘭本線でした。
廃線跡と現役の線路が結構ごっちゃごちゃにありますから、
間違っても現役の線路に立ち入らぬようご注意くださいませ。
この光景はクルマで来なきゃ、きっとれないはず。
「礼文駅から20分も歩けば着ける場所じゃない!」
とツッコミを入れたくなった同志の皆さま、
最近は歩くのが億劫になった小デブな自分で本当に申し訳ないです。
↑(長万部駅方面)
礼文駅(平成29年11月14日)
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