皆さま、おはようございます!

 

今週前半に楽しんできた2泊3日の北海道旅。

メンイベントは「日本一の秘境駅」で知られる

室蘭本線・小幌(こぼろ)駅に行くことでした。

 

ここは、鉄道以外の手段では辿り着けない場所にあるだけではなく、

1日に運行される列車の本数が上下合わせてわずか6本のみという…

室蘭本線・静狩駅

小幌駅は駅に降り立つだけでも超難儀な駅なのですよ。

朝8時台の列車に乗って丸一日滞在するツワモノもいるようですけど、

道内に3日の行程しか居れない自分はさすがにムリ。

15:13着の上り列車に乗って来て

15:44発の列車でサッと帰るパターンも考えましたが、

駅周辺を探索するには時間が短すぎます。

そこで考えたのが、15:44着の列車で訪れて17:38発で帰るパターン。

これなら2時間近く滞在できますよね。

 

小幌駅探索は、前回のブログで挙げた室蘭本線・静狩駅からスタート。

室蘭本線・静狩駅

静狩駅では列車から3人のお客さんが降りられましたけど、

静狩駅の1日約3人の乗車客数って、ひょっとしてこの方々?

そんなことを思いながら列車に乗り込みました。

 

最近は小幌駅に向かうファンの数が激増したと聞いてましたので、

一緒に駅に降り立つファンがいれば

「一生の友達」になろうと思ってましたが、

残念なことに列車の中は自分独りだけでした。

小幌駅はともかくとして、室蘭本線はこんなんで大丈夫なのか?

 

静狩駅から小幌駅までの所要時間は9分です。

いくつかのトンネルを超えて小幌駅に到着しましたよ。

 

憧れの小幌駅に着いた~!

 

列車を見送る。

これで、自分はこの空間から2時間は脱出出来なくなりました。

 

辺りを見回す。

朝から滞在してるファンは居なさそうですね。

 

到着後、まず最初に確認したのは

小幌駅にファンがどれだけ来てるかっていうこと。

このポリバケツの中には駅ノートと、

記念写真撮影用の日付入りのでっかな入場券があるのですよ。

 

あったあった、これです。

自分が小幌駅に訪れたのは11月14日。

さすがに大雨だった前日は誰もここに来なかったみたいですね。

12日は日曜日でしたので大勢のファンで賑わったのかしら?

 

自分撮影用に日付を14日に替える。

辺りに誰も居ないのはわかっているのですけど、

自撮りはいつの時代もこっ恥ずかしいです。

いい旅チャレンジ20,000kmの時はあれだけやっていたのにね。

 

続いては携帯電話の電波状況のチェック。

自分はツムツムさえあれば何時間でも暇つぶし出来ますけど、

電波が入らなければ元も子もありませんから。

au、感度良好です!

 

最後は雨宿りが出来る場所の確認です。

いつ雨が降るかわからないっていうのに(前日は大雨でした)、

自分、傘を忘れてきたのですよ。

雨宿りが出来る場所がなれれば、

最悪、2時間雨に当たりっぱなしですからね。

下車した下り線ホーム側には駅施設がありますけど、

ここは立ち入りが禁止されてる模様。

 

続いては、構内踏切を渡って上り線ホーム側をチェックします。

 

こちらにも駅施設がありますが、

待合室ではないので施錠されており、中に入ることは出来ませんでした。

 

となると、雨をしのぐことが出来るのはこの建物の屋根の下だけか。

横殴りの雨や霧雨が降りだしたら逃げる場所はなさそうです。

 

いや、まだあそこが残っている!

ボロい駅便に代わり、最近建てられたとウワサのバイオトイレでした。

扉で密閉されているので、ここなら安心して雨宿り出来そうですね。

 

中はとっても狭そうですけど。

 

ここで改めて小幌駅をチェックします。

小幌駅は昭和18年に開設された

列車を行き違いさせるための信号場が前身。

昭和42年からの仮乗降場時代を経て、

昭和62年に晴れて駅に昇格しました。

2本ある相対式ホームのうち、下り線側のみが石積みになってますが、

こちらは信号所時代に造られたモノなのでしょうね。

 

小幌駅がユニークなのは

2本のトンネルの間に挟まれた駅だっていうこと。

小幌駅は日本一の秘境駅ですけど、

室蘭本線自体は特急列車や貨物列車が数多く運行される主要路線です。

高速で通過する列車がトンネルから突如顔を出すために、

列車の通過を知らせる様々な警報機が備わってますのよ。

最初は電話のベルのような音、次に駅構内の警報機、

最後は構内踏切の警報機の順だったかな?

風の巻き込みがものすごいので、

列車が通過する際はホームから離れていた方が安全でしょう。

 

さて、駅に到着してからここまでで15分が経過。

小幌駅で2時間近くも滞在したかったのには、

どうしても行きたい場所があったからなのです。

駅から海岸方向に20分ほど歩くと

岩屋観音や小堀洞窟がある岩屋海岸があり、

そこから素敵な絶景を楽しむことが出来るのでした。

ちなみにこの洞窟、縄文時代に出来たモノらしいですよ。

ここまで往復するには最低40分はかかりますので、

この時間帯の列車をチョイスした次第です。

 

しかし、ここに向かうのにも問題があり、

斜面にあるこの道を進まなければならないのですよね。

 

この道、ズバリ言いますけど足を滑らせて落ちたら死にます。

真下は崖で、十数メートル先には海がありますから。

オマケに、前日に降った雨のせいで足元がつるっつるに滑るのですよ。

そして時刻は夕暮れ近く。

帰り道が真っ暗になって道に迷う可能性もあります。

ここにいるのは自分独りだけで

万が一の時に助けは呼べなさそうですし、

行くか行かないか迷いましたが…

この日、雨が止んだのも神のお導き、

行くっきゃないでしょ!

 

…ということで、汗水たらして岩屋海岸に向かいましたが、

今回も長くなりましたので次回に続きます。

(続きもぜひチェックくださいませ)

【まったり駅探訪】室蘭本線・小幌駅に行ってきました。(後編)

 

 

訪問駅リスト(JR線)

室蘭本線(長万部駅-東室蘭駅)

 

↑(長万部駅方面)

静狩駅(平成29年11月14日)

小幌駅(平成29年11月14日) 前編 ・後編

礼文駅(平成29年11月14日)

大岸駅(平成29年11月14日)

豊浦駅(平成29年11月14日)

洞爺駅(平成29年11月14日)

有珠駅(平成29年11月14日)

長和駅(平成29年11月14日)

伊達紋別駅(平成29年11月14日)

北舟岡駅(平成29年11月14日)

稀府駅(平成29年11月14日)

黄金駅(平成29年11月14日)

崎守駅(平成29年11月15日)

本輪西駅(平成29年11月15日)

↓(東室蘭駅方面)

 

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