皆さま、おばんです!
今週訪れたばかりの室蘭本線から駅巡りネタが続きますが
もう少しだけお付き合いください。
今晩は室蘭本線・大岸(おおきし)駅の訪問記です。
う~ん、駅舎の正面から写真を撮りたいのに大木が邪魔してる。
この角度ならどうだ!
大岸駅は昭和3年に開設された駅。
開業当時は小鉾岸(おふけし)駅という駅名で、
昭和10年に音が似て簡単に書ける現在の大岸駅に改められたらしいです。
室蘭本線は、黄金駅(←黄金蘂駅)や豊浦駅(←辨邊駅)など、
同様の理由で改称された駅が多いですよね。
大岸駅の素晴らしい点は、海岸線のすぐ近くにあるってことです。
ホームから海岸までの距離は100メートルちょっと。
駅のすぐそばには海水浴場もあるみたいですよ。
故に、ホームからも海を眺めることが出来るのです。
う~ん、潮風が気持ちいい!
しかし、この潮風が郵便ポストを甚振ってたみたいで。
錆が進行し、かわいそうな状態になってましたわ。
国鉄時代は大きな木造駅舎があったようですけど、
JRに移行直後に無人駅化され、
合わせて現在の簡易駅舎に建て替えされたようです。
この駅舎、中から海が見えてとても居心地が良いのですよね。
今はまだ足腰が元気なので、旅に出るたび駅の中を歩き回ってますが、
60歳を過ぎたら、のんびり楽しむ旅に切り替えたいと考えてました。
こんな待合室のベンチに腰を下ろして行き交う列車をぼ~っと眺めるとか、
とても幸せそうに思えません?
ただし、大岸駅に限っては残念なことが一点ありまして、
ダイヤ改正の度に運行列車が減便されたために
現在は、1日に上下合わせて9本の列車しか停車しないのでした。
ここで、JR移行直後の時刻表を見てみたところ、
当時は上下合わせて16本の列車が停車していた模様。
現在はほぼ半減に近いところまで減便されてたみたいですね。
続いては駅構内をチェックします。
大岸駅は相対式&島式ホーム2面3線構造。
現在は中線が廃止されたために
相対式ホーム2面2線構造に改められてました。
2本のホームは構内踏切で結ばれてましたよ。
ホームから再び海を見る。
海が見える駅にハズレはありませんな。
さてさて、大岸駅の東側、室蘭駅方向に注目です。
大岸駅は室蘭本線の複線上にある駅でしたが、
大岸駅より東側、豊浦駅までの区間が複線化されたのは昭和43年のことで、
複線対応の大岸トンネル(全長2,154m)の開通により成されたのですよ。
それでは、大岸トンネルが開通する以前の室蘭本線は
どの様だったかというと…
正面に見える大岸トンネル方向とは反対側の北方向に旧線が存在し、
本線はそこを経由、
更にその奥には豊泉駅(昭和43年廃止)が存在していたのでした。
廃止から48年が経過してしまった豊泉駅ですけど、
ネットを見たら衝撃の事実が!
なんと、今でも当時使われてたホームや駅施設の一部が
そのまま残されているらしく。
保存とかそんなんじゃなくて、
純粋に放置されたままで残っているらしいのですよ。
この後、豊泉駅の跡地に向かいましたが
現地ではこの駅に詳しい方からもお話を聞くことが出来まして…
またまた長くなりましたので、その時の様子は次回に続きます。
(続きもぜひチェックくださいね)
昭和43年に廃止された室蘭本線(旧線)豊泉駅跡に行ってきた。
↑(長万部駅方面)
豊浦駅(平成29年11月14日)
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