皆さま、おはようございます！
今朝は室蘭本線・伊達紋別（だてもんべつ）駅の訪問記です。
大正14年に開業した伊達紋別駅は伊達市の玄関口に当たる駅。
伊達市は仙台伊達藩の支藩である亘理藩の人々が移住して出来た街です。
仙台市民の自分は事前にこの出来事を知っていたので、
ここを訪れることをホントに楽しみにしてたのですよ。
なんか知り合いの地を訪ねるような気がして。
最初に言っておきますけど、
伊達紋別駅は、仙台市民の期待を裏切らない「伊達」な駅でしたので。
その理由は後ほど触れることにしまして…
到着後、さっそく駅を見て周ったのですが…
やべぇ、名駅舎すぎて言葉が出ねぇ。
大袈裟な言い方ではなく、
駅舎の佇まいが素晴らしすぎて立ちくらみしちゃいました。
JR東日本の近代的な駅舎を見慣れてる自分には、
こんな木造駅舎を直視する耐性は無かったみたいです。
伊達紋別駅は開業年が大正14年だから
駅舎もその当時に建てられたモノか？
国鉄時代から大きく姿を変えてないようですね。
駅舎に入りますぜ☆
伊達紋別駅はすべての特急列車が停車する室蘭本線の主要駅です。
JRの直営駅で「みどりの窓口」も営業してました。
ここでは待合室の屋根に注目。
特異な形状の装飾が施されてますが、
これってペンダントライトがぶら下がっていた時代の名残りですよね？
今は無骨な蛍光灯がぶら下がってますが、
最新のLED灯でも構わないので
ペンダントタイプに替えれば相当レトロな演出が出来そうです。
「北の湘南にようこそ」とは如何に？
後で知ったのですが、伊達市は温暖で雪が少なく
道内でもトップクラスの「過ごしやすさ」があることから
このように称されているらしい。
せっかくだから宮城との繋がりも前面に出してほしいなぁ。
亘理町や山元町とは姉妹都市みたいですから。
続いてはホームにイン。
相対式＆島式ホームによる複合２面３線構造でした。
室蘭本線の中間駅である伊達紋別駅ですけど、
国鉄末期の昭和61年までは、当駅から倶知安駅まで
総延長83キロの胆振線が伸びてました。
下は駅舎に掲げられた観光案内の看板ですが、
矢印の先に「サイクリングロード」の表記が見えますよね？
これが元・胆振線だったところ。
廃線跡は室蘭本線との分岐点からしばらくの区間は
サイクリングロード転用されているので、
気軽に廃線跡巡りが楽しめるみたいですね。
そして胆振線の列車は今はなき０番線ホームから発着していたらしく。
駅舎の西側に０番線ホームがあったようですけど、
自分が訪れた一昨年11月は、跡地に真っ白な建物が建ち始めてまして…
実はこの建物、老朽化した跨線橋に変わって建造中の
駅の南北を貫く自由通路を兼ねた施設だったようです。
施設は昨年秋に完成済みとのことでした。
建造中の自由通路と従来からある跨線橋のツーショット。
えらく立派な施設ですけど、駅舎建て替えの伏線じゃないですよね？
訪れた当時、自由通路の着地点には何もありませんでしたが、
現在はここに密閉式の階段とエレベーターが設置された模様。
駅の西側には国鉄時代からある人道橋が存在してるのですが、
これもいずれ姿を消すのでしょうか？
ちなみに自由通路の着地点が設けられるこのスペースは、
かつて貨車を留置させるための側線が広がっていた場所。
人道橋が長いのもそれが理由でした。
伊達紋別駅は国鉄時代、
構内に機関区を配した広大な敷地を持つ駅だったそうですよ。
こちらは新設された自由通路の入口です。
近い時期に古い跨線橋は姿を消すと思われてたのですが…
今現在はそのまま残されてるみたい。
ネットの情報によれば
旧・跨線橋の撤去工事の契約は締結されてるそうですので、
間もなく姿を消すことは間違いなさそうです。
さてさて、構内にはこんなモノが置かれてましたよ。
仙台市民なら誰もが大喜びしちゃうのではないでしょうかね？
伊達政宗公の巨大兜！
まさか北海道でこれが見れるとはビックリ！
兜の両側に伊達家の家紋（三つ引き両紋）が描かれてますが、
これが仙台市の市標の由来であることは有名な話です。
仙台市民の中だけの話ですけど。
詳しいことはこの説明書きを読んでください。
ところで最後の柿の木のエピソードは必要なんですの？
最後はキハ183系による特急「北斗」の画像で〆。
この姿も現在は、定期運用で見れなくなってしまいました。
そんなことで、仙台市民なら一度は
伊達市（北海道、福島県の両方）に足を運ぶべし。
駅しか見てないのにドヤ顔でこんなことを語ってしまって
伊達市の皆様、本当にごめんなさい！
↑（長万部駅方面）
伊達紋別駅（平成29年11月14日）
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れる読者登録をお願いします！
