皆さま、おはようございます!

 

今朝は青い森鉄道・野辺地(のへじ)駅の訪問記です。

野辺地駅は北に向かう鉄道旅の際は必ず立ち寄る駅で、

あまりにも身近な存在過ぎて訪問記をブログUPしてませんでした。

過去にもブログで、鉄道グッズが並ぶ

駅前にあるさかもと食堂さんのこととか書いてますので、

ぜひチェックくださいね。

 

今回は昨年の8月に訪れた時の話です。

旅のたびに野辺地駅に立ち寄るのは、

昼食時に通過することが多く、腹ごしらえをするためでしたの。

ところがこの日はお盆期間のど真ん中だったためか、

どこもお店は開いておらず。

お盆中が商売の書き入れ時なのは大都会だけの話ですからね。

 

ん?パクパク?どこかで聞いたことがあるような気が…?

 

結局、お店はどこも閉まっていたので

駅の構内にある立ち食いそば屋さんで昼食を摂ることに決め、

駅のチェックを開始します。

 

まずは改札口から。

野辺地駅は第三セクターの青い森鉄道が管理する駅ですけど、

JR大湊線の起点駅でもあるために、

青い森鉄道線の途中駅で下車しない場合に限って

青春18きっぷでも野辺地駅まで到達することが出来る特例があります。

これを利用して野辺地駅に訪れる鉄道ファンの同志の皆さん、

きっと多いのではないでしょうか?

 

改札を出るとすぐにあるのが野辺地名物の常夜灯。

 

そういえば、駅前にも常夜灯が建ってましたっけ。

野辺地は14世紀、南部藩が栄えた頃に

京都からの千石船が盛んに出入りしていたそうで、

その時代に京都の文化が伝え広められたそうです。

常夜灯もその頃に伝えられたモノ。

ちなみに野辺地の地名はアイヌ語の

ノベンチ(原野を流れる清い川の意)が起源らしいですよ。

 

跨線橋を渡ってホームにイン。

 

野辺地駅は相対式ホーム×1、島式ホーム×2による

複合3面5線構造の駅でした。

Wikiによれば、1番線ホームのみが大湊線用の2両分の長さで、

他のホームはすべて、かつて運行されてた特急列車が停車出来るよう

13両分の長さがあるそうです。

 

野辺地駅と言ったら忘れちゃいけないモノが2つありまして、

ひとつ目が駅構内のの西側にある鉄道防雪林。

デッカな看板が立っているので気づかれた方も多いのでは?

これは東北本線の前身である日本鉄道が

野辺地駅が開設された明治24年当時に植樹したモノで、

国内最古の鉄道防雪林、かつ鉄道記念物だそうです。

アメリカの鉄道技術をヒントにした施設らしいですね。

 

そしてもうひとつですけど…この辺りかな?

鉄道ファンには有名な話ですが、

平成14年(運行は平成9年)まではここから南部縦貫鉄道線が伸びており、

同線名物のレールバスが野辺地駅に乗り入れてたのです。

15年間までは矢印の先辺りにホームと駅舎がありました。

 

こちらは旧・七戸駅に現在も保存されてるレールバスのキハ102です。

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こんなレールバスが横付けされてるのが

野辺地駅の日常の風景だったのに…

運行休止から20年が経過してたとは驚きですよ。

ずいぶん前のブログですけど旧・七戸駅の様子も見てましたので、

チェック頂けると自分が大喜びします。

 

南部縦貫鉄道線のホームまでは跨線橋で結ばれてました。

廃止後に跨線橋は撤去され、現在は跡形なく消え去ってしまった模様。

青い森鉄道・野辺地駅

 

跨線橋の中も覗いてみましたけど、

形跡はキレイサッパリ消えちゃったみたいですね。

青い森鉄道・野辺地駅

 

う~ん?跨線橋の鉄骨は辛うじて残っている感じかな?

青い森鉄道・野辺地駅

なお、南部縦貫鉄道線の路盤は今でも大部分が残っているようです。

ここから伸びてた南部縦貫鉄道線は、

昭和43年に新線に付け替えられる以前の東北本線の旧線。

この歴史を踏まえて、いつかは廃線跡巡りも楽しみたいですね。

 

さてさて、構内のチェックをひと通り終えた後は

お楽しみの昼食ですよ。

以前からここに来るたびに、このポスターが気になってたのです。

青い森鉄道・野辺地駅

 

駅そば屋さんは待合室の中にありますぜ。

青い森鉄道・野辺地駅

手前側にあるキオスクは先週の3月末に閉店してしまったらしい。

ここも名物のとりめしやお菓子を買うのに

随分とお世話になってたのですけど。

 

そして駅そば屋さん、えっ、お店の名前はパクパク!?

さっき駅前で見た焼き鳥屋さんと一緒?

青い森鉄道・野辺地駅

お店のおばちゃんにお聞きしたところ、

焼き鳥屋さんとは同じお店だそうで、集客が良いために

一度的に閉店した野辺地駅の駅そば屋さんを引き継いだそうです。

閉店前はNREが経営する「こけし亭」でしたけど、

ここが閉店した時に

残念がって書いたブログはどこにいってしまったのだろう?

 

名物の「北前駅そば」を戴きました。

700円のお値段は、駅そばとしてはハイソな感じですな。

青い森鉄道・野辺地駅

くるみあん?が入ったお餅が入ってます。

出汁のこくとお餅の甘さがぶつかりあって、

自己主張し合う、BOØWY時代の氷室さんと布袋さんを彷彿させる。

 

1番線ホームに大湊線の列車が到着。

構内にキハ100系のアイドリング音が響き渡ります。

青い森鉄道・野辺地駅

この音を聴きながら食べるお蕎麦、最高すぎます!

次はいつ野辺地駅に来れるのかしら?

ここから伸びてた臨港線の廃線跡巡りもしたいし、

次は昼飯目当て以外の目的を持って来よっと。

 

 

訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)

青い森鉄道 青い森鉄道線

 

↑(盛岡駅方面)

目時駅(平成24年9月9日)

三戸駅(平成28年1月3日)

諏訪ノ平駅(平成24年10月21日)

剣吉駅(平成26年3月9日)

苫米地駅(平成24年10月21日)

北高岩駅(平成24年10月21日)

八戸駅(平成24年10月21日)

陸奥市川駅(平成24年8月25日)

下田駅(平成23年10月29日)

向山駅(平成23年10月16日)

三沢駅(平成23年12月4日)

小川原駅(平成23年10月16日)

上北町駅(平成23年10月16日)

乙供駅(平成23年10月16日)

千曳駅(平成23年10月16日)

野辺地駅(平成29年8月14日)

狩場沢駅(平成24年10月14日)

清水川駅(平成24年10月14日)

小湊駅(平成28年8月12日)

西平内駅(平成24年10月14日)

浅虫温泉駅(平成24年10月14日)

野内駅(平成24年10月14日)

矢田前駅(平成24年8月25日)

小柳駅(平成24年10月14日)

東青森駅(平成24年10月14日)

筒井駅(平成26年3月15日)

↓(青森駅方面)

 

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