皆さま、おばんです!
以前に十和田観光電鉄線の三沢駅の記事を書きましたが、
今回は青い森鉄道(旧・東北本線)側の三沢駅のことを書きますね。
十和田観光電鉄線・三沢駅の記事はこちら。
青い森鉄道・三沢(みさわ)駅です!
個人的には、すっかりお馴染みの駅になっちゃいました。
ちなみにこの写真、三沢駅前のバラ焼き屋さんから撮らせて頂きましたよ。
三沢駅は県内では珍しい橋上駅舎なのです。
街を分断するという理由から、従来の地上駅の一部を撤去、
こちらは新たに整備された駅前東口でした。
個人的には駅舎が新しくなると、
面白みに欠けることが多いんですけど、三沢駅は裏切りません。
結構見どころが多いんですよ。
…ということで、ここから先は三沢駅のチェックポイントを紹介します。
みどころ その①
三沢駅と言えば、かつて存在した米軍三沢基地に続く専用線です。
主にジェット燃料を輸送したこの専用線、
昭和18年に廃線となってしまいましたけど、
鉄製架線柱の下には4本分の側線があった形跡が残ってました。
三沢基地周辺の開発も進んでおりますので、
廃線跡を辿るのであれば、今が最後のチャンスかもしれませんぞ。
みどころ その②
明治時代の石積みが残る2番(2・3番線)ホームです。
明治27年に開業した三沢駅、
相対式ホームと島式ホームによる2面3線の複合構造は、
注目すべきは、2・3番線で利用されているホームの中ほどでした。
長さにして客車2両分かな?
60センチほどの高さの、相当に古い石積みの断面が残ってるんですよね。
おそらくは開業当時のホームの遺構かと思います。
ここを当時は、どんな列車が行き来していたんでしょう。
見どころはまだまだ続きます。
みどころ その③
かつて十和田観光電鉄線と貨車の受け渡しをした荷役ホーム跡。
「三沢」の看板の奥に見えるホームがそれなんですが、
ここには2本の側線が設けられておりました。
「国鉄全線各駅停車②東北530駅」より転載。
昭和57年時点での三沢駅の配線図ですが、
国鉄線と十鉄線の連絡線や、
米軍基地までの専用線もまだまだ現役でした。
連絡線や側線が撤去された今もなお、
ホームがそのままの姿で残っているなんて、三沢駅、ス☆テ☆キすぎます!
貴重なアイテムが満載の三沢駅なのですけど、
青い森たびショップです!
見るからに古そうな、この木造の建物。
何を隠そうこれ、三沢駅が橋上駅舎化されてもなお残る、
先代駅舎の一部分なのでした。
駅の改良が施されると、以前の建物は姿を消すことが多いのに、
三沢駅の場合は、先代駅舎の半分ほどが残されたんですよ。
なんでもこの建物、
地元で産出された良質の白樺の木で出来ているらしく、
とても丈夫な造りらしいです。
結果的に、昭和8年に建造されてから今日まで、
80年以上も利用されて続けているんだとか。
なんか、ステキな話ですね。
三沢駅、探せばまだまだ多くの見どころがみつかるかも知れません。
まずは機会がありましたらぜひ、
「三沢たびショップ」にお立ち寄り下さい。
ついでに、企画切符とかも買っちゃってくださいね!
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
青い森鉄道
↑(盛岡駅方面)
三戸駅
三沢駅(平成23年12月4日)
野辺地駅
小湊駅
↓(青森駅方面)