皆さま、おばんです!
自分、駅のこのが大好きで、
毎日のように駅の記事を書いておりました。
いつかは全国の駅紹介をやってみたいのですけど、
1日1駅のペースでやっていくと、30年近くもかかるようで…
気長に、のんびりとやっていきますので、最後までお付き合いくださいね。
青い森鉄道・小川原(こがわら)駅です!
近隣にある小川原(おがわら)湖から命名された駅なのですが、
どういうわけか、湖と駅では呼び方が違うんですね。
青森・上北町駅方向を見た小川原駅ホームと、
目時・三沢駅方向を見た小川原駅ホームです。
小川原駅は相対式2面2線構造の無人駅。
終戦間際の昭和19年に開場した小川原信号場が、
昭和28年に駅に昇格して、現在の小川原駅になったんですって。
この辺りの事情は、近隣の向山駅や陸奥市川駅に近いものがありそうですね。
下り線ホームにはトイレを兼ねた待合室と、
上り線ホームには、国鉄時代から残る待合室があるだけでした。
小河原駅が開業した当時は有人駅だったんでしょうけど、
当時の建物や構造物はすべて撤去されてしまったようで、
昔を偲ぶ遺構は見つけられませんでしたのよ。
昭和43年の東北本線複線化とともに建立された、
近代的な跨線橋によって結ばれております。
東北本線はヨンサントウ(昭和43年10月)ダイヤ改正によって、
長距離列車の高速化が図られましたけど、
それによって近代化された駅も多いようですね。
信号場時代…というか、かつて単線であった東北本線を偲ぶ遺構がないかと、
駅構内をいろいろと探し回ってみたのですが、
残念ながら、それっぽいものは見つけることが出来ませんでした。
ただですね、小川原駅から南に500メートルほど進んだ位置に、
それと思われるものがあったんですよ。
この小川原駅から三沢駅方向(下側)に視線を移すと…
わかりにくそうですので、緑線で色付けしましたけど、
現在では使用されなくなった片渡り線が残っているのでした。
もともと単線であった東北本線。
現在の下り線(画像左側の線)が
東北本線開業時から使用されている線路で、
この渡り線を使って、上下線の分離が行われていたのでしょう。
手元の資料では、昭和57年時点で既にこの分岐は使用されておらず、
以来、現在でも放置されたままになっているようですが…実態はいかに。
この周辺では、
東北本線の高速化によって使用されなくなった低規格な古レールや、
木製の枕木(この言い方はちょっと変ですね)が、
駅の構内で使われているのをよく見かけます。
じっくりと見渡せば、まだ他にも新たな発見があるかも知れませんね。
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