皆さま、おばんです！
こちらは２年前に訪れた肥薩線の球磨川第一橋梁。
鉄道撮影地としても有名なスポットですよね。
九州内では珍しいアメリカ製のトラス橋※とのことで
※明治39年にアメリカンブリッジ社が製作したモノだそうですよ。
橋梁をノンビリと眺めていたのですけど、
ふと見ると、橋の上をゴソゴソと何かが動く気配が…
人が歩いてるじゃないのよ！
人だけではなく、
重そうなガスボンベまで乗っかってますよね。
どうやら橋梁の上では
大勢の保線員さんが作業をされてたみたいです。
ここですね、
写真じゃわかりづらいかもしれませんが
結構高い位置なのですよ。
高所恐怖症の自分にゃ、この仕事は絶対に無理！
ここを列車が通過しても大丈夫なのか？
と心配しましたけど、
自分が訪れた午前10時過ぎから２時間近くは
列車の運行そのものが無かったようです。
いつ時も鉄道旅が楽しめるのは
保線員さんたちによる線路の保守のお陰。
心の中で感謝し、合掌してこの場を立ち去りましたよ。
その後は橋梁の南側に移動。
すぐ近くに踏切があり、
線路と民家との間に小道が見えてきます。
この小道を進むとホームが出現。
こちらが八代市南部にある
肥薩線・鎌瀬（かませ）駅でした！
肥薩線は昭和26年末に
気動車による普通列車が本格運用を開始しており、
翌年の昭和27年に短めの単式ホームを持った
停留所タイプの駅が一気に４駅も開業しているのです。
鎌瀬駅もそんな駅のひとつでしたの。
この４駅、仕様がすべて一緒の４兄弟駅でしたけど、
最近はホーム上屋の更新が進行中の模様。
鎌瀬駅は西人吉駅と同仕様の
近代的な上屋に変わってましたよ。
待合所には熊川第一橋梁で撮影された列車の写真が
数多く貼られてました。
こうして古い橋梁が注目されるのは、
ファンにとってはとってもありがたいことです。
自分は列車の撮影は出来ませんでしたけど、
橋梁の上を歩く保線員さんが撮れたので満足満足！
いや、正直言うとやっぱり列車の写真も撮りたかった！
昭和27年に開設された駅は
既存の駅のほぼ中間点に位置決めされたとのこと。
鎌瀬駅の場合、
小高い築堤の上に駅が設けられたために
駅全体が辺りの民家よりもちょっとだけ高い位置にあります。
駅名標の後ろの風景でその様子がわかるかな？
この位置から見た方がもっとわかりやすいかも。
ついでに鎌瀬駅の全景を見ます。
いやぁ～ 絶景駅揃いの肥薩線ですけど、
鎌瀬駅もなかなかスゴイじゃないの！
ちなみにこの写真、
付近にある斜面に掛けられた階段の上から撮りました。
高所恐怖症のクセに高い所に登るのが大好きなのよね。
そんな人、きっと多いのではないかしら？
冒頭に明治39年製造の球磨川第一橋梁のことを書きましたが、
東北には明治20年製造のトラス橋が現役の路線がありました。
こちらは東海道本線で用済みの橋梁を移設したモノだそうですよ。
長くなりましたので次回に続きます。
（こちらもぜひチェックくださいね）
明治20年製造のトラス橋・最上川橋梁近くの左沢線・羽前長崎駅に行ってきました。
肥薩線
↑（八代駅方面）
鎌瀬駅（平成27年12月１日）
↓（隼人駅方面）
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れるフォロワー登録をお願いします！
