皆さま、おはようございます!
昨年12月に訪れた
肥薩線・海路(かいじ)駅の訪問記です。
まずは海路駅の第一印象ですが、
真ん前を球磨川が流れていて
すごいのなんのって!
球磨川の下流に瀬戸石ダムがあり、
ここはダム湖にあたる場所。
川幅がやけに広く感じた理由はそれだったんだ。
海路駅は昭和29年に開業した駅です。
明治42年に全線開通した肥薩線の中では
比較的新し目の駅ですが、
そもそもなんでこんな場所に駅を造ったんでしょ?
海路駅のやや南方に踏切があり、
その辺りに民家が数件あるだけなのです。
球磨川には人吉街道(国道219号線)が沿って延びてますが、
その国道は対岸にあるだけではなく、
対岸に渡るためには
遠くの瀬戸石ダムまで回らなければなりません。
その理由を探るために
国土地理院の航空写真をチェックしました。
海路駅が開業する前、
緑○印がのちに海路駅が造られた場所ですが、
この頃は瀬戸石ダムは無く
球磨川も浅瀬が続く川だったようです。
お隣りの瀬戸石駅 付近では
平成24年まで渡し船が運行されてましたが、
この辺りも対岸に渡るのに
船を利用してたのではないでしょうかね?
川辺には数多くの民家の姿が見えますので。
海路駅は瀬戸石ダムの竣工とほぼ同じ時期に開業してます。
ダム湖で遮られた海路地区の通行手段として、
もしくはダム建設により海路地区の人口が増えたために
それらの方々の足として造られた駅なのではないかと。
秘境駅扱いされてる海路駅ですが、
端から秘境地域に駅が造られるはずはありませんからね。
海路駅ホームには先に書いた踏切から入れます。
線路脇の急斜面を削りとって出来た駅で
ホームはこの1本だけ。
待合室は簡素な造りですが、これはこれで萌えるんだな~
深い山間の中から「タタタン、タタタン…」って音が聞こえてきて、
しばらくしたら列車の姿が見えてきました。
この景色で感動出来ちゃう自分、
「鉄道ファンならレンタカーでじゃなく列車で来いよ」
というツッコミは無しでお願いしますね。
次回は絶対に列車に乗って来ますので!
肥薩線
↑(八代駅方面)
海路駅(平成27年12月1日)
↓(隼人駅方面)
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