皆さま、おばんです!

 

前々回のブログで、くま川鉄道・人吉温泉駅のことを書きました。

(こちらもぜひチェックくださいませ)

【まったり駅探訪】くま川鉄道湯前線・人吉温泉駅に行ってきました。

 

くま川鉄道湯前線は平成元年にJR湯前線を第三セクター化した路線で

起点の人吉温泉駅は、元々はJR人吉駅の構内だった場所。

くま川鉄道・人吉温泉駅

時刻表の巻頭にある鉄道地図では離れて描かれてますけど、

事実上、同じ場所にある駅なのです。

そんな人吉駅には

平成27年12月と平成29年4月の2回訪れてたのですけど、

この間の1年半にも構内には大きな変化があったようで…

 

天気が良いのが平成27年12月、曇ってるのが平成29年4月の画像です。

画像がごちゃ混ぜで申し訳ないですが、

鉄道ファンなら誰もが好きになっちゃう

肥薩線・人吉(ひとよし)駅の様子をお伝えしますよ。

くま川鉄道・人吉温泉駅

 

まずは駅前にある城風のモニュメントから。

ただの飾り物かと思いましたら、

人吉城を模った「からくり時計」だそうです。

肥薩線・人吉駅

相良のお殿様が人吉温泉で楽しく過ごした様子を表現した人形劇で、

作動時間3分10秒の長編モノらしく。

人吉駅に2度も来ているのに

タイミングが悪く、一度も見ることが出来てませんでした。

 

まぁ、ここに来たのは人吉駅目当てですから…ってことで、

さっそく駅舎に入りますぜ☆

肥薩線・人吉駅

人吉駅は明治41年に開設された駅で、

近代的な駅舎は昭和52年に建て替えされたモノだそうです。

 

駅舎正面に並ぶゴシック体を見て、

ここも九州新幹線や豪華列車「ななつ星」を監修した

水戸岡鋭治さんが改装を手掛けたのかと思いましたら、

平成21年の「SL人吉」運転開始に合わせて受けた改装とのこと。

肥薩線・人吉駅

 

改札口にある暖簾とか、まんま水戸岡デザインなのですけど…

肥薩線・人吉駅

もしこれがJR九州オリジナルの意匠だとしたら、

それはそれでスゴイと思います(優秀だっていう意味で)。

でもこれって、やっぱり水戸岡さんのデザインですよね?

 

待合室はこんな感じ、

高校生の皆さん、カメラを向けてしまって本当にごめんなさい。

背後にキヨスクが見えますけどシックでカッコイイと思いません?

肥薩線・人吉駅

 

続いてはホームにイン。

肥薩線・人吉駅

 

人吉駅は相対式&島式ホームによる複合2面3線構造、

それにくま川鉄道・人吉温泉駅(同じ構内にあります)の

島式ホームを含めると3面5線の駅構造でした。

くま川鉄道・人吉温泉駅

 

一昔前はホーム間を結ぶ跨線橋があったそうですが、

バリアフリー対策のために現在は撤去されたようですね。

代わりに構内踏切が新設されてましたよ。

肥薩線・人吉駅

肥薩線・人吉駅

跨線橋が新設された駅は全国各地にありますが、

それを撤去して構内踏切に戻したケース稀かと思います。

※撤去された跨線橋の支柱(明治時代に製造されたモノです)は

現在、大畑駅の向いにある神社の鳥居に変わって保存中でした。

 

人吉駅がある肥薩線は、

鉄道ファンには有名な「日本三大車窓」が楽しめる路線です。

構内にはこんな看板が掲げられてましたわ。

肥薩線・人吉駅

 

さてさて、人吉駅は構内に注目です。

人吉駅は蒸機列車「SL人吉号」の始発・終着駅のためか、

蒸気機関車時代に使われていた貴重な施設が

今も構内に数多く残っているのですよ。

中でも有名なのが、国内で唯一の存在となった石造機関庫。

人吉機関区の車庫として明治44年に建立されたモノでした。

肥薩線・人吉駅

肥薩線・人吉駅

 

でもこの機関庫、前に見た時とちょっと姿が違っているような気が?

そこで平成27年に訪れた時の写真と見比べてみると…

肥薩線・人吉駅

あら!前後の車庫が無くなっちゃってるじゃないの!

石造機関庫を見栄え良くするために撤去しちゃったとか?

 

右側が撤去されてしまった上屋です。

これはこれであっても良かったような気がするのですけど…

肥薩線・人吉駅

 

こちらも撤去された車庫でした。

肥薩線では昭和26年から気動車の運行が開始されてますので、

それに合わせて延長された車庫だったのではないでしょうか。

肥薩線・人吉駅

 

蒸気機関車時代の遺構 その2!

肥薩線・人吉駅

 

駅の北側奥にくま川鉄道の車庫があるのですが、

更にその奥には蒸気機関車を方向転換させる転車台がありました。

自分が訪れたこの日に転車台がクルクル回っていたのですけど、

何をやっていたのでしょ?

見学者らしき人の姿が見えるのですけど、

自分もそこに入りたかったっす。

 

あとは人吉駅のホームにもご注目。

肥薩線・人吉駅

 

木柱の上屋が残るのですが、これも相当古そうですね。

国鉄時代は左に見える広場辺りに

貨車を留置させるための側線が広がってました。

肥薩線・人吉駅

…以上、駅好きなら何時間でも過ごすことが出来ちゃう人吉駅でした。

自分は人吉駅&人吉温泉駅を合わせて1時間半ぐらい居たかな?

 

実はそんな人吉駅の駅前に平成27年の春、

鉄道好きじゃなくても楽しめる

「人吉鉄道ミュージアムMOZOCA(モゾカ)ステーション868」

オープンしたのです。

肥薩線・人吉駅

こちらは正真正銘、水戸岡鋭治さんがデザインを手掛けた施設でした。

館内ではミニトレインも走っているらしい。

こんな施設、面白くないはずがありませんよね。

その様子は次回のブログに続きます。

(続きもぜひチェックくださいませ)

人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868に行ってきた。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

肥薩線

↑(八代駅方面)

段駅(平成27年12月1日)

坂本駅

葉木駅(平成27年12月1日)

鎌瀬駅(平成27年12月1日)

瀬戸石駅(平成27年12月1日)

海路駅(平成27年12月1日)

吉尾駅(平成27年12月1日)

白石駅

球泉洞駅(平成27年12月1日)

一勝地駅

那良口駅(平成27年12月1日)

渡駅

西人吉駅(平成27年12月1日)

人吉駅(平成27年12月1日)

大畑駅

矢岳駅(平成27年12月1日)

真幸駅

吉松駅

栗野駅

大隅横川駅

植村駅(平成27年12月2日)

霧島温泉駅

嘉例川駅(平成27年12月2日)

中福良駅(平成27年12月2日)

表木山駅(平成27年12月2日)

日当山駅(平成27年12月2日)

↓(隼人駅方面) 

 

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