皆さま、おばんです！
今晩は、平成元年にJR湯前線が第三セクター化されて誕生した
くま川鉄道湯前線から、JR人吉駅との分岐駅である
人吉温泉（ひとよしおんせん）駅の訪問記です。
時刻表の巻頭に掲載されてる鉄道地図を見ると
JRの人吉駅と人吉温泉駅は離れてるように記載されてますが、
どちらもかつては国鉄線だった路線。
２駅は離れているわけじゃありませんので最初に言っておきます。
たぶん、２つの路線の改札口が分離されてるために、
このように記載されてるのではないでしょうかね？
人吉駅＆人吉温泉駅は共に見どころが多い駅で、
今回はくま川鉄道の人吉温泉駅をチェックします。
JRの人吉駅は次回のブログでUPしますので
こちらもお付き合いくださいませ。
くま川鉄道湯前線は先にも書きました通り、
JR線を第三セクター化した路線でしたが、
構内に入る進入口は、JRとは別の専用のモノが設けられてました。
この建物はくま川鉄道が管理する「くま鉄ゲストハウスくまたび」。
鉄道グッズの販売や観光案内を行ってます。
ここで、構内の写真を撮影すべく職員さんに入場券を求めたところ、
「必要ありませんので構わず中にお入りください」とのこと。
あれ？ 確かJR人吉駅から構内に入る時には入場券が必要だったはず？
でも人吉温泉駅から構内に入るのならタダ？
この仕組みがよく理解出来なかったのですけど、
中に入ったら納得しちゃいましたわ。
その件は後ほど触れることにしまして…
建物を抜けると跨線橋が見えてきました。
わぉ！「田園シンフォニー」の乗客になった気分！
今回は時間が無くて乗車できませんでしたが、
次回は必ず「田園シンフォニー」を楽しみますからね。
駅を見て周っただけで、湯前線を楽しんだ気になってちゃいかんわ。
この跨線橋は国鉄時代からある古いモノではなく、
第三セクター化されてから設けられたモノでした。
ここに入場する際に入場券が必要なかったのは、
自由通路を兼ねた跨線橋だったからか。
自由通路から階段を降りたところに
湯前線ホーム（４・５番線）がありましたよ。
ここは第三セクター化後に新設されたホームではなく、
国鉄の時代から湯前線の列車が発着していた場所でした。
さてさて、先ほどから気になっていたJR線と湯前線の連絡口の件です。
JRの人吉駅から構内に入るには入場券が必要なのに、
くま川鉄道側から自由には入れるのなら意味ないじゃん！
…と思ってたのですが（発想がセコくて本当に申し訳ない）
コレを見たら納得しちゃいましたよ。
連絡口に改札口があるじゃないの！
なるほど、無賃じゃJRの人吉駅には入れないってことですね。
ちなみにその奥に見えるのは、くま川鉄道の車両基地。
その奥に見える石造りの機関庫とともに
国鉄時代は人吉機関区だった場所でした。
奥に見える石造機関庫は明治44年に建造されたもので、
現役のモノとしては国内唯一の存在だそう。
スゴイものが見れて得した気分です。
そしてこちらが湯前線のホーム。
湯前線の切符はここで購入することが出来ます。
構内を眺める。
そう言えば、自分がここを訪れたのは桜が咲く季節だったのですよね。
奥に満開の桜が見えるかしら？
ホームにはこんな看板が掲げられてましたよ。
この奥に無数の穴が開けられた壁面が見えますが、
これが国指定史跡である「大海ら横穴群」。
６世紀～７世紀の古墳時代末期に造られた横穴古墳だそうです。
ホームから間近で古墳が見れるとか人吉温泉駅ってスゴクありません？
もっと近くで見たい方は跨線橋にGO！
くま川鉄道のホームには改札口が無いので、
列車が到着するギリギリまで横穴古墳を眺めることが出来ますぜ☆
鉄道ファンには跨線橋から眺めることが出来る景色もおススメです。
最近になってJR側の木造跨線橋が撤去されたために、
古いホーム上屋が丸見えの状態に変わってました。
それと構内のハズレにあるこちらの石積みの建物。
造りからして、機関庫と同様に
明治時代に建てられたモノではないでしょうかね？
もっと近くで見たかったですが、
跨線橋の上から見えるこの景色で限界。
人吉駅＆人吉温泉駅にはお宝物件が数多く眠ってそうですね。
人吉駅には他にも、平成27年春にオープンした
「人吉鉄道ミュージアムMOZOCA（モゾカ）ステーション868」など
見どころがいっぱい！
ここでは書ききれませんので次回に続きます。
（続きもぜひチェックくださいね）
【まったり駅探訪】肥薩線・人吉駅に行ってきました。（平成27年12月１日）
人吉温泉駅（平成29年４月11日）
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