エスクロー/Escrowとは取引の記録を保存する業者。「このような取引があった」ことが後々確認できるようにする。商品自体を取引するわけではない。後で何らかの争いが発生した場合に証拠となる。
■ (1949)都会の牙/D.O.A./Dead On Arrival
出演はエドモンド・オブライエン。
フランク・ピグロー(エドモンド)はエスクローを経営している。
仕事でロスアンジェルスに出張する。
ホテルに到着したところ、前の部屋で大騒ぎをしている。彼らと意気投合して飲み歩く。
翌朝、調子が悪い。飲みすぎただけではなさそうなので医者に行く。
「遅効性の毒を飲まされた。あなたは死ぬ。手の打ちようがない」と言われる。びっくりして別の医者に行くが同じ診断。
それから「自分を殺した犯人を捜す」というストーリー。
酒場のカウンタで、グラスを取り換えられるのだが、フランクは気がつかずに、そのグラスの酒を飲む。その中に毒が入っている。
狙われた理由は、フランクの会社に保存されている取引記録が、好ましくないのでフランクが狙われる。
注、取引記録は残るので、フランクを殺しても無意味なのだが、このようなストーリーになっている。
■ (1953)旅をする女/Wicked Woman
出演はビヴァリー・マイケルズ、リチャード・イーガン、イヴリン・スコット。
ビリー(ビヴァリー)はある町に来てレストランのウェイトレスとして働き始めた。
経営者のマット(リチャード)と親しくなる。二人はレストランを売ってメキシコに行く計画を立てる。しかし店の所有者は実はマットの妻ドラ(イヴリン)である。
途中は省略してビリーはドラのサインをまねて店の売買契約書にサインした。
しかし契約書は相手側の要望により、しばらくエスクローに預けられた。
ビリーのアパートの前の部屋の男に、マットとビリーの陰謀が知られている。その男は金よりもビリーの体がほしい。
アパートの中でその男に抱き着かれた。秘密を握られているので、じっと我慢した。
そこにマットが現れて、ビリーが浮気したと誤解された。マットは怒ってビリーを殴りとばす。売買契約は破棄された。
ビリーはバスに乗って別の町に行く。
■ 出演作
◆ エドモンド・オブライエン
(1939)ノートルダムのせむし男/The Hunchback of Notre Dame
(1947)二重生活/ A Double Life
(1953)二重結婚者/The Bigamist
(1966)ミクロの決死圏/Fantastic Voyage
(1953)ヒッチ・ハイカー/THE HITCH-HIKER
(1949)都会の牙/D.O.A./Dead On Arrival
(1947)罠にかかった弁護士/The Web
(1950)ブックメーカー殺人事件/711 Ocean Drive
(1953)恐怖の町/Man in the Dark
(1952)黒い街:ターニングポイント/The Turning Point
(1956)1984年/1984
(1950)拳銃無情/Between Midnight and Dawn
◆ ビヴァリー・マイケルズ
(1955)裏切られた女/Betrayed Women
(1953)旅をする女/Wicked Woman
(1951)Pickup
◆ リチャード・イーガン
(1950)Return of the Frontiersman
(1950)Undercover Girl
(1950)明日なき男/HIGHWAY 301
(1951)サマルカンドのシャリマー姫/The Golden Horde
(1951)Flame of Araby
(1952)海賊黒ひげ/BLACKBEARD, THE PIRATE
(1953)Split Second
(1967)Chubasco
(1953)旅をする女/Wicked Woman
(1956)マミー・ストーヴァーの挑戦/THE REVOLT OF MAMIE STOVER
(1955)土曜日の惨劇/Violent Saturday
(1953)旅をする女/Wicked Woman
(1949)都会の牙/D.O.A./Dead On Arrival



