■ Betrayed Women


製作年:1955、監督:Edward L. Cahn、脚本:Steve Fisher


■ はじめに

登場人物(キャスト)
 ハニー・ブレイク(ベヴァリー・マイケルズ) 受刑者
 ケイト・モリソン(キャロル・マシューズ) 受刑者
 ノラ・コリンズ(ペギー・ヌードセン) 受刑者
 ジェフ・ダロー(トム・ドレイク) ノラの恋人
 クレタス・バラード(ジョン・ディークス) ケイトの恋人
 刑務所長(サラ・ヘイデン)

本作は刑務所もの。1時間10分の長さで半分くらいのところで脱獄が発生する。本当は脱獄をもっと前に持って来て、脱獄後の展開を長くしてほしいところ。

「Betrayed Women/裏切られた女」の由来ははっきりしない。

女性の脱獄ものとしては「(1956)女囚大脱走/SWAMP WOMEN」「(1942)女ギャング/Lady Gangster」などがある。キャロル・マシューズは「女囚大脱走」にも出演。ただしキャロルは刑事役。

なお「(1949)メアリー・ライアン刑事/Mary Ryan, Detective」は、あまり刑事役が似合っているとも思えないマーシャ・ハントが刑事となって潜入捜査をするのだが、こちらも女性の脱獄がある。しかし脱獄する場面自体は表現されない。

ベヴァリー・マイケルズはピッタリの役だな。美人なはずなんだが、人相がかなり悪く映っている(笑)。
 


■ あらすじ

脱獄後のストーリーのみ紹介する。

◆ バイユー女子刑務所

バイユー女子刑務所は、荒野の中の広い敷地に作られている。男子刑務所も同じ敷地にあるが、脱獄後のストーリーには無関係。

刑務所の敷地の中に農地などもあり、全体が塀で囲まれている。収容施設以外にも、いくつかの建物がある。

◆ 脱獄

ハニー・ブレイクとケイト・モリソンは脱獄を計画している。

ハニーは農作業の時に棒を取得して隠した。

隠してあった棒を使って、ある建物の裏で警備員を殴り倒し拳銃を奪った。

警備員に拳銃を突き付けケイトを誘って所長室に押し込んだ。

所長は勇敢にもライフルをだして抵抗しようとしたが、ライフルを取り上げられた。

ハニー、ケイトは所長とノラ・コリンズとノラに面会に来ていたジェフ・ダローを人質にした。

所長は警備員に銃を捨てて門を開けるように指示した。

五人は車で刑務所を脱出した。

◆ 車が動かなくなった

車は荒野を走って行く。運転はハニー。後をパトカーが追跡する。

しかし急カーヴで道からはみ出して泥濘にはまってしまった。

どうしても動かないので車を放棄した。

五人は沼地に踏み込んでいく。ハニーが拳銃を持って、ケイトがライフルを持っている。

車が発見されて、警官隊が警察犬を使って追跡する。一方事件を知ったケイトの恋人クレタス・バラードも追いかけた。

◆ 沼地を進んでいく

沼地を進んでいく。疲労で所長が倒れた。

所長を放置して、また進んでいく。後ほど所長は倒れているところを保護された。

ケイトが別行動を取って別れた。注、理由はよく分からない。

さらに奥地に入り、進むのが困難になる。一方、ケイトはワニに襲われるがライフルで撃つ。

夜になって野営をする。ノラやジェフがハニーに話しかけるが、ハニーは応じない。

◆ 小屋に入った

とつぜん沼地が途切れて小屋があった。ハニーたちは小屋に入った。

一方クレタスはケイトを見つけて一緒に沼地を歩いた。そして小屋に辿り着いた。二組は合流した。

さて追跡陣も小屋を見つけた。ハニーやケイトたちは包囲されたことを認識した。
 


■ 出演作

◆ キャロル・マシューズ

(1955)裏切られた女/Betrayed Women
(1956)女囚大脱走/SWAMP WOMEN
(1951)同じ顔の男/The Man with My Face

◆ ビヴァリー・マイケルズ
(1955)裏切られた女/Betrayed Women
(1953)旅をする女/Wicked Woman