源氏イラスト訳【若紫243】廂 | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

源氏イラスト訳【若紫243】廂

帰したてまつらむはかしこしとて、南の廂ひきつくろひて、入れたてまつる。

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けっして面白いものではありませんが、

がんばって視聴してもらうと、古文の速読力が身についてきます。

ためしに見てみてくださいねっ♪

おねがい

【源氏物語イラスト訳】

 

帰したてまつらかしこしとて

訳)帰し申し上げるような恐れ多いということで

 

 

ひきつくろひ

訳)廂の間さっと片づけ

 

 

入れたてまつる

訳)入れ申し上げる

 

 

【古文】

帰したてまつらかしこしとて、南ひきつくろひ入れたてまつる

 

【訳】

帰し申し上げるような恐れ多いということで、南廂の間さっと片づけ入れ申し上げる

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

■【帰し】…サ行四段動詞「帰す」連用形

■【たてまつら】…ラ行四段動詞「奉る」未然形

※【たてまつる(奉る)】…謙譲の補助動詞(作者⇒光源氏)

■【む】…婉曲の助動詞「む」連体形

■【は】…取り立ての係助詞

■【かしこし】…恐れ多い。かたじけない

■【とて】…~ということで

※【と】…引用の格助詞

※【て】…単純接続の接続助詞

■【の】…連体修飾格の格助詞

■【廂(ひさし)】…寝殿造りで、母屋(もや)の外側、「簀(す)の子」の内側の部分

■【ひきつくろふ】…とりつくろう。さっと片付ける

■【て】…単純接続の接続助詞

■【入れ】…ラ行下二段動詞「入る」連用形

■【たてまつる(奉る)】…謙譲の補助動詞(作者⇒光源氏)

 

重要古語一覧はこちら

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☆本日の『源氏物語』☆

 

光源氏が、わざわざお見舞いにいらっしゃった。

びっくり

 

…まさか、むだに帰らせるわけにもいかず…

 

とりあえず、ご対面の手はずがととのいました。

 

「南の廂(ひさし)」というのは、基本的には

寝殿造りの正面南側の廂の間をさします。

    ↑

貴人を招く客室です。

 

ただ、今回は、

重篤の尼君とのご対面なので、

尼君の自室である北の対の南の廂かもしれませんね。

 

キョロキョロ

 

 


 

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