あの山猫回しのおぎん)の話は「小豆洗い」の第2節。その続きの第3節を読了した。

Geminiに読書メモを渡し、あらすじを書かせた。

--

ご提示いただいた読書メモに基づき、京極夏彦『巷説百物語』第一話「小豆洗い」第3節のあらすじをまとめました。

あらすじ:『巷説百物語』第一話「小豆洗い」第3節

雨宿りの小屋の中で、正体不明の女・おぎんが語る不思議な話が終わった。諸国の怪異を蒐集し、いずれ「百物語」の出版を夢見る百介は、その初めて聞く内容に心を躍らせ、一部始終を書き留める。この奇妙な顔ぶれが集まった夜、そして土砂降りの雨にさえ、百介は感謝したい気分であった。

そんな折、最後に小屋へ逃げ込んできた僧・円海が、おぎんの素性に異様な関心を示す。

僧・円海が抱く「過去の影」

円海がおぎんに対し、その生国と話の出所を問い詰めると、おぎんは「自分は摂津の生まれで、話もそのあたりのものだ」と答える。続けて円海が「そなたの姉の名は、りくというのではないか」と核心に触れる問いを投げかけると、おぎんは昔のことゆえ曖昧ながらも、それを肯定するような素振りを見せた。その瞬間、円海は目に見えて動揺し、顔を曇らせて沈黙してしまう。

その様子を、御行の姿をした男・又市が、獲物を狙う小悪党のような鋭い眼差しでじっと見つめていた。

闇から響く「音」

雨脚が弱まり始めた頃、静まり返った小屋に「しょき、しょき」という微かな音が響く。その音に過剰なまでの怯えを見せる円海。又市が「米でも研いでいるような音だ」と口にすると、円海は引きつった顔で「小豆だ」と呟く。

おぎんは、こんな山奥の雨の中で小豆を研ぐ者などいるはずがないと笑い、「あれは小豆とぎババァさ」と断じる。それをきっかけに、居合わせた百姓や行商人たちが口々に、自分の故郷での「小豆洗い」の呼び名を語り合い、小屋の中は怪異の話題で持ちきりとなる。

そんな喧騒の中、それまで一言も発さずにいた初老の商人が、重い口を開こうとしていた。

ポイント

百介の情熱: 怪異への執着と、記録者としての立ち位置が明確になります。

円海の動揺: おぎんの語った話や彼女の出自(姉の存在)に、円海の過去の罪や秘密が深く関わっていることが示唆されます。

不穏な音: 現実の音か怪異の音か、物語の象徴である「小豆を研ぐ音」が場を支配し始めます。