源氏物語イラスト訳【夕顔381】かの片つ方は
かの片つ方は、蔵人少将をなむ通はす、と聞きたまふ。「あやしや。いかに思ふらむ」と、少将の心のうちもいとほしく、また、かの人の気色もゆかしければ、
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【源氏物語イラスト訳】
かの片つ方は、蔵人少将をなむ通はす、と聞きたまふ。
訳)あのもうお一方は、蔵人少将を 通わせている、と聞きなさる。
「あやしや。いかに思ふらむ」と、少将の心のうちもいとほしく、
訳)「変だなあ。どのように思っているだろう」と、少将の心中も気の毒で、
また、かの人の気色もゆかしければ、
訳)また、あの女の様子も聞きたいので、
【古文】
かの片つ方は、蔵人少将をなむ通はす、と聞きたまふ。「あやしや。いかに思ふらむ」と、少将の心のうちもいとほしく、また、かの人の気色もゆかしければ、
【訳】
あのもうお一方は、蔵人少将を 通わせている、と聞きなさる。「変だなあ。どのように思っているだろう」と、少将の心中も気の毒で、また、あの女の様子も聞きたいので、
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■【かの】
■【片つ方(かたつかた)】
■【は】
■【蔵人少将(くろうどのしょうしょう)】
■【を】
■【なむ】
■【通はす】
■【と】
■【聞き】
■【たまふ】
■【あやし】
■【や】
■【いかに】
■【思ふ】
■【らむ】
■【と】
■【少将(しょうしょう)】
■【の】
■【心の中】
■【も】
■【いとほしく】
※【いとほし】
■【また】
■【かの人】
■【の】
■【気色(けしき)】
■【も】
■【ゆかしけれ】
※【ゆかし】
■【ば】
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