【夕顔359-2】センター頻出☆説明問題☆ | 【受験古文速読法】源氏物語イラスト訳

【夕顔359-2】センター頻出☆説明問題☆

新元号☆決まりましたね!

「令和」…コンプライアンス重視の

協働志向が、頭をよぎります。

源氏物語イラスト解釈ラブラブ

 

【これまでのあらすじ】

天皇(桐壺帝)の御子として産まれ、容姿・才能ともすぐれていた光の君は、幼くして母(桐壺更衣)を亡くし、臣籍に降下、「源氏」姓を名のり、左大臣の娘(あおい)の上を正妻にもらいました。一方、帝の後妻である、亡き母によく似た藤壺宮(ふじつぼのみや)への恋慕、そして、中流の女空蝉(うつせみ)との一夜限りの情事、プライドの高い六条御息所(ろくじょうのみやすんどころ)との逢瀬…。光源氏は尽きせぬ恋を重ねていくのでした。

ただ今、「4.夕顔」の巻です。17歳の光源氏は、五条にひっそり住まう夕顔の君に恋をし、彼女を廃院に誘いますが、夕顔は物の怪に襲われ急死してしまいます。部下の惟光(これみつ)の助けを借りながら夕顔の葬儀を終え、光源氏は失意に沈みつつ、右近(夕顔の侍従)を二条院へ招き入れます。ある夕暮れ時、右近から亡き夕顔の忘れ形見である少女がいることを聞き出しました。

 

【今回の源氏物語】

紅葉のやうやう色づくほど、絵に描きたるやうにおもしろきを見わたして、心よりほかにをかしき交じらひかなと、かの夕顔の宿りを思ひ出づるも恥づかし。

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 ☆ 古文オリジナル問題~説明問題~☆

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紅葉のやうやう色づくほど、絵に描きたるやうにおもしろきを見わたして、心よりほかにをかしき交じらひかなと、かの夕顔の宿りを思ひ出づるも恥づかし。

 

問)傍線部の説明として最も適当なものを、次の中から1つ選べ。

 

1.右近が色付き始めた庭先の紅葉の花を見て、夕顔と共に過ごした五条での暮らしを思い出している。

 

2.光源氏が、ありし日の夕顔を思い出し、庭先の紅葉のように美しい交際であったと未練深く思っている。

 

3.右近が美しい紅葉の庭先を見て、思いがけず風流な奉公ができたものだと感慨深く思っている。

 

4.光源氏が庭先の美しい紅葉の葉をみて、亡き夕顔の美しかった姿を思い出して嘆いている。

 

5.右近が、ありし日の夕顔の姿態を思い出し、これから先光源氏の邸での奉公生活を案じている。

 

笑い泣きゲロー笑い泣きゲロー

 

センター試験も今年度でおしまいです。

 

 

最後のセンターということで

 

けっこう問題作成者も、力を入れてくるんじゃない?

 

(;゚;∀;゚;)

 

 

 

毎年よく出るセンター古文の読解問題は

 

上記のような、傍線部の内容説明問題です。

 

(-c_,-。)

 

 

 

☆古文読解問題の解き方☆

 

手順1:傍線部を一語一語きちんと逐語訳する

 

手順2:傍線部の主語状況を前後から確認する

 

手順3選択肢を部分に分けて確認し絞り込む

 

 

センター試験の5択問題は

 

この3つの手順がバッチリ押さえられていれば

 

確実に解けるはずです。

 

ヽ(○・▽・○)ノ゙

 

 

 

とにかく練習を積み重ねること!

 

 

コツやマニュアルに頼らず

 

確実に知識を定着させていくことで

 

あなたの偏差値はぐいぐい上がっていくはずです。

 

o(^-^o)(o^-^)o

 

 

 

では、さっそく見ていきましょう!

   下矢印   下矢印

手順1:傍線部を一語一語きちんと逐語訳する

 

心よりほかに/をかしき/交じらひ/かな

 

 

心よりほかに」というのは、

 

思いがけず、意外なことに」という意の連語。

 

 

をかし」はプラス・イメージ

 

趣深い、興味深い」などの意味をもつ形容詞。

 

 

交じらひ」は、「交際」という意味ですが

 

平安時代では特に、宮中での交際である

 

宮仕えのことをさすことが多いです。

 

 

【交じらひ(まじらひ)】

【名詞】

…つきあい。交際。また、平安時代では特に、宮中での交際。宮仕え

 

 *『全訳古語例解辞典(小学館)』より

   

ここでは、光源氏の屋敷での交際なので

 

宮仕え、というより、奉公といった感じでしょう。

 

(o^∇^o)

 

 

手順2:傍線部の主語状況を前後から確認する

 

紅葉のやうやう色づくほど、絵に描きたるやうにおもしろきを見わたして、心よりほかにをかしき交じらひかなと、かの夕顔の宿りを思ひ出づるも恥づかし。

 

紅葉の色付く庭先を見渡しているのは

 

敬語のないことからも、右近の行為だと分かります。

 

 

また、傍線部直後の

 

「かの夕顔の宿りを思ひ出づるも恥づかし」

 

という記述からも

 

 

ね、右近の気持ちがイメージできますよね!

 

(*^m^*)

 

 

手順3選択肢を部分に分けて確認し絞り込む

 

1.右近が色付き始めた庭先の紅葉の花を見て、夕顔と共に過ごした五条での暮らしを思い出して(「をかし」ナシ△)いる。

 

2.光源氏が(×)、ありし日の夕顔を思い出し、庭先の紅葉のように美しい交際であったと未練深く(△)思っている。

 

3.右近が美しい紅葉の庭先を見て、思いがけず風流な奉公(○)ができたものだと感慨深く思っている。

 

4.光源氏が(×)庭先の美しい紅葉の葉をみて、亡き夕顔の美しかった姿を思い出して嘆いて(△)いる。

 

5.右近が、ありし日の夕顔の姿態を思い出し、これから先光源氏の邸での奉公生活を案じて(「をかし」ズレ△)いる。

 

 

 

 

 

 

【答え】…

 

 

 

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