投壊ドジャースを襲うポストシーズン敗退危機
日刊ゲンダイDIGITAL【転載開始】■自己最多47号の大谷“独り勝ち”まである・・・ 防御率「30球団中26位」投壊ドジャースを 襲うポストシーズン敗退危機 公開日:2024/09/12大谷翔平(C)共同通信社 日本時間11日、ドジャースタジアムで行われたドジャース対カブス戦は、大谷翔平(30)ら日本人選手4人が出場。大谷と鈴木誠也(30)がスタメンに名を連ね、山本由伸(26)と今永昇太(31)が投げ合った。日本人選手4人がスタメン出場するのは、2007年5月4日のマリナーズ対ヤンキース戦で、イチロー、城島健司、松井秀喜、井川慶が出場して以来、17年ぶりだった。 試合はカブスに軍配が上がった。今永が7回3失点の好投で今季13勝目をマーク。鈴木は3安打1打点で勝利に貢献した。ドジャースは大谷が4タコに終わったものの、右肩腱板損傷から約3カ月ぶりに復帰した山本は60球程度をメドに先発し、4回1失点で8奪三振の好投を見せた。 日本人選手の共闘に沸く一方で、肝心の試合はカブスに連敗。11日現在、86勝59敗の貯金27で2位のパドレスに4.5差をつけて首位を快走し、3年連続の地区優勝は秒読みとなっているものの、その先のプレーオフに暗雲が立ち込めている。 最大の懸案は投手陣だ。グラスノーら開幕ローテ投手が相次いで故障離脱した影響もあり、過去15日間のチーム防御率は30球団中26位の4.90(11日現在)。9月の9試合中3試合で10失点以上を喫したこともあり、今季通算のチーム防御率3.85より、1点以上も悪化しているのだ。 投手陣の不振もあって、9月は4勝5敗と苦戦。この日復帰した山本に続いて、グラスノーも14日に実戦登板が予定されているが、この日は中継ぎとして46試合に登板する左腕のバンダが利き手で硬いものを殴ったとして、骨折離脱。ブルペンの左投手は1人しかいない緊急事態に陥った。 このまま「投壊」が続くようなら、地区優勝を果たしたとしても各地区の強豪が出場する短期決戦でアッサリ敗退しないとも限らない。実際、投手陣に故障者が続出した昨季は、プレーオフ初戦の地区シリーズでダイヤモンドバックスに3連敗し、早々と姿を消した。 米メディアでは、「今季もプレーオフで敗退するようなら、ロバーツ監督の解任は必至」との見方もあるほど。チームは必ずしも視界良好ではないのが実情だ。 ワールドシリーズ制覇を目標に掲げ、エンゼルス時代に経験したことがない「ヒリヒリした9月」を渇望してドジャース入りした大谷とすれば、最悪の結末となるわけだが、こと個人の成績に限れば歴史的な一年になる。 11日現在、すでに史上初の「46-47」(46本塁打、47盗塁)を達成している大谷は、このままのペースでいけば「50-50」に到達する勢い。メジャーの長い歴史で唯一無二の大記録を打ち立てることになる。■大谷は100億円規模の副収入でも・・・大谷翔平と愛犬デコピン(C)ロイター/USA TODAY Sports 2年連続本塁打王は確実。11日現在、101打点はリーグ2位で、打点王との2冠も視野に入れている。指名打者専任では過去に一人も獲得していないMVPに輝く可能性もある。 グラウンド外でも大成功を収めている。 「ドジャースは大谷選手の加入で日本企業を中心に大きく広告収入を伸ばしている。大谷選手個人の副収入もうなぎ上りです」とは、広告代理店関係者。 「先日、iPhoneなどでおなじみの米アップル社の子会社で、オーディオ機器会社のBeatsとブランドアンバサダー契約を結んだ。バスケットボールのレブロン・ジェームズ、サッカーのリオネル・メッシというスーパースターと肩を並べることになりました。契約金額は非公表ですが、かなりの高額とみられています。すでに大谷選手は20社前後のスポンサーを抱え、その副収入だけで100億円に到達するといわれています。本人の希望で97%が後払いになった年俸は200万ドル(約3億円)ですが、後払いにした分の金額を副収入として得ることになります」 しかも、その副収入は今後、さらに増える可能性があるという。「大谷選手は真美子夫人と結婚し、愛犬のデコピンを飼い始めました。真美子夫人とのツーショットは大いに注目を集め、話題をさらった。デコピン人気も凄まじく、SNSでの紹介に始まり、オールスターではデコピンのししゅうが入ったスーツを着用し、始球式まで行った。多くの企業が、大谷選手と真美子夫人やデコピンとの“コラボ”を希望していると聞いています。これが実現すれば、副収入は100億円どころか、さらに膨らむのは間違いありません」(同) きょう12日のカブス戦でも、初回にいきなり自己最多を更新する47号本塁打を放った。チームのポストシーズンの結果次第では、大谷の「独り勝ち」となりそうだが、そうなればいくら記録を打ち立てても心中は複雑だろう。【転載終了】*********************** 個人的にも、プレシーズン敗退の場合、ロバーツ監督解任は逃れられないと思っていました。 素人目線ですが、投手起用や代打に首を傾げたくなる場面が多々ありましたから。 また、貴重な左投手のバンダ投手ですが、怒りに任せて利き腕で硬いものを殴るなんてプロ失格です。ぺナルティーものです、球団から罰金を食らうかも? 昨年活躍したミラーとビューラーは目算が狂いましたね。四球でランナーをためて長打を浴びる繰り返しでは、短期決戦のプレーオフには使えないでしょう。 ワールドシリーズ制覇の球団は投手力がいいように思います。