自民党と企業献金 蜜月の半世紀

【転載開始】

■アベノミクスを礼賛・・・
 榊原経団連が献金呼びかけを再開
 公開日:2024/09/12

 

【自民党への企業献金(181~210位=
1976~2022年)】安倍政権へ露骨な
すり寄り(榊原定征経団連会長=右奥、
当時)/(C)日刊ゲンダイ

 「二等国、三等国になりそうだった日本
がようやく、立ち直りつつある」

 この言葉を発したのは、復古主義の政治家
ではない。
経団連会長の榊原定征(東レ会長)である。

 榊原は2014年9月8日、民主党政権下では
打ち切っていた会員企業への献金呼びかけを、
5年ぶりに復活させると表明した。
翌日の朝日新聞によると、榊原は記者会見で
「政策をカネで買うわけではない」と躍起に
なって否定。
冒頭の発言と共に
「経済再生を果たすため、政治と経済が徹底
的に手をつなぐことが必要だ」と語った。
「手をつなぐ」相手は、安倍晋三だ。
12年12月に野田佳彦が代表の民主党から政権
を奪取し、経済政策で「アベノミクス」を
掲げた。

 アベノミクスを、榊原経団連は絶賛した。
13年10月、献金呼びかけ復活に先立って実施
した自民党の政策評価では、次のように述べ
ている。

 「昨年の総選挙において、政権交代が再び
実現した。第2次安倍政権は、大胆な金融緩和、
機動的な財政政策、民間投資を促進する日本
再興戦略の3本の矢からなるアベノミクスを
推進するなど、日本再生に向けた政策を強力
に実行している」

■「政策をカネで買うわけではない」と躍起
 になって否定

 経団連からの絶賛に、安倍政権は呼応して
いく。

 例えば税制。消費税についての経団連の
方針が「着実な引き上げ」であるのに対し、
安倍政権は税率を14年に8%、19年に10%
と引き上げた。

 その一方で法人税は下げた。
実効税率は15年度に34.62%から32.11%に
下げた後、段階的に下げていき、18年度は
29.74%までになった。

 日本には今、賃金格差の拡大や防衛費の
倍増による増税など、数々の課題が重く
のしかかっている。
大本は安倍政権の政策にあり、経団連はその
推進に献金という形で燃料をつぎ込んだ。

 会員企業への献金呼びかけを復活する際の
記者会見で、榊原は
「『政策をカネで買う』といった低レベルな
話では全くない。非常に心外だ」とも言った。
だが、心外に思っているのは、豊富な資金を
背景とした影響力を持っていない市井の人
たちだろう。

【転載終了】

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 経済団体連合会(第9代会長迄)から
日本経済団体連合会(第10代会長から)
に代わってから政治に依存するように
なりましたかね?

 政界に提言するような有名な会長は
メザシの土光と言われた「土光敏夫氏」
や「平岩外四氏」ですかね。

 個人的には、安倍氏や榊原氏はダメな
リーダーの印象が強いですよね。