桧山珠美 あれもこれも言わせて

【転載開始】

■やす子に始まり、やす子に終わった・・・
 一体、誰のための「24時間テレビ」なのか
 公開日:2024/09/08

 

やす子(C)日刊ゲンダイ

 やす子に始まりやす子に終わった
日本テレビ系「24時間テレビ47」。

 思えば昨年11月、系列局の元幹部社員
寄付金着服が発覚、存続が危ぶまれていた
瀕死の「24時間テレビ」。
その後、ドラマ「セクシー田中さん」原作者
死去にまつわるゴタゴタもあり、
視聴者の日テレに対する目は厳しいもの
だった。

 6月に今年も放送することを決定。
水卜麻美が番組内で不祥事についてお詫びし、
今年も放送すると伝えた。
これに対しても、一介のアナウンサーでは
なく、社長自ら出て説明するのが筋と批判の
声が上がった。

 それがどうか。蓋を開けてみれば、視聴率
は昨年よりも上がり、やす子の児童養護施設
募金マラソンで集まったのはなんと
4億3801万4800円!

 「やらないよりは動いた方が変わると思う
ので・・・頑張ります」と走る前、やす子が
語っていた通りになった。

■障害者にスポットを当てた企画激減
 

水卜麻美アナ(C)日刊ゲンダイ

 出演は女性アナウンサー不動の
人気ナンバーワンの水卜に元日テレの
フリーアナ羽鳥慎一、初回から唯一出演して
いる徳光和夫。
長年メインパーソナリティーを務めていた
旧ジャニーズ勢の姿はなく、出演は
「みんなの動物園」のMC相葉雅紀くらいの
もの。

 例年、旧ジャニの主演があたり前だった
スペシャルドラマも、今年は初代総合司会
の萩本欽一と妻・澄子を描いた
「欽ちゃんのスミちゃん~萩本欽一を愛した
女性~」を放送。
伊藤淳史、波瑠、香取慎吾が出演、草彅剛が
語りを担当し好評だった。

 昨年と違うのは旧ジャニ排除だけではない。
これまで障害者を山に登らせたり、
ドーバー海峡を泳がせたり、ダンスを踊らせ
たりと障害者メインでやっていたはずが、
ほぼほぼ出なかった。

 確かに1年に1回だけ障害者を応援する姿勢
は「感動ポルノ」と一部で批判されたとは
いえ、それが「24時間テレビ」の骨子だった
はず。
障害者にスポットを当てた企画が激減、
障害者排除の方向性に呆れてしまう。

 折しもパリパラリンピック開催中。
選手を応援するようなコーナーをつくっても
よかった。

 車いすテニスの小田凱人選手が自身のSNS
で「試合はあるけどテレビ放送はないらしい
です。多分試合は日本時間日曜日のゴールデ
ンタイム。なんのためにメディアに出て、
演出してきたかわかんなくなりそうだけど、
これが現実」と書き、不信感をあらわにした
が、その通り。
パラ選手の活躍を見たくても見られないのが
現状だった。

 今年のテーマは「愛は地球を救うのか?」。
救われたのは日テレだけ?

【転載終了】

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 以前から、チャリティーなのに出演者が
ギャラをもらうのはどうなのか?
という疑問の声はありましたね。

 やす子氏はブレークしているという事で
すが、どこがおもしろいのかは個人的には
よくわからないのが″昭和″のせいですかね?

 また、やす子氏は、現役の自衛官(広報)
だと聞きましたが、自衛隊の宣伝のため?