Business Journal

【転載開始】

■新米の作柄、主力産地「やや良」=新潟「平年並み」、
 9月本格流通―農水省
 2024.08.31

 

稲刈りをする農家(AFP時事)(資料)

 農林水産省は30日、2024年産米(新米)の
作柄概況(8月15日現在)を発表した。
5月以降、全国的に天候に恵まれ、予想収穫量は
青森が「良」、北海道と東北の主力産地をはじめと
する11道府県が「やや良」、米どころ新潟を含む
31都府県は「平年並み」となった。
農水省は新米の流通について、9月第1週には
新潟県産の供給が始まり、第2週にかけて北海道、
東北、北陸の産地品種が続くとみている。

 コメの流通量不足で一部の小売店で欠品が生じる
「令和の米騒動」と呼ばれる事態が起きているが、
今回の予想に沿った量が9月から本格的に流通すれ
ば、品薄の解消につながりそうだ。

 坂本哲志農水相は30日の閣議後記者会見で
流通量不足について
「短期的な品薄」
「全体の需給として必要な在庫水準が確保されて
いる」との見解を示し、消費者に「冷静な対応」
を呼び掛けた。

 作柄概況は、沖縄県を除く46都道府県が対象。
10アール当たりの予想収穫量が平年と比べて
106%以上が「良」、102~105%が
「やや良」、99~101%が「平年並み」。
佐賀、長崎、宮崎の3県は、田植え後の日照不足
が響き、平年比95~98%の「やや不良」と
なる見込み。

 沖縄は、二期作目の田植えが終わっていない
ため予想の対象外となっている。

 8月は主食用米が新米に切り替わり始める
端境期のため在庫が減りやすく、気象庁による
南海トラフ地震臨時情報の発表で消費者の買い
だめも発生し、品薄感が強まった。
農水省の発表によると、臨時情報が発表された
8日を含む8月5~11日のスーパーでのコメ
の販売数量は、前年同期比38.8%の大幅増。
同12~18日も21.4%増となった。

◇24年産米の作柄状況(8月15日現在)
 北海道 やや良   三 重 平年並み
 青 森 良     滋 賀 平年並み
 岩 手 やや良   京 都 平年並み
 宮 城 やや良   大 阪 やや良
 秋 田 やや良   兵 庫 平年並み
 山 形 やや良   奈 良 やや良
 福 島 やや良   和歌山 平年並み
 茨 城 やや良   鳥 取 平年並み
 群 馬 平年並み  岡 山 平年並み
 埼 玉 平年並み  広 島 平年並み
 千 葉 平年並み  山 口 平年並み
 東 京 平年並み  徳 島 やや良
 神奈川 平年並み  香 川 平年並み
 新 潟 平年並み  愛 媛 平年並み
 富 山 平年並み  高 知 平年並み
 石 川 平年並み  福 岡 平年並み
 福 井 平年並み  佐 賀 やや不良
 山 梨 平年並み  長 崎 やや不良
 長 野 平年並み  熊 本 平年並み
 岐 阜 平年並み  大 分 平年並み
 静 岡 平年並み  宮 崎 やや不良
 愛 知 平年並み  鹿児島 平年並み
(注)作柄の「良」は平年比106%以上、
「やや良」は102~105%、「平年並み」
は99~101%、「やや不良」は
95~98%(了)
(記事提供元=時事通信社)

【転載終了】

************************

 表を見る限り、問題ないようですが、
買いだめに走ったことからコメの価格
が2割ほど値上がりしそうですね。

 南海トラフに過剰反応した影響です
が、買いだめに走るために店頭が品薄
になるんですね。

 我が家は、毎年10月に新米を年間
分纏めて購入するからあまり慌てなく
ても済むんですが。