墓前にて
久しぶりの墓参り。洗剤、スポンジ、線香、花を買って娘と墓掃除。57歳で逝ってしまった母と癌だったけど77歳まで頑張った父。二人の思い出を娘に語りながらパパは次男なので、ここには入れないのでお墓を買わなきゃいけない。だとか(娘の名)は結婚した旦那さんの方のお墓に入るのだよ。とかいろんなハナシをしました。都内のお墓なので高額ですが、墓参りが面倒にならぬように、同じ寺に墓を買う約束を娘にしました。(死んでからも金はかかりますねぇ)娘は、中学生になった報告とこれからバスケ頑張ります!と墓前に報告したようです。私の墓前報告は長いものになりました。長男、長女が無事就職しました。娘が新生活に突入しました。世界は平和ではありません。ビジネスは何とか立て直します。私も忙しい人生でしたから家族旅行などの思い出はほとんどありません。ただ好きな事を好きなだけやらせてくれた両親。勉強しろ!なんて言われたこともなかった。体に悪いからタバコをやめろとはよく言われましたけど。(いまだに愛煙家です)よく尊敬する人は「親」とか聞きますが、ピンときません。私の場合、尊敬するという感じではなく「性格のよい愛すべき人間」が両親です。二人の息子を大学まで運動させてくれた費用は勤め人だった両親にとって大きな負担だったことはわかります。アスリートは金がかかります。学費に加え、部費、寮費、小遣い・・・・アルバイトはできません。私の残りの人生は、娘のやりたいことをやらせてあげること。従業員の生活を守ること。この2つのことだけです。このたった2つのことをやりきれば笑顔で逝けます。頑張ったね。と両親が迎えてくれるでしょう。