水道料金の交渉に成功しました | 入居率29%でも回る非常識な不動産投資

入居率29%でも回る非常識な不動産投資

当ブログ『入居率29%でも回る非常識な不動産投資』は、皆さまのご支持により2013年4月に『空室率70%でもキャッシュが回る非常識な不動産投資術』(ごま書房新社)として書籍化されました。「石原式で買って、尾嶋式で埋める」というシンプルな投資手法を紹介しています。






僕が所有するある物件で、

満室になったのは嬉しいのですが、

水道料金の請求がハネ上がりました。




この物件は、公共水道のメーターが

建物に対して一つだけしかついておらず、

よって、オーナーである僕自身が

水道料金を一括で支払い、


入居者さんに水道使用料を按分して

請求するというスタイルを取っています。





それで、1ヶ月の水道料金が

6世帯にも関わらず4万円くらいになり、

水道局に電話しました。




水道の料金体系は、電気などと同様に

累進課徴の仕組みになっています。



具体的には、1,500円程度の

基本料金の中で一定の水量を使用する

ことができますが、これを超えると、

徐々に単価が高くなる仕組みです。





今回の自治体では、

基本料金1,470円の中に、20㎥までが

込みとなっており、それを超過すると、

30㎥までが㎥あたり単価@100円、

30㎥以上は単価@110円で

計算されるということが分かりました。





僕の物件では、親メーターが一つのため、

基本料金は全世帯で1,470円、

つまり全世帯で20㎥までしか基本料金で

賄うことができず、1ヶ月の使用量が

160㎥くらいになることから、


最も高い30㎥以上の単価が最も多く

適用になっていることが分かりました。





で、水道局に、親メーターが一つでも

実際には6世帯のマンションだから

基本料金を6世帯分適用して

もらえませんか?と交渉しましたが、

「それはできない」との回答でした。





それからしばらくして、

別の自治体で新たに一棟マンションを

購入しました。



ここは15世帯あるのですが、

また親メーターが一つというパターンでした。



取得して2週間くらいが経過したとき、

ここの水道局から電話が掛かってきて

「現状の稼働は何室ですか?」

と問われたのです。




怪訝に思って訊ね返すと、

「うちは、親メーターがひとつでも、

実際に入居されている世帯数分だけ

基本料金を適用しています」とのこと。



なるほど!自治体によって

対応がバラバラなようです。




それで、早速、最初の自治体の水道局に

再度電話をして、

「○○市の水道局では、こういう対応でした」

と言うと、話の分かる担当者さんに代わってくれ、


「ではそのように適用します」

と言ってくれたのです。





これで、次月以降は少し料金が安くなりそうです。


でも、交渉はここからで、

「これまでにも多く支払って来ましたので、

遡って返還していただけませんか?」

と交渉してみたところ、なんと

「半年分は遡って再計算して返還します。」

とのこと。



これで1万5千円くらいですが、

戻ってくることになりました。


交渉してみるもんですね。





さて、この話、

僕の場合はどちらもファミリー物件だったから

一世帯につき基本料金以上は少なくとも

使う計算のため、今回のように

世帯数分だけ基本料金を適用してもらう方が

結果的におトクになったわけですが・・・。





もしこれが、シングル世帯の物件の場合、

一概に世帯数分の基本料金を支払う方が

安くなるとは言い切れません。





シングルの場合は、水道使用量もまあ

しれているため、世帯数分×基本料金を

払うと逆に高くなるケースもあります。




一世帯あたり15㎥も使っていないなら

むしろ基本料金は親メーターだけに

課金してもらっておく方が有利に

なると感じました。





参考になった!という人は応援クリックをお願いします。

にほんブログ村 住まいブログ 大家さんへ 不動産投資の収益物件


いつも、応援ありがとうございます。

ブログ更新の励みになっています。