僕が所有するある物件で、
満室になったのは嬉しいのですが、
水道料金の請求がハネ上がりました。
この物件は、公共水道のメーターが
建物に対して一つだけしかついておらず、
よって、オーナーである僕自身が
水道料金を一括で支払い、
入居者さんに水道使用料を按分して
請求するというスタイルを取っています。
それで、1ヶ月の水道料金が
6世帯にも関わらず4万円くらいになり、
水道局に電話しました。
水道の料金体系は、電気などと同様に
累進課徴の仕組みになっています。
具体的には、1,500円程度の
基本料金の中で一定の水量を使用する
ことができますが、これを超えると、
徐々に単価が高くなる仕組みです。
今回の自治体では、
基本料金1,470円の中に、20㎥までが
込みとなっており、それを超過すると、
30㎥までが㎥あたり単価@100円、
30㎥以上は単価@110円で
計算されるということが分かりました。
僕の物件では、親メーターが一つのため、
基本料金は全世帯で1,470円、
つまり全世帯で20㎥までしか基本料金で
賄うことができず、1ヶ月の使用量が
160㎥くらいになることから、
最も高い30㎥以上の単価が最も多く
適用になっていることが分かりました。
で、水道局に、親メーターが一つでも
実際には6世帯のマンションだから
基本料金を6世帯分適用して
もらえませんか?と交渉しましたが、
「それはできない」との回答でした。
それからしばらくして、
別の自治体で新たに一棟マンションを
購入しました。
ここは15世帯あるのですが、
また親メーターが一つというパターンでした。
取得して2週間くらいが経過したとき、
ここの水道局から電話が掛かってきて
「現状の稼働は何室ですか?」
と問われたのです。
怪訝に思って訊ね返すと、
「うちは、親メーターがひとつでも、
実際に入居されている世帯数分だけ
基本料金を適用しています」とのこと。
なるほど!自治体によって
対応がバラバラなようです。
それで、早速、最初の自治体の水道局に
再度電話をして、
「○○市の水道局では、こういう対応でした」
と言うと、話の分かる担当者さんに代わってくれ、
「ではそのように適用します」
と言ってくれたのです。
これで、次月以降は少し料金が安くなりそうです。
でも、交渉はここからで、
「これまでにも多く支払って来ましたので、
遡って返還していただけませんか?」
と交渉してみたところ、なんと
「半年分は遡って再計算して返還します。」
とのこと。
これで1万5千円くらいですが、
戻ってくることになりました。
交渉してみるもんですね。
さて、この話、
僕の場合はどちらもファミリー物件だったから
一世帯につき基本料金以上は少なくとも
使う計算のため、今回のように
世帯数分だけ基本料金を適用してもらう方が
結果的におトクになったわけですが・・・。
もしこれが、シングル世帯の物件の場合、
一概に世帯数分の基本料金を支払う方が
安くなるとは言い切れません。
シングルの場合は、水道使用量もまあ
しれているため、世帯数分×基本料金を
払うと逆に高くなるケースもあります。
一世帯あたり15㎥も使っていないなら
むしろ基本料金は親メーターだけに
課金してもらっておく方が有利に
なると感じました。
参考になった!という人は応援クリックをお願いします。



いつも、応援ありがとうございます。
ブログ更新の励みになっています。