昨年、小池東京都知事が豊洲市場への移転については、安全性に問題ありということで議会承認などの手続きを無視して独断で移転延期をしたままになっています。

 

小池知事やマスコミなどの豊洲移転反対派は、科学的根拠ではなく不安を煽ることで世間に豊洲は安全ではないと思わせることに成功しました。

 

しかし、築地市場の地下水も汚染されていることが公表されてから、徐々に風向きが変わってきました。築地市場の地下水も環境基準を満たしていないことに対し、小池氏は問題はないと明言しましたが、そこから豊洲市場が安全ではないということを言えなくなってしまいました。

 

マスコミなどは、いまだに地下水の環境基準のことを持ち出しますが、その環境基準というのは飲料として使用した場合の基準です。豊洲も築地も地下水を市場で使用することはないので、環境基準を満たしているかどうかは問題ではありません。

 

しかも、豊洲市場では地下水を浄化して排水基準を満たしてから排出する仕組みがあります。また、衛生面では、豊洲市場に比べて築地市場は比較にならないほど不衛生だということも世間に知られてきました。

 

そこで、小池都知事とはじめとする豊洲移転反対を唱えていた人達は、安全ではなく安心が担保されていないという詭弁を言い始めました。

 

安全というのは科学的データなど客観的なもので説明することができますが、安心というのは主観的なものですから、本人が不安に思ってしまえば安心とは言えません。

 

小池氏は、安心かどうかを確認するために都民の住民投票も行うかもしれないと言われています。しかし、それは卑怯なやり方ではないかと思います。

 

なぜならば、豊洲市場が安全安心ではないとひたすら煽って来たのは、小池氏やマスコミです。安全だという客観的なデータを無視して、様々な手で豊洲市場は安全安心できない所だということを拡散してきました。豊洲市場の安全性で問題とされていたことの多くは、実は問題でも何でもありませんでした(詳しくは「豊洲市場で騒がれていることは本当に問題なの?」参照)。

 

テレビや反日の新聞しか見ないような情報弱者の人達は、そういった宣伝に乗せられて豊洲市場は危険だというように思い込んでしまっています。そういった誤った認識を持った人達が多くいる状態で住民投票をしてしまったら、客観的で科学的な根拠に反する結果が出てしまう可能性があります。

 

在京キー局は他の地域のテレビ局に比べても捏造や隠匿が頻繁に行われており、東京というのは日本の中でも情報弱者の割合が高い地域です。その証拠に、舛添氏のような人間を都知事にしてしまったり、村田蓮舫氏や山本太郎氏などを国会議員に選出してしまっています。

 

 

小池氏は「都民ファースト」と掲げるのであれば、印象操作によって豊洲市場が安全ではないというように思わせたことを謝罪し、実は豊洲市場は安全であり築地市場よりも衛生面で非常に優れた市場であると都民に訴えるべきです。そうすれば、これまで騙されていた人の多くは、豊洲市場でも安心できるようになるかもしれません。

 

都議会選挙などに豊洲市場への移転問題を利用するとすれば、小池氏は単に豊洲市場への移転問題を政治利用したことになります。それでは「都民ファースト」ではなく「自分ファースト」と揶揄されても仕方ないでしょう。
    

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