自民党総裁選は、安倍首相以外に立候補者がいなかったことから、安倍首相の再選が先日決まりました。

 

安倍首相以外には、野田聖子衆議院議員が立候補を検討していましたが、立候補に必要な20人の推薦人を確保できなかったため、立候補を断念していました。

 

マスコミの中からは無投票になったことを批判する意見が出ていますし、民主・社民・維新の野党からも批判が出ています。

 

批判する理由として、「自民党では多様な意見が言えない」「自民党には反主流派が一切存在しない」「対立広報が出なく独裁政党のようだ」というようなことを野党幹部が言っていました。

 

もし、本当にこのように思っているのであれば、このような発言をした野党幹部は現状が全く認識できていない政治家だと言えるでしょう。こういう見方をしているというのは、自分達の目は節穴だと言っているようなものです。

 

さすがにそこまで頭が弱いとは思わないので、上記のような発言をして反日マスコミがそれを取り上げることによって、自民党は反対意見が言えない独裁色の強い政党だという印象を与えるために言ったのでしょう。嘘でも反日マスコミが取り上げてくれることを見越しての発言だと考えられます。


過去の民主党代表選で、無投票になったのは以下の通りです。

・1998年4月(管直人)

・2000年9月(鳩山由紀夫)

・2004年5月(岡田克也)

・2004年9月(岡田克也)

・2006年9月(小沢一郎)

・2008年9月(小沢一郎)

もしかしたら、党内の代表選挙を無投票にするのは民主党の専売特許だから、民主党は腹が立ったのかもしれないですね。ちなみに共産党は選挙でトップ(書記長)の人間を選んだことはないので、自民党総裁選が無投票になったことについてはダンマリを決め込んでいます。

 

仮に、安倍首相の他に立候補者が出て、自民党総裁選を実施したときにも、上記の野党からは批判が出たことが予想されます。

 

自民党総裁選は、98日が告示で20日に開票の予定でした。総裁選が行われれば、野党側からは首相が交代する可能性があるのに国会の審議はできないと拒否する可能性がありました。

 

安保法案に反対する立候補者が出ていれば、野党からは国会審議の前に自民党内の意見を一致させろという声が挙がり、国会審議がストップしてしまうことは十分ありました。

 

実際に、自民党総裁選が実施された場合、野党は安保関連法案の審議拒否をする予定だったようです。審議が停まってしまえば、927日までの会期末までに法案が成立するかどうか分からなくなってしまいます。

 

つまり、反日のマスコミや野党は、自民党総裁選を利用して安保関連法案の成立を妨害しようとしていたのです。

 

ただでさえ安保関連法案の審議に多くの時間を使ってしまっているため、他の法案を通すことができない状態になっています。昨年の消費税率8%への引き上げの悪影響から日本の経済は脱することができず、46月期のGDPは前期比マイナス0.8%となってしまいました。79期もマイナス成長となると、景気後退局面に入ってしまうため、早急に経済対策を実施しなければならない状況にありますが、現在の国会ではそこまでの審議が行えない状態になっています。

 

 

また、総裁選出馬に断念した野田氏は、会見で以下のことを言っていました。

 

3年に1度の総裁選は事実上の首相選びであり、政治理念や政策を広く国民に訴える貴重な機会です。同志の議員からは『民主主義には全会一致は無効だ』という言葉をいただきました。自由闊達な議論を交わす総裁選を実現したかったですね。自民党は多様性が威力。今後も開かれた信頼される自民党でありたい。

 

これはもっともらしい意見ですが、野田氏が出馬しようとした本音は別のところにあったようです。

 

自民党総裁選に出馬することは、知名度を上げることになり、世間に大きなアピールができることになります。自民党内では、何度も国会議員に当選することよりも、総裁選に出る方が遥かに知名度が上がると言われています。ましてや、安倍首相と一騎打ちになれば、テレビの討論番組で首相と2人で出演することになるなど、一気に知名度を上げることができます。

 

野田氏は、将来に自民党総裁になって首相となるために、今回の総裁選を利用しようという考えだったようです。

 

 

また、私のブログをいつも読んでいる人なら知っているかもしれませんが、野田氏というのは自民党内にいる反日派の国会議員です。

 

集団的自衛権の行使容認については、憲法解釈変更をすることについて疑義を呈しており、基本的に反対の考えを持っています。野田氏は「自衛隊は軍になり、殺すことも殺されることもある。いまの日本に、どれだけそこに若者を行かせられるのでしょう。」と雑誌「世界」に記しています。

 

そもそも、反日のマスコミが「将来の首相候補」と持ち上げる国会議員というのは反日派というのが基本です。日本の国益を毀損する可能性があり、自分達の主張に沿ったことを実施する可能性が高いから、首相候補として持ち上げるのです。そういった点では、石破茂氏も同様に反日派と言えるでしょう。

 

野田氏の夫は、野田氏と結婚する前にアダルトサイト会社社長として、他人のIDパスワードを不正に使って無線LANに侵入して大量のスパムメールを一斉送信し、インターネットサービスのサーバ機能を一時的に麻痺させて、有線電気通信法違反で過去に逮捕されています。自民党の政治家が、このような経歴を持っている人物と結婚したら、反日のマスコミは大騒ぎするはずですが、ほとんど報じられることはありませんでした。

 

野田氏は、民主党の辻元清美氏や有田芳生氏とも繋がりを持っており、北朝鮮の資金源となっているパチンコチェーンストア協会の政治分野アドバイザーを務めています。

 

野田氏については、こちらのサイトで詳しく書かれていますので、興味がある人は読んでみてください。

【じゃあの氏】野田聖子と繋がる辻元清美、ひまわりの会が真っ黒

 

靖国神社を参拝するなど、野田氏は日本派だと誤解してしまいそうですが、上述のようなことを考慮すると、単なるカモフラージュのような気がします。

 

反日のマスコミというのは、国会議員の中で誰が反日なのかを明らかにしてくれるので、そういった意味では便利でありがたい存在ですね。


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