「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
え?なに?予算不足?
★★☆
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2010年/アメリカ/94分/SKYLINE)
【 監督 】
ブラザース・ストラウス
【 出演 】
エリック・バルフォー
スコッティ・トンプソン
ブリタリー・ダニエル
デヴィッド・ザヤス
ドナルド・フェイソン
【あらすじ】
ジャロッドとエレインは、事業で大成功し優雅な生活を送っている
親友テリーに会いにロサンゼルスを訪れる。
テリーの住む超高層ビルでひとしきりのパーティーに疲れ眠りにつくジャロッドたちだったが、
早朝、ブラインドから漏れる青白い光で目を覚ます。
外のただならぬ様子に、ジャロッドとテリーは屋上に行くと、
上空から青白い光とともに巨大なUFOが降りてくる。
そして、突如としてUFOは地上の人間達を吸い上げ、殺戮を開始する―
【コメント】
もともと4月公開だった宇宙人侵略モノで、
東日本大震災の影響で公開延期となった
『世界侵略:ロサンゼルス決戦』という映画があるのだが、
同じ宇宙人侵略モノで舞台もロサンゼルスという、設定がおもいっくそカブッてる
本作が奇しくも先に公開と相成った。
まあ、確かにワクワクするシチュエーションではあるので、
どんなもんかと劇場に足を運んでみたのだが、
もうしちめんどくさい感想は抜きにして、
ストーリー進行伴った俺の感想を一目瞭然にフローで表してみた。
(前半)あれ?これ木曜洋画劇場ばりの超B級じゃね?
↓
(中盤)おぉ、でもVFXなかなかスゲーじゃねーか。
↓
(後半)なんか面白くなってきたぜ。
↓
(終盤)時間がねーぞ。オチはどーするんだ?
↓
(最後)終わりかよ!?中途半端にもほどがあるぜ!!!
いや、初っ端からB級臭はしてたんだ、確かに。
どこにでもあるような人間模様設定だし、出てくる俳優もTVドラマのよう。
細かい部分でツッコミどころも満載。
それでも巨大UFOの登場やら触手モンスターやらのVFXは意外にもよく出来ていて、
そこら辺を観る分には楽しめる。
しかしながら、やっぱりラストは納得いかねぇ。
どういうことにしたかったんだ?続編ありきなんか?と。
身体はモンスター、脳は人間、奇跡のダークヒーロー誕生!的な。
あれはあれで逆にビックリな終わり方だったけどな。
とにかく、ストーリーも雑なら終わり方も雑。
頑張って戦ったけどダメでした、というバッドエンドのほうが逆にスッキリする。
結果的に、VFX技術の高さに反するあの終わり方を鑑みると、
「予算不足のためここまでしか出来ませんでした」
という説明がいちばんしっくりきちゃったりする。
というわけで、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』に俺は期待する。
【2011年度 Myランキング】(6/18時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
(ベスト)… ★★★以上が基準
1位:冷たい熱帯魚
2位:SOMEWHERE
3位:塔の上のラプンツェル
4位:漫才ギャング
5位:さや侍
6位:イップ・マン 葉問
7位:イップ・マン 序章
8位:アンチクライスト
9位:アンノウン
10位:ブラック・スワン
次点:エンジェル・ウォーズ
GANTZ
孫文の義士団
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ウォール・ストリート
2位:グリーン・ホーネット
3位:男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW
<その他ランク外一覧>
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