「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
堀北真希がかわいかったです
★★☆
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2011年/日本/110分)
【 監督 】
佐藤英明
【 原作 】
武居俊樹
【 出演 】
浅野忠信
堀北真希
木村多江
いしだあゆみ
佐藤浩市
【あらすじ】
学生運動が盛んだった昭和42年。
大手出版会社・小学館の入社式には、少女マンガ雑誌に夢を馳せた新入社員・武田の姿があった。
しかし、いざ担当となった部署は少年サンデー。
しかも、少女マンガ家とはかけ離れた破天荒なマンガ家・赤塚不二夫の担当に。
赤塚とそのスタッフたちの常軌を逸した行動に戸惑う武田だったが、
次第に赤塚と武田は深い絆で結ばれていく-
【コメント】
1日は映画1000円デー。
多少外してもまあ諦めがつく値段ではある。
というわけで、予告でちょっと観てみたいな~と思った本作を鑑賞。
堀北真希がかわいかったです。
デビュー当時、なんとイモ臭いコなんだ、と思ってた彼女なのだが、
なんとまあかわいらしく成長しちゃってもう。
彼女の「シェー」のポーズもとても愛らしい。
本作の感想と言えば、ぶっちゃけそんだけだ。
堀北のかわいらしさぐらいしか褒める部分がない。
これは本当に、本当にもったいなさすぎる。
堀北もかわいかったが、浅野忠信も赤塚不二夫になりきって健闘したと思う。
なのにこんなにも残念な作品になってしまったのは、
ひとえに監督・脚本・編集等の製作側が悪い!に尽きる。
学生運動という社会的背景に生きる巨匠・赤塚不二夫というマンガ家の
波乱に満ちた人生という“真面目”な部分と、
随所にちりばめたナンセンスギャグの“笑い”とのハーモニーが売りなはずだ。
赤塚と母親のシーンは唯一なかなか泣かせる部分ではあったが、
全体的に真面目はよく見えてこなければ笑いもスベりまくり。
当時の背景をもっとピックアップしないとクライマックスにつながらないし、
赤塚独特のナンセンスギャグを実写化するのは至難の業。
白鳥バレリーナになったり女学生になったりしてがんばった浅野に
思わず「もうやめて!」と叫んじゃうくらい痛々しい。
これじゃ役者がうかばれんよ。
製作側がもっと練り込めば本作はもっともっと良くなったはず。
誰もが知っている赤塚不二夫の自伝なだけに
非常にもったいない作りだったと思う。
【2011年度 Myランキング】(5/1時点)
本作は、本年度のベスト10ワースト3ともにランキング外。
(ベスト)… ★★★以上が基準
1位:冷たい熱帯魚
2位:SOMEWHERE
3位:塔の上のラプンツェル
4位:漫才ギャング
5位:イップ・マン 葉問
6位:イップ・マン 序章
7位:アンチクライスト
8位:エンジェル・ウォーズ
9位:GANTZ
10位:孫文の義士団
次点:八日目の蝉
あしたのジョー
トゥルー・グリット
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ウォール・ストリート
2位:グリーン・ホーネット
3位:男たちの挽歌 A BETTER TOMORROW
<その他ランク外一覧>
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