ソーシャル・ネットワーク (評価:★★★) | そんなことより恋をしろ

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『映画を観るよりもお前は恋をしろ恋を』
…そんな感じのブログです。

※※※ 注意 ※※※

「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。




創始もビッグマネーも“変人”じゃないと務まらない

★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)

そんなことより恋をしろ-ソーシャル・ネットワーク


(2010年/アメリカ/121分/the social network)

【 監督 】
デヴィッド・フィンチャー

【脚本】
アーロン・ソーキン

【 出演 】
ジェシー・アイゼンバーグ
アンドリュー・ガーフィールド
ジャスティン・ティンバーレイク
アーミー・ハマー
マックス・ミンゲラ
ブレンダ・ソング





【あらすじ】

2003年のハーバード大学。
寮の名簿をハッキングし、女子学生のランク付けするサイト“フェイスマッシュ”を立ち上げた
オタクの天才ハッカー・マーク・ザッカーバーグ。
それをきっかけにマークは親友エドゥアルドとともに
大学内に“フェイスブック”を立ち上げる。
瞬く間に登録者数は増大し、ほかの大学にも拡大していく。
フェイスブック運営のために利益を得る必要があると提案したエドゥアルドだが
マークはあまり乗り気ではなかった。
そこに、フェイスブックに目を付けた“ナップスター”創始者ショーン・パーカーが現れ
マークとエドゥアルドの間に亀裂が生じ始める―


【コメント】

もはや誰も参加してない人はいないんじゃないかというくらいの広がりを見せている
通称SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。
とはいえ、俺のミクシィのようにアカウント取得してちょっと更新して数年放置、
という人も少なくはないはずだ。
本ブログはがんばって更新します。

さて、本作に登場する“フェイスブック”なるSNS。
欧米ではかなりの広がりを見せているようだが
哀しいかな、日本はミクシィのほうが人口が多いのではないかと思う。
ゆえに、フェイスブックは日本ではそれほどの知名度はないが
本作の鑑賞においては、そこはあまり重要なポイントではない。
とあるオタク大学生のフェイスブックの創始から世界的な拡大までの物語を描いているわけだが
決してサクセスストーリーではない“”が絡んだ嫌な話である。

ただ、主人公マークについては、
自分が創始したフェイスブックになによりの誇りと執着を持っており
お金にはあまり興味がなかったのではないか。
フェイスブックに登録された元カノに友達メッセージを送り
F5キーを押し続けるラストシーンはどんな意味があったのだろう?
と考えたときに思い浮かぶのが、
ひとつのシステムを作り上げてみんなが使ってくれている喜びと
自分がいちユーザーとして自分のシステムを利用する楽しみ。

3流ではあるが、いちおうIT企業の社員である俺には
なんとな~くそんなマークの気持ちが伝わってきた。

そこに金の匂いを感じれば、いろんな人間も群がってくるわけで。
あのナップスターの創始者がフェイスブックに関わっていたことは驚きだったが
破天荒で乱れまくりではあるが、ビジネスセンスは単純にすごいと思う。
作中ではけっこうな悪意が感じられたが、まあ音楽を敵に回してたわけだからな。
運営サイドとしては、短期間にお金を儲けてサーッとフェイドアウトしたいわけだ。
親友エドゥアルドのようにマニュアルどおりの堅実なビジネスを進めていては
ビッグビジネスは得られないということなのかも知れない。

自分も何か一発当てて・・・なんてのは誰でも思うことだが
これを観ると、システム創始もビッグマネーもある意味“変人”じゃないと
生まれてこないんだろうな
、と改めて感じる。


【2011年度 Myランキング】(1/15時点)

本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。

(ベ ス ト)

  1位:ソーシャル・ネットワーク
  2位:アンストッパブル
  3位:
  4位:
  5位:
  6位:
  7位:
  8位:
  9位:
 10位:
  次点:


(ワースト)

  1位:
  2位:
  3位: