リフレ派よ永遠に眠れ | くらえもんの気ままに独り言

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 みなさん、お待ちかね(^-^)/

 約8か月ぶりのリフレ派批判のためのエントリーです。(まぁ、ちょこちょこリフレ派批判はしておりましたが(笑))


 忘れた方or初見の方がいるかもしれないので、私がリフレ派を批判する理由を説明します。


1.間違っているから


 はい。間違っていなければ批判などしません(‐^皿^‐)

 ついでに言うと、たとえ間違っていても害がなければ批判はしませんが、有害なので批判します。


2.安倍政権が実際にその政策を行っているから


 たとえ間違っていて害のある思想であろうと、実際に行われていない(行われようとしていない)のであれば批判する意味はありませんからね。


3.感染力が強いから


 最近ではかなり化けの皮が剥がれてきたので、一時期よりも感染力は落ちてきておりますが、なにせリフレ派の論客は口が巧く、詭弁を駆使して人々を思考停止に陥らせるのが得意なので、あらかじめ予防する必要があるというわけです。



 というわけで、これを批判することは日本国民にとって(ひいては世界人類にとって)大事なことなのです。(ちょっとオーバーでしたかね。)


 さて、リフレ派のことをよく知らない人のためにおさらいです。


 リフレ派を名乗る、あるいはそう認知されている人(代表例が日銀総裁の黒田氏、日銀副総裁の岩田氏、内閣参与の浜田氏、早稲田大教授の原田氏)の主張されている政策を簡単に言うと


 金融緩和によってマイルドなインフレを目指すのがよい


 ということです。ちなみに日銀はずっとゼロ金利政策を採っておりますので、ここでいう金融緩和とは日銀による通貨発行のことを指します。


 彼らの考えでは「マネー不足がデフレの原因」というわけで、通貨発行すれば(予想)インフレ率が上がる→インフレ率が上がれば消費や投資が盛んになる→景気がよくなる・・・と妄想していたようです。



 はい。ドラえもんさん、ありがとうございますo((=゜ェ゜=))o

 詳細はコチラの過去エントリーを参照に。


デフレーションの解釈  

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11872129899.html


 しかし、マネー(彼らの言うところのマネタリーベース)は実際に不足しておらず、通貨発行は過剰な状態になっていたというのが現状でございます。(超過準備や低金利が通貨発行が過剰であることの動かぬ証拠でございます。)


ブタ積みは1京円突破 

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11879096540.html  


 ちなみに現在、金融機関にブタ積みされているお金は昨年11月時点で既に1京9000兆円を突破しております。(準備率については日銀HPに平均実行準備率のデータがありましたので、そちらの値を採用させていただきました。)


 1京9000兆円を超えるお金を積んでおいて、「マネー不足だ!もっとお金を刷れ!!」ってのは、ちょっとおかしいんじゃないかと考えるのが正常です・・・が、「さらなる追加緩和をすべきだ!!」などと一部のリフレ派の論客が言ってるのを聞くと背筋がゾッとしますね(;^_^A


 とまぁ、理屈の面から言ってもリフレ派の言っている論理はデタラメだったというわけです。どうデタラメであるかは過去エントリーを参考にどうぞ。


リフレ派をフルボッコにしてみる  

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11759042350.html


ドラクエ風解説 

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11761115812.html


ポリタンクで解説 

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11839282967.html


リフレ派のHPはもうゼロだよ(追記アリ)  

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11789582187.html


まとも派とアヤカシ派 

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11818114432.html


ついに暴かれたエコノミストの虚偽  

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11822625929.html


ついに暴かれたエコノミストの虚偽・続編(追記アリ) 

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11848243716.html


くだらない動画を見てしまった  

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11862165301.html


デフレ対策のためには公共事業をすべきではない? 

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11862318528.html


 まぁ、もともと日銀の量的緩和(通貨発行)は資金調達コストの低減のためになされるのであって、予想インフレ率を上げる効果などもともと理論的に言っても備えられていないのでありますが(苦笑)。さらに言えば、日銀の通貨発行は政府の借用書と日銀の借用書の交換に過ぎないので本質的な意味においてマネーは一切増えませんしね。(逆に財政出動(国債発行)は信用創造によってマネーの量が増加します。)


 さて、当初は日銀がお金を刷ればデフレ脱却しているという主張をしていたリフレ派の方々ですが、その理論のデタラメさを指摘されると少しずつ主張をずらしていきます。


 大事なのは額ではない。コミットメントだ


 と、つまり、日銀が通貨発行する額というよりも、目標のインフレ率を達成するまで金融緩和をし続けるという宣言(インフレターゲット)が大事だと。それによって、人々はインフレ率が上がるのだと期待するのだと。だから期待に働きかけることが重要なのだと。まぁ、要するに「プラセボ(偽薬)効果」を狙っているというわけなんですね。


 じゃあ、なんでお金をガンガン発行する必要があるんでしょうか?


 目標のインフレ率を達成するまでゼロ金利政策は解除しない!!という宣言で十分な気がしますが・・・。


 というわけで、実際にアベノミクスの第一の矢として黒田バズーカとも異次元金融緩和とも呼ばれる「過剰な金融緩和」がさっそく始まったのですが、予想インフレ率とやらはどうなったのか?


【島倉原】危ういデフレ脱却期待?

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/09/11/shimakura-5/


 島倉氏も書いている通り予想インフレ率は2013年5月で頭打ちとなっております(これは、おそらく2012年度補正予算の10兆円による影響で、その後取られた緊縮財政路線の影響で予想インフレ率が上がらなくなっていることを示すと思われます)。その後、ブタ積みが2京円に達しようというまで通貨発行が行われ続けているのにもかかわらず、予想インフレ率は上昇しないどころか最近では民主党野田政権時代の水準まで落ちてきているようです。

http://www.bb.jbts.co.jp/marketdata/marketdata05.html


 目標達成が困難になったためか、当初「2年で目標達成できなければ辞任する」というコミットメントをしていた岩田日銀副総裁は辞任の回避を示唆していたり・・・。コミットメントが大事ではなかったのか??


 しかし、それでもなお「そんなの関係ない。実際に2年前は金融緩和で景気がよくなっていたじゃないか。」と主張する方も時折見かけますが、現実は金融緩和の効果ではなく2012年度補正予算の10兆円の財政出動が効いていたということは統計データから言えそうです。そもそも景気改善の効果が金融緩和によるものであるという根拠は一つもありませんが・・・。


【柴山桂太】「第二の矢」は効いている

http://www.mitsuhashitakaaki.net/2014/03/20/shibayama-27/


 「リフレ政策のおかげで景気が良くなった」と主張する一方で、データをもとに反論を受けると「金融緩和の効果はタイムラグがあるのだ」と主張する人もいるようで・・・。いったいどっちやねんと。なかにはタイムラグは10年くらいあると主張するリフレ派の学者もいるらしく、仮にその間、景気がよくなってもリフレ政策のおかげかどうか分からないじゃないかと・・・。


 とにもかくにもリフレ派の理論自体がもともと支離滅裂で、実際にリフレ派の主張するような政策が採られたのにもかかわらず効果は一切見られないところから、やはりリフレ派の主張は間違いであったとみるべきであろうかと思われます。


 ちなみに、これらの反論に対してリフレ派の論客がまともに反論したことは今までかつてありません。(詭弁やレッテル貼り、データのねつ造で逃げることは多数ありますが(-"-;A)


 代表的なのが「日銀理論がー」とか「白川日銀の方がよかったのか?」とかですが、何がどう問題なのかは一切言いません。ちなみに日銀のデータを見れば分かる通り、白川前日銀総裁の時代からカネ余りの状態であったわけですが・・・。それから、理論的に言えば間違っているのは現日銀の方ですし。


「日銀理論」を取り戻そう

http://asread.info/archives/626


 そもそも誰もなぜリフレ政策が正しいと言えるのか、そのメカニズムは何なのかについて一切説明してくれません。そのくせ、「お前らはリフレを理解していない。理解してからものを言え。」など逆ギレする始末。説明が悪い(というか説明しない)ことは棚に上げておいて・・・。


 あと、「消費税増税さえなければリフレ政策で景気がよくなっていたのに・・・」という意見も目にします(金融緩和すれば消費税増税の影響など軽微である、という意見の方が政府周辺では主流でしたが)。まぁ、実際は消費税増税の影響で現在進行形で景気はメチャクチャ悪化しており、金融緩和はそれを食い止めることがまったくできておりません。


 そう言えば、ネット世界で活動するリフレ派の方では消費税増税に反対する方も一部いたようですが、彼らの理屈によれば「デフレと不況は別だ。金融緩和でデフレは脱却できるが、消費税増税は不況になるからダメだ。」とのこと。


 じゃあ、金融緩和・・・意味ないじゃん( ̄_ ̄ i)


 そもそもデフレは不況ですし、需要不足が原因なので、政府の積極財政による需要刺激が必要なわけで・・・。まぁ、消費税増税反対は正しいので別にそこはいいんですが、消費税増税反対+リフレ理論賛成ってのは理屈的におかしいって気づかないといけないですよ。


 さて、ここまでは


・リフレ派の論理はおかしい

・実際に効果も見られなかった


 ということを説明してきましたが、これからは金融緩和によるの部分について説明していきます。まぁ、金融緩和でデフレ脱却して景気がよくなるという思想そのものが新自由主義とかなり親和性が高く、国民にとって有害な政策がどんどん行われるということ、リフレ政策を過信するあまり消費税増税リスクを過小評価することは十分にあり得る話ですが、ここでは金融緩和そのものの害について解説します。


①格差拡大


 最近はトマ・ピケティ『21世紀の資本』の日本語版が発売されたこともあり、ピケティブームが起こっているようですが、金融緩和、つまり資金調達コストの低減は投資の際のリスクを減らすことになります。というわけで、お金を持っている人はさらにお金を稼ぐことができるようになる半面、低所得者層にとってはあまりよい影響はなさそうです。

 格差が拡大すると消費が停滞したり、あるいは低所得者層の不満が蓄積することとなり金融や政情の不安定化をもたらします


アベノミクス検証:金融緩和はやりすぎかも…「異次元金融緩和+ショボイ財政出動」についての考察

http://grandpalais1975.blog104.fc2.com/blog-entry-585.html


『21世紀の資本論』

その0http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11891951450.html

その1http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11892151580.html

その2http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11894579109.html

その3http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11894753877.html

その4http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11894820263.html

その5http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11894821553.html

その6http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11894823148.html


②投機(バブルの醸成)


 資金調達コストが下がるとなれば、当然投機へもお金は流れていきます。リーマンショックなんかがいい例です。そして、お金持ちほどリスクを抱えやすくなるので一層金融は不安定化していくというわけです。しかも、投機が盛んになれば労働の価値が下がります。経済危機のリスクのみならず国民のモラル低下にもつながる危険性をはらむというわけです。

 日経平均がここ2年で約2倍となっておりますが、為替と連動しているところを見ると、外国人投資家による投機目的の株式投資が盛んになっているとみるのが自然でしょう。


③出口戦略が困難


 さて、バブルというものは必ず崩壊します。そして、その規模が大きければ大きい程、国民経済へ大惨事をもたらすこととなります。過剰な金融緩和をやり続けるとバブルがどんどん大きくなる危険性をはらんでいることは先に示した通りですが、もしバブルが醸成されているとなると、金融引き締めはバブル崩壊の引き金となってしまいます。それでは、バブル崩壊させないためには金融緩和はやめられないではないか?しかし、やめなければ危険はさらに増す一方ですが。

 つまり、引けば地獄、進めば大地獄という、どちらに転んでも地獄という状況を作りだすのが過剰金融緩和というわけです。


④コストプッシュインフレ


 まぁ、リフレ派にはコストプッシュインフレデマンドプルインフレの区別はもともとありませんが・・・。

 ただ単にコストが上がって物価が上がるというのが前者、景気がよくなって物価が上がるというのが後者になります。もちろん前者は景気の悪化をもたらします。リフレ派はインフレ率の上昇が先に来るという考え方なので、前者を狙っているというのが実情です(彼らは両者を区別しませんが)。

 資金調達コストの低減は円キャリートレードにもつながります。実際に日銀はマネタリーベースを2年間で約136兆円増やしましたが、マネーストック(M2)の方は2年間で約66兆円しか増えていません。


 え?136兆円通貨発行しているハズなのに、国内の現金が66兆円しか増えていないだと?Σ(゚д゚;)


 差額の分はおそらく海外に飛んで行ったのかもしれません・・・。そして持ち出された円がドルに換金されたことで円安が生じ、輸入物価が上がったというわけですね。(そして、その資金が海外で投機に利用され、日銀の金融政策によって海外のバブルが崩壊ってシナリオも可能性があります。そもそもリーマンショックは2006年までの日銀の金融緩和が原因であるとの説もあります。)


 円安の影響でコストが上がって日本の消費者が苦しんだことは記憶に新しいところです。(日本の消費者がコスト増で苦しんでいるのを見て、リフレ派の連中は「リフレ政策のおかげで物価が上がった、すごいだろ。」と誇らしげにしておりました。)


 ちなみに余談ですが消費税増税も典型的なコストプッシュインフレです。リフレ派の理屈によればインフレになるとお金を使った方が得になるので消費が増える(駆け込み需要のこと?)、よって景気がよくなると。それならば、消費税増税によるインフレも好ましいんですかね?実際、浜田内閣参与は毎年1%ずつ消費税を上げるべきなんてことを言ったこともありますし(この人の場合はコロコロ言ってることが変わりますが)。


⑤貿易赤字の拡大


 もちろん、円安は輸出産業にとってはメリットかもですが、実際は現地生産が主流となっていたり世界的な不景気だったりで輸出は伸びず、結局は円安による輸入額増加を全く補えず、貿易赤字が拡大していっております。(輸入額の増加はエネルギーの輸入増もありますが、アベノミクス以後に限れば量の増加より為替の影響がメインのようです。)


⑥デフレ悪化リスク?


 こちらは仮説ですが、プラセボ効果にまんまと騙された企業が需要がないのにもかかわらず投資をするケースも可能性としてはあるのではないでしょうか。これでは逆に供給がふえてしまい、かえってデフレが悪化したり、あるいは採算がとれずに収益が悪化する(最悪の場合は倒産する)ようなケースもあるのではないでしょうか?(実際には消費税増税の影響でブレーキはかかっていそうですが。)


⑦まともなデフレ対策をリスキーに変えてしまう?


 通常、需要が活発になり景気が活性化してくると金利は上がっていきます。が、しかし約2京円にも上るブタ積みがある以上、金利はなかなか上がりません。金利が上がるのは貨幣需要が貨幣供給を上回った時ですので・・・。

 仮に政府が需要刺激政策をとってインフレ率が上昇したとしましょう、だけど金利は上がらない可能性が高い。通常なら金利は上がるはずなのに、金利は上がらない、それどころかインフレ率を差し引いた実質金利は逆にどんどん下がってしまう

 この状況に陥ると、金融を引き締めない限り過剰なインフレが人々を苦しめることになります。でも、だからといって金融を引き締めると、どこかでバブル爆弾が大爆発するかもですが。

 ここまで行ってしまうと、引くも大地獄、留まるも大地獄、進むも大地獄となってしまいますね。


⑧金融機関等の逆ザヤ


 金融機関は国債などを利用して資金運用をしているのですが、日銀が政府の新規国債発行額の倍近い額の国債を買い取りまくっているため、なんと国債が5年物ですらマイナス金利を記録したりしています。これでは金融機関は資金繰りが悪化して経営が傾いてしまいます。仮に金融機関がつぶれる羽目になったら、やはり社会に対する悪影響は大です。(まぁ、その前に札割れを起こすので金融緩和自体ができなくなりそうですが。)


日本生命、一時払い終身保険料1~2%上げ 2月から

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF09H0R_Z00C15A1EE8000/


 実際、上記のように日本生命は資金運用に困り、保険料を上げざるをえない状況に追い込まれております。これもコストプッシュインフレの範疇です(リフレ派なら逆に喜びそうですが)。 


 以上、パッと思いついただけでも、過剰な金融緩和にはこれだけのデメリットがありました。


 黒田バズーカとか異次元金融緩和と呼ばれる過剰な金融緩和さえなされていなければ、格差拡大を助長せず、バブルの発生確率も低減でき、出口戦略を考える必要もなく、コストプッシュインフレで国民が苦しむこともなく、貿易赤字の拡大を抑制し、逆ザヤも発生せず、財政出動もノーリスクで行うことができたというわけですね。(黒田バズーカ前でしたら、財政出動すればデフレ脱却という状況だったのですが、今となってはどちらに転んでも地獄という逃げ場のない状況に日本経済は追い込まれてしまったのかもしれません。もちろん、金融緩和の継続はさらに状況を悪化させてしまいます。)

 

 これまでも何度も述べておりますが、求められるのは「適切な金融政策」なのです。何事も過剰はよくありません。勘違いしている方がおられるかもしれませんが、私は金融緩和そのものを否定しておりません。貨幣需要に対して貨幣供給が少ないケースでは金融緩和がなされるべきであるからです。私が批判しているのはリフレ派の主張する「過剰な金融緩和」にすぎないのです。


 ネット上でリフレ派を信じる方々の一部は金融政策も財政政策も両方やればよいではないかという意見を述べたりしています。それが「適切な金融政策」「適切な財政政策」ならばよいですが、多くの場合は財政出動はやるとして、金融政策については「もっと追加緩和をする」だったりするので、困ったものです。


 というわけで、今回のまとめです。


・リフレ派の論理はおかしい

・実際に効果も見られなかった

・というか、むしろ有害である


 最後にリフレ派の論理が正しいのではないかと勘違いしていた(orしている)人たちへ。


 考えを改めることは恥ずかしいことではありません。人間、誰でも間違いはあります。詭弁で逃げてごまかし続ける方がよっぽどみっともないです。もちろん、リフレ派の理論は経済の初心者にとっても分かりやすく、それにはまりこめば思考停止を起こして抜け出せなくなるということも十分に理解できます。日銀の白川前総裁を激しく叩きすぎたこともリフレ派から足を洗えない原因の一つかもしれません。

 でも、リフレ派の理論ではデフレ脱却は不可能であることが証明されました。今後、デフレ脱却を目指そうというのであれば、リフレ派の理論のどこが間違っていたのかを検証しなくては先に進めないのではないでしょうか?

 なにも金融緩和を否定する必要はありません。ただ「過剰な金融緩和」から「適切な金融緩和」へと考えを乗り換えればよいのです。

 もし、経世済民を目指したいという気持ちがあるのであれば、もう一度自分の頭でよく考えて行動されてみてはいかがでしょうか。


 そう言えば、政府と国会(≒自民党)は新たな日銀審議委員にリフレ派の原田泰早稲田大学教授を選ぼうとしているとか・・・。そりゃ、金融緩和を止めたら大惨事になりかねませんからね。(ただし、止めなければ大大惨事になるのですが・・・。)


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