デフレ対策のためには公共事業をすべきではない? | くらえもんの気ままに独り言

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 一部では「デフレ対策のために公共事業をやるべきではない。デフレだろうがインフレだろうが必要な公共事業をやらなければならない。デフレ対策のための公共事業であれば、インフレになったら公共事業を減らさなくてはならなくなる。」なーんてことを言う人がいるようです。


 一見、至極まともな意見のようにも見えます。


 では、こう言い換えたらどうでしょうか?


 「筋力低下対策のために運動をやるべきではない。筋力が低下しようが増強しようが(健康のために)必要な運動をやらなければならない。筋力低下対策のための運動であれば、筋力がついてきたら運動をやめなくてはならなくなる。」


 あれ?言っていることは同じなのに嘘くさくなったぞ?


 では、こうならどうでしょうか?


 「成績アップのために勉強をやるべきではない。成績がよかろうが悪かろうが必要な勉強をやらなければならない。成績アップのための勉強であれば、成績が上がったら勉強をやめなくてはならなくなる。」


 これにはさすがに違和感を感じられる方が多いのではないでしょうか?


 ちなみに最初に示した文章には続きがあります。


 「だから、デフレ対策としては金融政策でやるべきである。」と。


 はぁ??Σ(゚д゚;)


 この追加文章を先に提示した筋力低下対策と成績アップの例で言い換えると「だから、筋力低下対策としては肉をたくさん食べるべきである。」「だから、成績アップとしてはカンニングをすべきである。」ということになります。


 普通の感覚の方なら、最初の文章がどれだけおかしいか感覚として分かるのではないかと思いますが、誰がこういう発言をしているかというと、そうです、JKリフレ信者(アヤカシ)の連中でございます。


 それでは、せっかくなのでツッコミを入れていきたいと思います(^ε^)♪


 まず、最初の「デフレ対策のために公共事業をやるべきではない。」の箇所です。


 これは公共事業をデフレ対策を目的としてやるべきではないという意味ですが、部分的には賛成でございます。


経済におけるセルフマネジメントとは・その4

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11758941098.html


 上記の過去エントリーで述べたとおり、デフレ対策を目的として公共事業をやるには動機として弱い(本当は弱くないのですが、実行する際に腰が重いという意味で)ので、国土強靭化を目的として公共事業をやるべきだと考えます。そして、それが実はデフレ対策にもなるというわけですね( ̄▽+ ̄*)。

 運動と勉強にしても「サッカーがうまくなりたい」とか「日本の歴史を知りたい」とかが動機である方がはかどりますし、それによって筋力アップにも成績アップにもつながっていくというわけです。


 では、「デフレ対策のために公共事業をやるべきではない。」とほざいているアヤカシ連中はどういう意味で言っているのか?それは「だから、デフレ対策としては金融政策でやるべきである。」と考えていることから分かる通り、「デフレ対策のために」の箇所より「公共事業をやるべきではない」の箇所にウエイトが置かれていることが分かります。


 デフレ対策を目的にしようがしまいが、公共事業を増やせば同時にデフレ対策となることは、当ブログの読者ならば御存知であろうと思いますが、代わりに金融政策によるデフレ対策が必要になるということは公共事業を抑制するべきという意図が透けて見えるような気がします。デフレ対策となるような公共事業はすべきではないという言い分でしょうね。


 ちなみに、デフレ対策として金融政策は必要なのですが、現在の日本では金融政策はすでにフルスロットルで行われており、デフレ対策となるような政策を行う余地はほとんど残されていなことは過去のエントリーで述べた通りでございます。


リフレ派をフルボッコにしてみる

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11759042350.html

ドラクエ風解説

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11761115812.html

ポリタンクで解説

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11839282967.html


 次に「デフレだろうがインフレだろうが必要な公共事業をやらなければならない。」の箇所ですが、これには賛成です。日本は災害大国の上にインフラ整備が遅れています(下記リンク参考)。インフラは人々が生活するうえで必要な基盤であり、これがないと産業は成り立ちません。しかし、長年にわたる公共事業削減のあおりを受け、公共事業従事者が減ってきております。このような状況を考えると経済状況に関わらず当面公共事業を増やし続けていくべと考えることができます。


『国土と日本人』

http://ameblo.jp/claemonstar/entry-11836213962.html


 しかし、アヤカシ連中は上記の通り公共事業を抑制すべきという考えを持っているので、これは単なるリップサービスにすぎないと考えていた方がよさそうです。ちなみにアヤカシ連中は財政政策には賛成だが、公共事業には反対(つまり、減税や補助金による財政政策なら賛成)という立場をとっておりますが、公共事業を増やし続けなければいけない局面で何を言っているのやらと・・・。


 また、公共事業を増やすべきではない理由に供給制約といった呪文を唱えてきますが、供給力を増やすためには公共事業のような需要を増やさなくてはなりません。「筋力が足りないから運動すべきではない。」「成績悪いから勉強すべきではない。」なんて言っているのと同じです。

 まぁ、ここまでは百歩譲って理解できないこともないのですが、アヤカシ特有の方便です。もっともらしいことを言っておいて、自分たちの言説にさも正当性があるかのように見せかけて、一気にトンデモ理論で洗脳するのが彼らの手口ですので、気をつけなくてはなりません。


 それでは、ここから先が本番です。


 「デフレ対策のための公共事業であれば、インフレになったら公共事業を減らさなくてはならなくなる。」という文章について詳しく見てみましょう。


 筋力アップには運動が、成績アップには勉強が必要なように、デフレ対策には公共事業が必要です。しかし、上記の通りデフレ対策だけが公共事業の目的ではありません。あくまでデフレ対策は公共事業の目的の一つにしか過ぎないわけです


 つまり、たとえデフレ対策のために公共事業をやっていたとしても、デフレ対策のためだけにやっているわけではないので、デフレ脱却を果たしたとしても公共事業を減らす必要はないということです。


 それなのにアヤカシ連中は「デフレ対策が目的に含まれているなら公共事業はするな」「筋力アップが目的に含まれているなら運動はするな」「成績アップが目的に含まれているなら勉強はするな」というメチャクチャなことを言っているというわけですね。まぁ、公共事業を増やしてデフレ脱却してしまうと今まで自分たちがすがりついていたJKリフレ理論が崩壊してしまうから、必死で阻止したいというところなのでしょう。(まぁ、JKリフレ理論は既に崩壊していますが、見えないフリをしているのでしょう。)


 さらに、「インフレになったら公共事業を減らさなくてはならなくなる。」とか言っていますが、


 なんで??∑(゚Д゚)


 せっかくデフレを脱却しても公共事業減らしちゃったら、またデフレに逆戻りじゃん。筋力アップしたからと言って運動やめたら、また筋力落ちるじゃん。成績アップしたからと言って勉強やめたら、また成績落ちるじゃん。


 つまり、たとえデフレ対策だけが目的であったとしても、インフレになったからといって公共事業を減らす理由にはならないということです。デフレでない状態を維持するには、運動や勉強と同様に、やはり公共事業をやり続ける必要があるでしょう。


 まったく、もっともらしくサラリと嘘をつくのがアヤカシ連中の特徴ですね(-。-;)


 さて、公共事業を増やし続けないといけない状況の我が国ですが、安倍政権の意向としては公共事業削減のようで・・・。それどころか移民推進で日本破壊、特区で日本破壊、TPPで日本破壊、英語公用化で日本破壊、消費税増税で日本破壊、労働者シバキで日本破壊なーんてことをやっているみたいです。


 それでは、今回のまとめ

・JKリフレ信者は詐欺師

・JKリフレ信者は嘘つき

・JKリフレ信者に騙されるな

・安倍政権は反日政権


上記の言説をわざわざブログ記事にして広めようとしているアヤカシの例

血祭謙之介(NWD)のブログ『とあるプロレスラーがモノ申す』

http://ameblo.jp/khensuke/entry-11853842641.html

「ニッポン再起動計画!!」
http://ameblo.jp/tokyo-kouhatsu-bando/entry-11755583163.html

(注:踏み入れると頭がおかしくなってアヤカシ化してしまう恐れがありますので、免疫のある方のみどうぞ)


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P.S.

他にも消費税増税etc.で物価(インフレ率)が上がったのに対して、「よっしゃデフレ脱却だ」「やった実質金利が下がった」「さすが金融緩和の効果だ」「さすがアベノミクスの効果だ」「安倍さんバンザーイ」なんて言っている方々もおりますが、彼らもアヤカシですので騙されないように注意してください。


物価が上がっても給料がそこまで上がらないなら国民はただ苦しむのみです。



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