少し、更新が遅れましたが、このシリーズいよいよ最終回となります。前回は財政出動への動機づけに対するアプローチについて書きましたが、今回は財政出動が中長期的に続けられるようにはどのようにすればよいかということについて書かせていただきます。
以前書いたように、ダイエットを中長期間続けると、生活習慣や行動の改善に安心して、リバウンドしてしまうことがよくあります。デフレ対策も同様にちょっと景気が上向いてきたかなというところでやめてしまう傾向があるようです。
そこで、前回書いたように『生きたい生き方』を追求した結果としてダイエット(ないしは財政出動)が行われたならば、生活の質を保障しながら、生活習慣を改善(デフレ脱却)する行動へと繋がっていくということです。
その際に、取り巻く環境が変化した場合、必要とされる行動が変化する可能性があります(たとえば地震対策をやっていたら、今度はメガ台風対策も必要になったetc.)が、その環境の変化に適応するように、生きたい価値に基づく新たな行動レパートリーを増やしていくことが、中長期的な維持に貢献すると考えられます。
また、中長期的な維持には他者の承認や賞賛、協力は大いに役に立つと言われます。政府が財政出動を行った暁には賞賛の声をたくさん送ってあげましょう。国民の支持は財政出動へのモチベーションにつながるでしょう。
一方、財界や海外から緊縮財政や規制緩和を要求されることもあるでしょうが、緊縮財政や規制緩和に逃げずにコミュニケーションをとる能力も政治家にとっては必要なスキルになってくるでしょう。
以上、全5回のシリーズになりましたが、簡単にまとめると『国土強靭化』を主目的にもってくることで、自然とデフレ脱却するということですね。政府は金融緩和だー、グローバル化だー、規制緩和だー、ドリルだーとかに逃げるのではなく、やりたいこと・やるべきことをやればよいのです。
やるべきことについては↓
巨大地震〈メガクエイク〉Xデー 南海トラフ地震、首都直下地震に打ち克つ45の国家プログラム
(藤井聡)
http://www.amazon.co.jp/dp/4334977626/
そういえば、どっかのリフレバカのブログでデフレ脱却のために財政出動してはいけないとか言ってましたが、おっしゃる通りですね。デフレ脱却のために国土強靭化をするのではなく、国土強靭化をすればデフレ脱却するのです(°∀°)b
次回は医学ネタで、放射線について書いてみます。(その次はリフレ派を粉砕してみるか・・・。いつかはドラえもんネタや、吹奏楽ネタとかも書きたいけど、時間がない・・・。)
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