◇再アップ記事です
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こんにちは!
のんたんです。
曲の理解を深めるための
指針となるひとつのポイントが
「属音の保続」です。
(なんかこう書くと難しいけど簡単な話です)
私が何かと言っている
クラシック音楽における価値観
覚えていますでしょうか?
①順次進行が続くとかっこいい
②保続音が続くとかっこいい
でした。
すごく簡単に言うと
順次進行=は隣同士の音のこと
保続音=同じ音を伸ばすこと
詳しくはこの記事へ
今日は
②保続音が続くとかっこいい
についてのお話です。
同じ音が続いているとかっこいいのですが
とりわけ
属音が保続されていたら
そこは
盛り上げたいポイント
なのです。
属音とは…主音の5つ上の音ですね
ハ長調だったら主音がド、属音がソ、です。
まあ私が勝手に
ずっと同じ音を伸ばしてることを
全部ひっくるめて
保続音って言っているのですが
本来保続音は
属音の保続であることが多いのです。
私がパッと思いつくのが
ベートーヴェンの「運命」
3楽章の最後
24:30からソ〜〜〜〜
って伸びてきて
24:46の4楽章に盛り上がって突入する!
盛り上げたいポイントでしたね???
もうひとつ今すぐパッと思いつくのは
チャイコフスキーの交響曲第5番
4楽章の最後の方
(なんかこれ個性的な演奏だな…笑)
44:00から
シ!!シ!!!シ!!!
シ〜〜〜〜〜〜シ〜〜〜〜シ〜〜〜〜〜!!
ってめっちゃ「シ」のアピール笑
44:17からホ長調でテーマが出てきます。
盛り上がってますよね??
ホ長調の属音「シ」で
緊張感を高めて
盛り上げてたんですね〜〜〜〜
属音は前回の記事
(「和音は3種類ある。和音のイメージを演奏に反映させよう〜」)
でいうと
の和音であることが多いです。
の和音は
トニックに
(ハ長調だとドミソ)
戻りたいよ〜〜〜〜
の和音でした。
がたくさん続くことによって
緊張感を高めていたんですね〜〜〜〜
なので
今弾いている曲で
属音が保続されていたら
もしかして
ここで曲を盛り上げたくて
作曲家は書いてるのかな?
と疑ってみてください
(例外もありますが!曲の理解を深めるひとつの取っかかりとして考えてみてください)
〜〜まとめ〜〜
曲を盛り上げたいときに
大作曲家たちがやってきたこととは?
「属音の保続」
でした〜〜〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【余談】
チャイコフスキー久しぶりに聴いたら
めっちゃかっこいいな!!!笑
5番の交響曲は高校生の時の
最後の定期演奏会で演奏したので
思い出の曲です
私はオーボエを吹いていたのですが
オーボエのソロの前の場面になると
今でも
シャンと背筋が伸びますね…笑


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