今回は
作曲科以外の音大生
または
作曲科以外の音大を卒業していて
曲のアレンジをしたいという方向けです。
*
今回は
おしゃれな和音をつけるために
私がやったことを
書きます。
自分で和音をつけると
どうしても
モーツァルトや
ベートーヴェン風になってしまいませんか?
そこから抜け出るための方法です。
例えば
「たなばたさま」でいうと…
Before
ヘ長調で弾きました。
ファラドとミ♭シドを使って
こんな風に弾きがちですね。
↓
↓
↓ それが
↓
↓
After
【前奏ー1コーラスー間奏ー2コーラスー簡単なコーダ】
楽譜はこちら
こういう和音をつけられるようになるまでには
どうしたらいいか
それは…
①フォーレとフランクのヴァイオリンソナタ1楽章を研究する
②フォーレとフランクが理解できなかったらブラームスを研究する。
③「唱歌の四季」を研究する
① フォーレとフランクのヴァイオリンソナタ1楽章を研究する
(1) フォーレのヴァイオリンソナタ1番
まず最初のメロディー
♪ラシ〜ラ〜ミラ〜シのところですが
普通だったら
ラ#ドミって伴奏つけますよね。
でもフォーレは違うんです!!
フォーレはどんな和音をつけているのか?
というのを
楽譜を買ってきて
音源を聴いたり
ピアノ弾いたりして研究してみる
楽譜を見ながら聴くだけでも効果アリ!
メロディーと和音を一緒に
弾くだけでも効果アリ!!
詳しくはこちら
(2)フランクのヴァイオリンソナタ
テンションコードから入る…。
ベートーヴェンやモーツァルトしか知らないと
フォーレやフランクの和音の使い方は革新的!
と、感じませんか??
(高校生の私はたいそう感銘を受けました。)
モーツァルトやベートーヴェンに比べると
新しい響きなんです。
これも楽譜見ながら音源を聴く
↓
自分でできるところを弾く
↓
もしできるなら和音の分析をする
と研究してみると
身についていきます。
②フォーレとフランクが理解できなかったらブラームスを研究する
和音の使い方って
ハイドン
モーツァルト
ベートーヴェン
↓ ↑
ブラームス
↓ ↑
フォーレ
フランク
↓ ↑
ドビュッシー
ラヴェル
こんな風に時代によって変わっていくんです。
なので分からなかったら前の時代に戻るといいですよ!
ブラームスは
ベートーヴェンの少し先をいく作曲家
なので、
ベートーヴェンは分かるけど
フォーレは分からないという人には
ブラームスがおすすめ!
ブラームスがどんな和音を使っているか
分析してみると良いのです
ブラームスの
ヴァイオリンソナタでもいいし
交響曲やピアノ協奏曲を聴いてみるのもおすすめ
和音の使い方に注目してみてください
ポイントは
・和音がどう移り変わるか
・I度、Ⅳ度、属七以外の和音をどう使っているか
です。
ブラームスを具体的に紐解いている記事はこちら
③ 即効性を求めるなら…
三善晃 大大大先生が
「ゆうやけこやけ」や「茶摘」などの
日本の名歌に
おしゃれな和音をつけてアレンジしています。
こういうメロディーのときにこんな和音つけるんだ〜〜
という答えが教えてもらえるので
とても参考になります!!
ここで聴けます↓
おしゃれでしょ〜〜〜〜
(これ↑めっちゃピアノ難しいの😂笑)
(でも弾くとすご〜〜〜く楽しいですよ)
もっと即効性のある方法はこちら
その1
メロディーを
9、11、13などのテンションになるように和音をつける
例えば、
メロディーが「シ」だったら
A7(ラ#ドミソ)をつける。(シが9になる。)
試してみて変じゃなかったらGO!
その2
属7
Ⅴ7
のところを
Ⅱ+ Ⅴ7
に変えると
少しおしゃれになりますよ〜〜
続きはこちら
(余談)
も〜〜〜〜とにかく
作曲・編曲力アップには楽譜と音源を準備して
聴きまくるのがおすすめ!
私のアレンジも
ものすごーくおしゃれ和音たくさん使っているので
ぜひぜひ私の楽譜もお使い下さい〜〜!
【ダウンロード楽譜一覧】無料&簡単楽譜も!Youtube付き
おしゃれ和音を使いたいあなたへのおすすめは
「きらきら星」と…
「こいのぼり」
1度聴いてみてね〜〜〜!!!
なかなか楽譜集めるのって大変です。
でもオンラインならすぐダウンロードできますよ〜〜