◆本当の自分はどこにいる？ー人が自信を失い愛されないとき、そこには誰かからの支配が存在している

いつもご覧いただきありがとうございます。
スピリチュアルマリアージュスクールの斎藤芳乃です。

連日、個人セッションをお受けいただきました皆様からのご感想を頂戴し、本当にありがとうございます。

人が本当の自分自身に触れる瞬間…まさに花がつぼみから開花するように、涙と共に美しいエネルギーがその人の内側から満ちあふれてきます。

それこそが本当の自分自身の姿なのですが、けれども、人はその姿を忘れ、「ダメな自分」「愛されない自分」が本当の自分だと思い込み、誤解しながら、それが真実かのように生きてしまっているんですね。

本日は、個人セッションをお受けいただきましたH様からの、大変美しいご感想をご紹介させていただきながら、「人が自分を開花させるためのメカニズム」についてお伝えさせていただきと思います。

＊＊＊H様からの個人セッションのご感想＊＊＊

芳乃先生

11/3のセッションありがとうございました。
最初に私が他人軸であることを指摘されたときは少なからずショックでした。

でもセッションを受けて、自分を知るとは、癒すとはどういうことかわかりました。

今までの自分との向き合い方では
他人軸になっても仕方なかったんだ、とも感じました。

自分の資質を知り、癒した後のエネルギーを受け取った私は
キラキラしていて本当に美しかったです。

その美しい自分をみたとき
心から『私は100%愛される価値のある存在』だと思えました。

先生のセッション受けて本当に良かったです。

セッションを思い返すと、今も涙がでそうです。
素晴らしいセッションを本当にありがとうございました。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

H様、とても美しいご感想をありがとうございます。

セッション中もそうでしたが、私もH様の変化をこうして改めて拝見させていただいて、感動で胸がいっぱいになりました。

長い時間をかけて、ようやくH様が「本当の自分」に出会えたこと…その瞬間を分かち合っていただき、本当に感謝しております。

ブログの冒頭でもお伝えさせていただいたように…私たちは、「本当の自分」というものを誤解しながら生きてしまっているんですね。

親からお前はダメな子だと言われた…だから私はダメな人間だ。

昔あの人からいじめられた…だから私は自信なんて持ってはいけない。

あの人のほうがずっと褒められていた…だから私は誰からも評価されないに違いない。

「トラウマ」という言葉がありますが、こうした過去に起因する深い心の傷＝トラウマは、決して大きな事故や災害・虐待などに遭った人だけが持っているものではなく、

ただ普通に生きている中でも、ちょっとした他者の言動・行動が原因で、誰もが持ってしまうものなのです。

そして、やがてその心の傷があまりにも自分の中で繰り返されるあまりに、その相手が言っていること、自分に対してしたことが真実であるかのように思い込んでしまい、

「あの人がこう言ったから、こういう態度をしたから、だからどうせ私はそのとおりの人間なんだ」

というふうに自分を決めつけてしまうようになるんですね。

そして、その決めつけのとおりに生きてしまうこと…これが「自分に軸がない、他人に軸がある」という状態です。

他者が決めつけたことが、マイナスの事柄であったとしても…それを鵜呑みにしてしまい、その他者の決めつけや評価のとおりに自分を判断し、その自分が本当の自分だと誤解し、そのとおりに生きる。

これはまぎれもなく、「他の誰かに言われたこと・されたことに支配されている」ということです。

人は決して、教えられないことは行動することも、考えることも、話すこともできません。

自分以外の他の誰かが自分に対して「あなたはダメな人間だ」というように教えたからこそ、私たちは「自分はダメな人間だ」と学び、そのとおりにしてしまう。

こうした自己否定のパターンですら実は「他者から与えられた支配」であり、すべて自分へのマイナス評価の下には、こういったメカニズムが隠されているのです。

もしもあなたが、蝶よ花よと大切に、「あなたはいいこね」「失敗したけれど頑張ったわね」「悲しいことがあったのね、かわいそうに」「あなたには才能がたくさんあるのよ」と言われて育ったとしたら、

人は自分を否定するパターンを教えられていないからこそ、上記のように教えられた自己肯定のパターンを元に人生を生きることができます。

もしもこうした自己肯定を元に人生を生きることができれば…

◎失敗しても自分を否定したりせず、すぐにやり直したり、自分を許せる

◎他の人と自分を比べずに、自分の才能や良いところを認められる

◎悲しいことがあったとき、無理をせずにその感情を認めて自分を労ってあげる

◎そもそも、普段からそんなに自分に対して否定的にならない

などのパターンを持った人間として生きることができます。

けれども、それがなく…悲しいことに、マイナスのパターンを植え付けられ、誰かから心ないことを教えられて、その価値観に支配されて生きてきたからこそ…

◎失敗しては自分を責め、立ち直れない

◎他の人と自分を常に比べ、自分を認められない

◎悲しいことがあっても、悲しんではいけないと自分に無理をさせ我慢させる

◎普段から自分に対して常に否定的、自罰的

というようなパターンを繰り返すようになってしまうんですね。

そこから抜けるには…今回、H様にさせていただいたような、「そもそもマイナスを与えてきた相手の支配から抜ける」ということをする必要があります。

こうした人の強いパターンは、（スピリチュアル用語ではカルマと呼びますが、）今始まったことではなく、そのパターンが始まるきっかけになった瞬間を見てあげることが重要なんですね。

つまり、これがトラウマの癒しです。

深く心が傷ついてしまった…そこでたくさんの強い衝撃を受けてしまった…だから今も、ずっとそのことにとわれてしまっている。

そのことを認め、まずはそのパターンが始まった瞬間を探すことが大切なのです。

そもそも与えられた価値観ではない、本当のあなた自身が存在しているということ…

勝手に他者が決めつけたあなた自身に従うのではなく、もうその他者は関係なく、あなたはあなた自身として努力し、懸命に生き、

例えその他者が認めなかったとしても、たくさんの素晴らしい資質と才能を持って今まで生きてきたと言うこと…

マイナスの価値観を与えられる前の本当のあなたの姿を思い出し、そしてそれを受け容れるだけで…

私たちは、自分の価値をその瞬間に取り戻し、支配から抜けることができるのです。

あなたのマイナスの価値観や自己否定は、そもそも誰から与えられたものでしょうか？

そして、あなたはそれによって、自分がどんな人間だと思い込んで生きてきてしまったのでしょうか？

もうその他者に従う必要はなく、その他者だけに左右されながら生きることもなく、そこから離れ、自分の素晴らしさや資質、才能、それに従って生きていいのです。

それは無邪気な明るさや、正義感、あるいは誰かを思いやる深い心や、誰かを信じられる純粋な気持ちかもしれません。

あるいは、向上心や勤勉であること、美しいものに惹かれる感性や、自分を高めたいと思う清らかな想いかもしれません。

今までそれがあったのに、ただ他者からの支配が強烈すぎて気づかなかった本当のあなたに触れる…これだけで、その瞬間、人は自分の価値を認め、自分を信じ、肯定し、本当の美しい「私という世界にたった一つの花」として咲くことが出来るのです。

H様、本当に素晴らしい瞬間をご一緒させていただき、また、こうしたご感想を頂戴し、ありがとうございました。

これを読んでいただいた皆様も、今までとらわれていた自分自身のマイナスの檻に気づき…それは本当の自分ではないことに気づいて、

与えられた支配から抜け、ご自身の本当の美しさに触れていただけますことを心からお祈りしています。

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