■個人セッション実例体験談「罪悪感を超え、片思いの人と婚約しました」 | 斎藤芳乃オフィシャルブログ「Mariage School 心の花嫁学校」Powered by Ameba

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■個人セッション実例体験談

個人セッションをお受けになった経営者のM様より、セッション当日の体験談を頂戴いたしました。
個人セッションはすべての方に対して、柔軟に、その時必要なことを行わせていただいております。
M様の体験談・実例をご参考にしていただければ幸いです。

また、M様は、このセッションの後、長年持っていらした罪悪感がなくなられ、その結果、片思いだった人とお付き合いできるようになりました。現在はその方とご婚約されていらっしゃいます。

M様、本当にありがとうございました。末永くM様のお幸せをお祈りしております。


【M様の体験談】


今回お願いさせていただいたテーマは罪悪感についてでした。
私には物心がついたときからずっと罪悪感がありました。それが心理的ブレーキになっていることはなんとなく分かるのですが、罪悪感がない状態がわからないので、どうやめたらよいのかもわからずにいました。仕事や恋愛にも制限になっていることも感じていました。

どう向き合えばよいかもわからずにいましたので、セッションではとりとめもなく私の相談から始まりました。
先生が「わかってますからね」という感じで肯定しながら聞いてくださったおかげで、とても楽に相談をさせていただくことができました。
「楽にしてくださいね」こうした先生の言葉の一つ一つがそのまま私になるような感覚で、楽に向き合うことができるのです。先生は、私が恐怖というか自分の心に抵抗を感じそうになるいつもその直前に優しく言葉をかけてくださいました。

先生の問いかけのおかげで、私は罪悪感がどういう感覚なのかもだんだんと正面から見ることができるようになってきました。
自分ではどうしようもない現実。無力感。後悔。もっとできたかも。自分を責めたい気持ち。怒り。妥協。

先生から投げかけられる問いかけに、想像をしながら向き合っていくと、その重かった感覚が立体感のあるものとして浮かび上がってくるのです。目の前にはないけれど感覚的にそこに「在る」のが徐々にはっきり感じられるようになってきました。

え?おかあさん・・・?

おかあさんと言っても、私の母親とは別人なのですが、それでも私のおかあさんだと分かるのです。そして不思議なことに、そのときの情景まで分かるのです。

幼い私はその「おかあさん」に見捨てられようとしていました。
いやだ、いやだ、いやだ、いやだ、絶対いやだ、さみしい。
さみしいと分かっているけれど、さみしいという感覚が認められない自分。認めてはいけない、認めたら現実になるから絶対認めてはいけない、と耐えようとしている感覚。

「言葉にして」
先生にそう言われ、最初はだめだ、認めちゃいけない「いやだ、いやだ、いやだ」とつぶやくのですが「さみしい」が言葉になりません。
どうやら認めてはいけないのは「さみしい」の感情のようです。
「言葉にして」
先生に再度促され、抵抗しつつも、すでに心でわかってしまっているので、感情を認めて「さみしい」と言葉にした途端、とめどなく嗚咽と涙が出てきました。一通り泣き終わると、ずいぶん落ち着き、先ほどよりもその場面を静かに観察できるようになっていました。

「おかあさんはどんな人?」
先ほどよりもハッキリと「おかあさん」のことが彼女が持っていた想いまで感じます。
「おかあさん」は事情がある人でした。自分ではどうしようもない現実。後悔。無力感。でも息子である私を見捨てる選択にどこか楽になったという感覚。そしてその感覚を持った自分に対する責め。今の私から見ると、弱さを抱えたごく普通の女性です。時代背景まで感じることができます。
あれ、この感覚。。。私が抱えていた罪悪感そのものでした。

でも、あれ、おかしい。私は疑問に思いました。というのも、その罪悪感は私のものではなく、彼女のものだったからです。

「自分はどんなことを感じてる?」
今度は幼い私自身にフォーカスしてみます。
おかあさんを助けたい!いやだ、見捨てられたくない!おかあさんを苦しませている想いがいけないんだ。おかあさんの代わりになればおかあさんは苦しまなくて良くなるかもしれない!

「!」
私はその感覚を探ってみて気づくことができました。私はおかあさんの身代わりになりたかったのです。大好きなおかあさんの罪悪感を自分を犠牲にしてでも引き受けたかった。そこには噴き出すような強い想いがありました。先ほどの悲しみと完全にリンクしています。それが私が罪悪感を手放さない強い強い決意を持った理由でした。
その男の子の感情が分かります。幼いながらもとても強い感情でした。

同時に今の私が感じています。
身代わりになることは誰もできないのだ、と。いや本当に身代わりになることはできるのかもしれないが、その当時の幼い自分には身代わりになる力がないことがわかっていました。
未熟で切ないシーンでしたが、私は顛末を理解しました。

大好きな「おかあさん」を助けたくて、そのために自分が身代わりになりたくて、どうしても身代わりになりたくて、幼い私はできることとして、彼女の苦しみの真似をしようとしたのだと。ずっと自分が犠牲になろうと決めながらも、誰も助けられない未熟な選択。
ショックでした。ショックですけれど自分が見えて分かってしまっているので素直にその感覚を認めています。

「そう。○○さんにはそれしかなかったんだ」
先生の一言で癒される悲しみ。救われる想い!

「おかあさんはどう思っているか分かる?」
さきほどまではおかあさんの罪悪感しか見えていませんでしたが「おかあさん」には別の想いもあることも見えてきました。
そんな風に息子を縛ってしまったことを申し訳ないという気持ち。そこまで母親である自分を愛してくれる息子に育っていることへの喜び。救われていたのはむしろ自分のほうだという気持ち。そしてもう自由に生きてほしいという願い。息子を大切だと思う気持ち。「おかあさん」のいろいろな気持ちを感じ、知りました。

「私の後に繰り返して言ってください『私は○○さんを解放します』」
「おかあさん」を感じている私が先生のその言葉を繰り返すと、その場面は静かに収まっていきました。感覚は今でも残っています。

「おかあさん」のことが大好きだった優しい気持ちであるけれども、幼いその真似る行為が「おかあさん」の助けにはならないのだ、と知ったことによって、私は「おかあさん」の持っていた罪悪感を真似ることを止め、手放すことができました。

背中の肝臓の辺りが軽くなっていました。正確に言うと、不思議な感覚ですが背中より更に10cmくらい後ろ、です。軽くなっていたことで、今までそこには重い感覚があったのだと感じることができました。今でははっきりすぎるほど先日までとの違いが分かります。
先生のセッション以来、これまで罪悪感を感じていた状況でもまったく心や身体が反応しなくなっていて、そしてもう自分が罪悪感に戻ることはないことも直感しています。すばらしい自己一致感を得ることができています。
先生のセッションのおかげで一生抱えていくと思っていた悩みをたった1時間で手放せてしまったのです。劇的な経験でした。
そして、私の母親との関係もさらに良いものになりました。

間違いなく自分一人では向き合えませんでしたし、見えませんでしたし、感じることも想像することもできないことでしたが、それができたのは(文章でどこまで伝わるか分かりませんが)明らかに先生のエネルギーのサポートがあったからです。あえて書きますがあれは先生の霊的なエネルギーであったとはっきりと感じます。

おかげさまで先生のセッション以来、とても快適な毎日を過ごさせていただいています。ありがとうございます。
先生にはぜひこれからも、私のように解決できない悩みを抱えていらっしゃる方々を一人でも多く助けてあげていただきたいと切に願います。

本当にありがとうございました。