◆自分を評価してくれない相手に執着してしまうー執着の苦しみと支配から抜け、自分を楽に肯定する方法 | 斎藤芳乃オフィシャルブログ「Mariage School 心の花嫁学校」Powered by Ameba

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いつもご覧いただきありがとうございます。
スピリチュアルカウンセラーの斎藤芳乃です。


今日も週末を利用して、体験会を開催させていただいておりました。

ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。

皆様、とてもブロックが外れる瞬間があったようで…そちらの体験会の様子や体験会でお伝えしたこと、制限を外した瞬間等につきましては、次回、皆様にもシェアさせていただきたいと思います。



それでは今回のテーマです。


前回、「自分自身を認められない理由のひとつは、自分を評価しない相手に執着してしまっているから」という記事を書かせていただきました。



今回は、その中でも、自分を評価しない相手のことを好きだと思って執着していたとしても、それを肯定し楽になるための選択肢、


「相手に執着している気持ちは気持ちであるとして、それを認めながらも、不適切な相手の行動から自分を守る方法」についてお伝えしていきたいと思います。





◆自分を評価してくれない相手に執着してしまうー執着の苦しみと支配から抜け、自分を楽に肯定する方法




前回の記事で書かせていただきましたが、私たちは、相手が自分を評価してくれる・してくれない(愛してくれる・愛してくれない)にかかわらず、相手に執着してしまうことがあります。


そして、これはなぜ起きるかというと、相手が評価する基準と、自分自身が持っている資質が異なっているためなんですね。



例えば前回の例では、ふくよかだけれど人間的に魅力的な女性が、外見ばかりで女性を判断する父親から評価されずに苦しむ、という例を挙げさせていただきました。



この例で言えば、


その女性の父親は「人を外見で判断する」という基準が優先されているため、父親から評価されるためには、まず、自分自身が父親の評価に合わせることが簡単ですよね。



相手から評価されたいと願うならば、相手が持っている価値基準に自分を合わせるのがとても早いのです。




けれども、このようにして、相手の基準にばかり自分を合わせようとして…


いいこでいなきゃとか、相手の機嫌を常に伺ったり、自分の気持ちとは裏腹に相手の望むことばかりをやってしまったり、


相手からの評価を望むあまりに、自分の気持ちをよそにして、自分が望まない行動を繰り返してしまっている人もとても多いんですね。





この場合、自分の本当の気持ちは押し殺して、相手が望むことを達成し、そして評価されることが人生の目的になってしまっているため、

常に自己犠牲感がつきまといます。



どんなに頑張っても頑張っても疲れてしまい、自分で自分のことを評価できないような状態です。



こうしたとき…


私たちは相手に評価されたいと願いながらも、相手のやっていることに左右されてしまい、そして、相手のためにだけ生きてしまっている…


つまり、自分では支配されていないと思っていながらも、実は影では相手の評価に自分の価値をすべて委ねてしまい、自分の人生が支配されてしまっている、という状態が起きています。




こうなると、相手に評価されることがすべてになってしまい、私たちは「自分で自分の価値を認める」どころの話ではなくなってしまうんですね。





だからこそ、ここで、「相手から評価されること」と、「自分が相手に対して執着してしまう気持ち」を分けて考えてあげることが大切です。



相手が自分を評価する、しないは、相手の価値基準にのっとっています。


これを変えようとするのはコントロール(支配)になりますので、まずは、相手が自分を評価する、しないに関わらず、自分はどうしたいか?というところに視点を持つことが大切なんですね。



相手に評価されることが大切なのか、それとも、相手に評価されなくても自分がただ相手のことを好きなのか、ということをきちんと見てあげるということです。




自分が執着している気持ちというのは、なんらかの理由があって、相手にこだわっていたいという気持ちです。



ここで、自分がなぜこだわっているんだろうな、なぜ相手から評価されたい、愛されたいと思っているのかな、


どうして他の人じゃダメなんだろうな、どうしてその人からどうしても評価されたいと「苦しいのに」そう思っているんだろう、


というふうに、自分の気持ちを分析してあげるのです。


人はこだわりを持つとき、必ずそこには「自分の基準」があります。


相手が自分を評価しなくても相手にこだわる理由は、例えば…


○顔が好きだから

○父親ならば娘を愛することが当然だから

○認めてもらえないと負けた感じがするから

○過去に優しくしてもらったから、また同じ事をしてもらいたい

○周囲にいる男性がその人だけだから

○傷つけられたから認めさせたい

○その人が自分の理想の姿や在り方をしていて、それに憧れるから


などなど、たくさんの理由が存在していると思います。



このように、自分自身が持っている気持ちを、「ただなんとなく」で観るのではなく、まずはきちんとみてあげることが大切なんですね。



その上で、「その自分の気持ちを大切にして、それでも相手にこだわるかどうか?」ということを自分自身で決めることが大切です。




そして、相手は相手の基準を持って生きていますから、それを変えることはできません。


けれども、相手が「最優先で持っている基準」以外の基準でも、私たちは相手に関わることができます。



つまり、美人が好きだと言っても、実際には、人と関わる時、美人以外とは口を利かないというわけではなく、楽しい友人であったり、一緒に趣味で遊べたり、人生の悩みを相談したり、そういった部分でも人は人と関わりを持ちます。



この「一番優先している基準以外でその人と関わるかどうか?」を、自分で決めていく、ということが大切なんですね。



その上で、じゃあ相手は一番に自分のことを優先しないという現状があり、一番自分を評価しないという現状があり、


それ以外の要素…例えば、優しいとか真面目だとか、そういう部分でその人と関わるかどうか?ということを決めてあげる必要があるんですね。



常に自分の人生は、「自分が相手と関わるかどうか」を決められます。


苦しくても決めるということは素晴らしい選択です。


でも、苦しいから相手を変える、というのは、支配になってしまい…さらに相手が離れていく原因になってしまうんですね。





そして、関わると決めた時点で、相手がもしも自分に対して相手の評価を厳しく押しつけてくるならば、


「私はその価値基準を押しつけられるのは嫌だ」

ということを、はっきり自分の気持ちとして大切にしていいのです。



すべて相手の言いなりになるのではなく、


「相手と関わりたいと思っているけれど、でも私は相手からその部分で評価されるのは嫌だ。」


という自分の気持ちを大切にしながら、「じゃあどの範囲で相手と関わるのか」というのを自分自身で選択してあげると、自分の気持ちも少しずつほどけていくかもしれません。



例えば、前回の「美人好きな父親に評価されない、ふくよかな女性」だとしたら、


美人が好きなのは分かるけれど、それでもそれだけのことで自分を評価されたくないから、父が大切にしている別の要素で関わろう、


一緒にご飯を食べて話をするのも好きだし、人生について話すのも好きだし、仕事のことでアドバイスをもらうのも好きだし、私が父の話を聞くのも好きだし、

かつ、美人にならなくても、仕事で頑張ると父親は評価してくれるんだな、


というように、


「父親が持っている価値基準、かつ、自分にもある価値」で関わると、それは自然な関係を創ることができます。



相手が持っている価値基準が1番なのではなく、そこに合わなければ自分はすべてダメだ、というものでもなく、


相手は一人の人間としてさまざまな要素を持っている、


そして、自分も一人の人間としてさまざまな要素を持っている、


そのことを知って、自分も相手も持っている価値で関わりあいになると、とても自然な関係、絆が生まれていきます。



大切なことは、いつも自分の気持ちや自分の持っている資質と、そこで相手と関わるかどうか、そして、自分自身もどれだけ犠牲にならず、支配にならずに相手と関われるか、それを見極め、自分で決めていくことが大切です。




あなたがより、本来の自分自身になることができれば、そして自分自身の気持ちに寄り添ってあげることができれば…


いつも人との交流には、支配ではなく、対等な立場で関われるという豊かさが生まれます。


相手の気持ちが100で、私は0だ、というのではありません。



人はたくさんの魅力を持っていて、そして、さまざまな要素で他者と関わることができます。


どうしても執着している時、一つだけの要素にこだわりがちですが、そこから抜け、豊かな関わりを築いてほしいと思います。



それでは次回以降、こちらの価値シリーズといたしまして、具体的に自分の価値を認める方法についてお伝えしていきたいと思います。








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