"Me too"の正しい使い方

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おはようございます。


日本でも何気なく親しい仲でのお喋りの際によく使われる「ミートゥー」です。
英会話での正しい"me too"の使い方を知っていますか?
場合によっては"me"ではなく、"you too"と言い返さなければとても不自然な表現になってしまうこともあります。

そもそも"Me too."とは「私もです。」という言葉ですよね。
私たち日本人は「私もだよ」という場合には"Me too"を用いてしまいがちですが、これも日本語と英語の違いや考え方をしっかり理解しておかなければなりません。

まず、"too"について初めて学校の授業などで習ったのは"Nice to meet you."と挨拶をされたら"Nice to meet you,too"と答えるという部分からだと思います。
"Me too"とは習わなかったかと思います。
"Nice to meet you."と言われて"Me too"と返してしまうととても不自然な表現になってしまいます。「私もです。」と伝えたいのは分かりますが、相手は「私も私に会えて良かった。」と受け取ってしまうのです。
この場合は"You too."と返すのが正解です。
ちなみに"(Nice to meet )you too."のように、"You too"の前には(Nice to meet)が隠されています。あくまでも"Me too"や"You too"は略であると考えていた方がいいかもしれません。

 



また"I love you."の場合も同じです。
"I love you."と言われた場合、「私もよ」の意味で"Me too"と返してしまうと「私も私を愛している」というおかしな発言をしてしまうことになります。
この場合も"You too."と返すのが一般的で、頭に(I love)が隠されています。

"Me too.""You too."の他にも「私もです。」と伝えるフレーズは幾つかあります。
"And you."
"And you too."
"And to you too."
"And you."なども"you too"や"Me too"と同じく省略した言葉です。

"Likewise."は「こちらこそ」や「そちらこそ」など「私も同じ気持ちです」という表現のフレーズです。
また「同様」や「同じように」などの意味で会話中に使われることも多くあります。

"Same here."も「私もです。」という場合で使われますが、反対に"Same here."を"Me too"では代替出来ないことは多々あります。

"Ditto"もかなりカジュアルな表現にはなりますが「同上」という意味で使うことは出来ます。
名作「ゴースト ニューヨークの幻」でのワンシーンでデミ・ムーアが演じる主人公モリージェンセンと恋人とのやり取りで登場します。
彼女が"I love you."と愛を伝えるのに対し、恋人は"Ditto"といつも応える事に不満を抱いていました。友だち同士での簡単な会話の場合は"Ditto"でもいいかもしれませんが大事な気持ちややり取りの場合には不向きでしょう。

 

 

アメリカのドラマなどを見ていて、自分だったら「YES」と答えてるだろうなぁって思うところで「NO」と答えてる場合がありませんか?字幕と反対の返答だったりと。外国と日本では表現が言い回し方が違うことが多々あります。この「YES」と「NO」の回答を間違って答えてしまうと相手には全く反対の意味として伝わってしまいます。これがただの会話であれば訂正も可能でしょうが、ビジネスの場合はそういう訳にもいきません。だからこそ、ビジネスや大事な書類の翻訳はWebで翻訳の様な専門翻訳家に依頼するべきだと思います。自分で出来ると思っていても、思わぬ間違いをしてしまうこともあります。二重のチェックという意味でも、自分で訳した物と専門翻訳家が訳した物を見比べるのも大事だと思います。

 

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