アメリカの自動車工場のメノウ
前回の記事
今回は前回かいたキーホルダーのお話の続きです。
たくさんのコメントどうもありがとうございました。
twitterのコメントに2名ほどご存知の方がいました。
このメノウのような物体、何かというと…
フォーダイト、と呼ばれる人工の物、
デトロイト アゲート(瑪瑙)とか
自動車メノウとも呼ばれています。
その昔、車の塗装は手で吹き付けて塗装していました。
アメリカのデトロイトにあった自動車の塗装の過程で
落ちたエナメルやラッカーの塗料が
工場の床などで固まり幾層にもなったものです。
様々な色の重なりと
たまにメタリックにキラキラ光る部分もあります。
アメリカを代表する車メーカー
「フォード」の石=フォーダイトと呼ばれ
アクセサリーにしたり現在では
希少な鉱物のように扱われています。
これ全部アメリカの車の塗料…
裏側です。少し表情が違います。
部分的に削って磨いたら
また違った感じになるのでしょうね。
別の物を作ってた過程で
意図せず発生したものなので
作為のない自然な力強さを感じます。
フォーダイトが発生したのは
時代的にはたぶん1960~80年ごろまで。
今では塗料を静電気で付着させており
こういった塊ができることはもうありません。
なのでちょっと希少性を感じますね。
こちらのキーホルダーになったものを、
はじめて値段を知ったとき高くて悩みました。
半年ほどして臨時収入があったとき
エイヤッと思いきって買ったのです。
嬉しくて知人に話すと…
そうなのよ!人によっては所詮廃品!
産業廃棄物同然、ただのゴミ!
でも私は落ちてるものも、捨てるはずのものも
私が「価値がある」と思えば宝物なんです。
それに囲まれて暮らすのはとても幸せで
拾ってきたものでも…
家でふ化したうずらちゃん達の
卵の殻も大事に残してます。
なんだかんだと立派な風に書いてみましたが…
でも実のところ、やっぱり
人がゴミと思うような物が
好きなだけかもしれません…
キーホルダーも人によっては
いらないって思うかもしれないです。
ただ…
だいたい小さい物なので
10年分でも小ぶりの缶一つに収まってます。
最後に、本日もキネマの
ヘンテコ☆コレクションを見て下さって
どうもありがとうございました
最後に豆知識
キーホルダーの歴史について前回書きました。
自動車の大衆化に伴ってキーホルダーも必要になり
ノベルティとして多くの企業が配るようになったのです。
その中で品質のようものはフランスで作られました。
今でもことてれクターにはも人気が高く
フレンチキーホルダーと呼ばれ
特に価値が高いのは
「ブルボンキーホルダー」と呼ばれるものです。
ブルボン社で作られ、透明なアクリルで
なかにロゴやモチーフが封入されています。
金属で作られたものはオジス社で作られた
高品質のものが有名で
オジスキーホルダーと呼ばれます。
どちらも現在のキーホルダーのデザインに
強い影響を与えたものと考えています。
ではでは。
アクリルはずっと好きです
縁起物もまだあるのでいつか続きを
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