舟木昭太郎の日々つれづれ -64ページ目

サムライジャパン、いまこそ鬨(とき)の声を上げよ!/至福のぬる燗和歌山「黒牛」/他

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■サムライジャパン、いまこそ鬨(とき)の声を上げよ!
■ヤンキース田中投手、サイヤング賞も
■試飲会の禍福
 ~我が愛飲する御酒「黒牛」~
■藤原祭りでの収穫二つあり
■映画「ラストミッション」の話題

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サムライジャパン、いまこそ鬨(とき)の声を上げよ!

 サッカーW杯の我が日本は、コートジボワールに負け、ギリシャと引分けの勝点1、ほとんど絶望に近いが、一縷の望みをC組最強のコロンビア戦に賭ける。25日ファイナルアンサーだ。サムライジャパンは果たして、死の淵から甦る事ができるか。
 
 「世界の大偉業の大半は、もはやこれで絶望かと思われたときにも、なお仕事を遣り続けた人々の手によって、成し遂げられた。」(デール・カーネギー)との箴言もある。
 
 コロンビアは、決勝リーグ進出が決まっている。そこに、心の隙が生じるかも知れぬ。日本は負けて元々の心意気、死に物狂いで、前進速攻を繰り返すしか活路はない。
 
「地獄からの脱出」は、ある意味サムライジャパンの本領発揮になるやも知れぬ。それでも万策尽きて散る時は、花と散るらん。いまこそ鬨(とき)の声を上げよ!
 
  
ヤンキース田中投手、サイヤング賞も

 ヤンキース田中将大投手(25)が快進撃中(6/20現在)である。ア・リーグ首位のブルージェイズ戦に登板して、11勝目を挙げた。11勝1敗、防御率1位1.99、勝率1位917、勝数ははナ・リーグを合わせても1位…これは新人王は勿論サイヤング賞(投手の年間の最高選手に贈られる)も現実味を帯びてきた。
 
 いやはやこれほど遣るとはねえ。大枚(7年契約年棒総額161億円)を叩いて獲得したヤンキース球団も予想以上の活躍に驚いているはずだ。同球団は世界一から5年も遠ざかっている。その切り札がマー君だ。
 
 シーズンは長い。マー君が一本調子に勝ち続けるとは思えない。時に滅多打ちに遭うシーンもあるはずだ。強打者揃えの大リーグだもん、当たり前だ。でもねえ~、何だかドテカイ記録を打ち立ててくれそうな予感がする。マー君、メジャーに伝説を打ち立てよ。
 
 
試飲会の禍福

 18日(水曜)は、三ノ輪のママ(居酒屋・満天)に誘われて北千住であった鈴木酒販の「試飲会」にお邪魔した。因みに前年も誘われたが断っている。いかなる形式の試飲会なのか何も知らずに会場に行った。入口で「満天のママのお誘いできました」と告げる。
 
 ハッピを羽織った社長と思召しめし方は「同じ区域で満天さんには大変御世話になっています。どうぞどうぞ」。流石、経営者、すこぶる愛想がいい。見習わなくちゃ。
 
 会場に足を踏み入れると大変な賑わい。と顏馴染みの鈴木酒販の三ノ輪I店長にバッタリ。会うや否や「あれ?舟木さん、どうして来たんですか、今日は店の人以外は招待していませんよ?」怪訝な表情、明らかに不服な態度。
 
 満天のママの招待だが…すみませんねえ。私もムッときた。経営者と従業員のこの落差。会場の賑わいは、半分は私と同じような店主や店員に誘われて来た店のお客さんだった。後でわかって腹立たしかった。「そうだ、金輪際行くかい試飲会」大体、私は呑んベイではない。
 

我が愛飲する御酒「黒牛」

 帰ろうとしたら、ママに会って気を取り直した。会場をうろついていたら、私が昨今愛飲している「黒牛」の試飲ブースに偶然出くわした。

 「黒牛」は和歌山の日本酒で、超ぬるめで飲むのがいい。「黒牛、私の好きなお酒ですよ。」「そうですか、私はこれでも社長です、有難うございます。」とお互いに名刺を交換。いやな出来事の後に輝くような出会い。

 人生とは、正に禍福は糾(あざな)える縄の如し。いつか酒蔵に行ってみたい、実直そうな名手(なて)孝和社長に会って益々意を強くした。あなたも、是非飲んでみてください。私の一押しのお酒、ぬる燗で飲んでみて。じわーっと至福のときが内臓に浸み渡るはずです。

「黒牛」株式会社名手酒造店
〒642-0011海南市黒江846
TEL:073-482-0005/FAX:073-483-3456
E-MAIL:info@kuroushi.com
http://www.kuroushi.com/

 
  
藤原祭りでの収穫二つあり

 19日の「藤原祭り」では予想外の収穫があった。ルンピニーS・フェザー級現役チャンプのルンペットと対戦した森井洋介(藤原ジム)が、あろうことか肘打ちのバックブロー一撃でKOしたのだ。これには吃驚!
 
 日本選手を甘く見るとこうなるという見本。格闘技に絶対はない。特にムエタイの場合は、パンチに加え膝げり、肘打ちの飛び道具が許される。一発貰えば逆転あり。狙ったというよりは多分に偶発的なものだが、この勝利で森井は大きな自信を得たはずだ。何事も油断大敵。
 
 女子キックのいつか×松田玲奈(51㌔契約、3分3R)は両者稀にみる打ち合い、蹴り合いで注目した。そのスピード溢れるファイトには、正直言って感動した。判定勝ちした松田は、19才。元レースクイーンと聞くが、あれは”おんな摩裟斗”だ。売りだし方によっては、ブレイクする逸材である。
 
 女子キックといえば、私の心に残る選手は熊谷直子選手。とうに現役を退いたが、彼女はまさに男勝りな猛々しいフアイトで観客を魅了した。現在は甲府に住み第二の人生を歩んでいる。
 
 思わず松田玲奈を熊谷選手と重ね合わせたが、勿論熊谷の域には遠く及ばないけれど、松田は間違いなくスターの素質である。というわけで二つ収穫あり、たまにはキックもいいね。
 
  
映画「ラストミッション」の話題

 具志堅会長親子がポスターで参加する映画「ラストミッション」が公開中。ケヴィン・コスナー主演。キャッチには、職業、スパイ。弱点、16才の娘。
 
 宣伝に具志堅会長が愛娘と収まり、宣伝ポスターで一役買った。ポスターは、新宿東口地下通路壁に張り巡らされている、壮観だ。1週間くらいはお目に掛かれそうです。見に行ってください。
 
 先般、スタジオでの撮影現場に伺ったお話をこの項で載せた。あれは具志堅会長が、ケヴィン・コスナーに扮した宣伝用ポスターの撮影だったのです。というわけで、本人は出演していませんが、雰囲気だけでもポスターで味わって、併せて映画も是非観賞して下さい。
 

純米酒「黒牛」を手に、名手酒造店の名手社長。

 
私が昨今愛飲する清酒「黒牛」(辛口純米)

 
具志堅会長の撮影風景(手前が私)と
映画「ラストミッション」のポスター

 
 
  

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コートジボワールは強かった/ドログバ起用で流変わる/他

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■コートジボワールは強かった
 ~ドログバ起用で流変わる~
■美人は得をする
■パソコン遠隔操作犯

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コートジボワールは強かった

 予感した通りサムライジャパンは、苦杯を舐めた。
初戦のコートジボワールは、1-2の点差以上の強さであった。試合直後からメディアは盛んに日本の敗北を分析して、やれ守りに徹し過ぎた、サイドが弱かったなど百家争鳴である。
 
 私は戦術云々が勝敗を分けたと思わない。結論からいうとコートジボワールの実力が勝っていた、それだけのことである。試合の主導権を握っていたのは、絶えず敵側であった。シュート数がコートジボワールの20に対して、日本7、この数字でどちらが試合を支配していたかが何よりも明確である。
 
 参考として世界ランキング(2014年6月)を眺めてみると、コートジボワール21位、日本47位の対決は専門家から見れば、しゃくだがコートジボワールの順当な勝利なのかもしれない。
 
 先ず両国がピッチに出てきた瞬間、その身体の違いに驚いた。コートジボワールの選手ときたらまるでヘラクレスのように、筋骨隆々として日本選手を圧倒しているではないか。狩猟民族の末裔が、あたかもこれから狩りにでも出掛けよう猛々しさを感じた。
 
 
ドログバ起用で流変わる

 球を狩る作業は、まさに獲物を射るが如き俊敏で、日本のパス回しが、至る所で寸断された。前半、本田の見事なシュートで、先取点をもぎ取ったものの何故かこれで行けるという感触ではなく、私は終始不気味なものを覚えた。
 
 後半に入ってコートジボワールは、ベテランの主砲ドログバ(36)を投入してきた。体力の消耗を考えて満を持して後半から起用した、監督の冷静な読みだった。これで勢いづいた。俄然コートジボワールに活力を生んだ。
 
 高温多湿、雨中の戦いはアフリカ勢には有利、日本に不利だ。スタミナ勝負。日本の動きが緩慢になると一気に敵は襲い掛かった。傷ついたライオンに止めを刺すように。あっといまの2得点、日本にとっては、悪夢の逆転劇であった。
 
 Y・トゥーレは191㌢、90㌔の巨体、マークに入った選手が跳ね返されるシーンを見た時には、ラグビー選手のパワーだと見惚れた。スピード、パワーどれも日本を凌いでいた。でも次のコロンビア戦ではどうか。まだ、戦局はどう転ぶか分からない。勝負に絶対はないのだ。
 
 さて、後がない日本でも19日(日本時間20日)のギリシャ戦に勝つか、引分けなら最終戦に可能性は残る。双方敗者同士、背水の陣での戦いである。さぞ、修羅の激突になるであろう。覚醒せよ、サムライジャパン!己の力を信じて突き進むのだ。
 
 
美人は得をする


 結局、STAP細胞は存在しなかった、そうな。最後まで論文の取り下げを渋っていた当の小保方晴子理研ユニットリーダーも、遂に降参、取り下げに同意したの報道があった。
 
 瞬間風速はまさにIPS細胞を凌駕する「ノーベル賞級」だったのに、一体あの騒動は何だったのか。颯爽と登場した、割烹着姿の美人研究者、「普通のお姉さんが、世界的大発見をした!」理研のその演出もプロ級だった。いまとなっては、夢幻の蜃気楼のようです。
 
 但し「美人は徳をする」という事だけは明らかに証明できた。文豪トルストイも「クロイツェル・ソナタ」のなかで、見事に表現している。
 
 「たとえば美しい女性が愚劣なことをしゃべっていても、聞いてる側はそれを愚劣だとは思わず、それを賢(かしこ)い話だと感じてしまう」「ただ単に美しいとくれば、われわれはもう即座にこれぞ知恵と美徳のきわみだと思い込んでしまう」(望月哲夫訳)
 
 ねえ、何だか彼女に当てはまる気がするけど。あなたも、美人に生まれてさぞ「得」をしたでしょうから、親に感謝しなくちゃ。記者会見の折に、ハンカチで涙を拭ったあの姿には、私も大いに同情いたしました。可愛そうだよ!とね。単純だからねえ、オジサンていう輩は。
 
 研究者というよりは、女優のごとき雰囲気でした。哀しいほど情感がありました。美人はトクだねえ、居酒屋でオジサンが言ってました。ホント、小保方さん、多くのオジサンが応援してますよ。挫けないで、夜叉となりSTAP細胞を突きとめてください。そして世間を見返して。
  
  
パソコン遠隔操作犯

 あのミステリー染みたパソコン遠隔操作犯も、遂に御用となった。片山祐輔というのは何か薄気味悪い印象で、私は彼がテレビに登場するたびに、嫌悪感をモヨオしていたのだけれど。
 
 そういう人間の嗅覚は、馬鹿にはできないよね。自作自演の、彼が犯人で、心底信用していた担当弁護士も、すっかり騙されていた。現在は取り調べの最中だろうけど、精神鑑定も視野に入っているそうだ。
 
 あれだけ手の込んだ騙しの手口ができる男が、どうも精神異常とは私は思えぬ。それこそ又彼の絶妙な騙しの手口によって、翻弄されるのがオチだろう。
 
 一連の片山祐輔被告の行動を見ているとつくづく荀子(じゅんし=中国の戦国時代の儒学者)の本来人間はみな悪なるものだ、という「性悪説」を思い起こす。「人の性は悪、其の善なるものは偽りなり」
  
  
露地栽培の畑隅に咲く鉄砲百合。


代々木大山公園にたわわに実るビワ。


白山神社の「紫陽花祭り」の紫陽花のデコレーション。

 

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豪華ゲスト多数!!6/19は『藤原祭』/W杯キックオフ!!/他

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■W杯キックオフ!
 ~「マラカナンの悲劇」もある~
 ~ソコソコの期待がいい~
■恒例の藤原祭
■再び老いる事は難しい
■梅雨入りと紫陽花

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W杯キックオフ!

 サッカーワールドカップブラジル大会は、13日、リオデジャネイロでのブラジル-クロアチア戦を皮きりにスタートする。参加32カ国、選ばれし者達の4年に1度のサッカーの祭典。頂点に立つのは果たしてどの国?

 日本はC組で、15日、コートジボアールと初戦を行う。大会直前の対ザンビア戦で思わぬ苦戦を強いられたサムライジャパン。同じアフリカ勢のコートジボアール。身体能力が高く、欧州のプロリーグで活躍する選手も何人かいるらしい。これは、狩猟民族対農耕民族の戦いだ。

 同じC組にはコロンビア、ギリシャ。コロンビアがやや抜きん出た存在のようだが、どのチームが勝ち上がっても不思議ではない。私はサッカーには疎いので、軽々に予想はできない。

 いずれにせよ、激戦を勝ち抜いて本戦に辿り着いた精鋭たち。そのぶつかりあい、戦いは、だからして息をのむ。勝ち点の多い2チームだけが決勝リーグに進む。

 A~H組まで8組32チーム。予選で、16チームが消える。
過酷なサバイバルマッチである。優勝候補の筆頭に挙げられる地元ブラジル、カナリア軍団。首尾よく6度目の栄冠をものにできるか。
 
 
「マラカナンの悲劇」もある

 「マラカナンの悲劇」(今回と同じメインスタジアム、1950年W杯決勝リーグ第3戦で、ウルグアイに1-2敗れ優勝を逃した)という悪夢もある。勝負は一寸先が闇といわれる。どんな番狂わせが潜んでいるのか、神のみぞ知る。

 王様ペレは「決勝はウルグアイと当たればいい、あの時のリベンジができる」と大会前の記者会見で語っているという。「マラカナンの悲劇」は、ブラジル人にとって65年経たいまでも、心の残滓として残る惨事なのだ。たかがサッカーというなかれ。かの国の民にとって、サッカーは国家行事なのである。

 先般テレビでサムライジャパンのワールドカップでの予想、期待の街の声を特集していた。呆れたものだ。驚くべき楽観である。A子「4強でしょ」B子「優勝よ」知らないとは恐ろしい。メディアもサムライジャパンに景気のよい論調ばかりである。

 ブラジル(5)イタリア(4)ドイツ(3)ウルグアイ、アルゼンチン(各2)イギリス、フランス、スペイン(各1=カッコ内優勝回数)、これら強豪国が虎視眈々優勝を狙っているのだ。日本?街の声は甘すぎだ。過去の優勝国を見ると、開催国が圧倒的に有利である。優勝候補NO.1にブラジルが挙がっているのも道理がある。
 
 
ソコソコの期待がいい

 夢を膨らませすぎると、忽ち風船は破裂する。期待が大きい分、落胆も大きい。ソコソコの期待…私のサムライジャパンに寄せる思いである。史上最強のチームであってもだ。

 ワールドカップで優勝することは一国の大統領になることより難しい…。それよりなにより、会場の遅れ、デモが心配です。本当に大丈夫なのだろうか?

 ワールドカップの期間中我が家内は、サッカーの虜(とりこ)になる。犬小屋程の家に喚声、悲鳴、絶叫、発狂(はしないか)の黄色い声が炸裂、反響する。堪らない。故に期間中は、亭主、元気で留守になる。
 
 
恒例の藤原祭

 例年12月に開催していた「藤原祭り」は、6月19日(木)夜、後楽園ホールで開かれることになった。今回も全13試合と盛り沢山のカード。この日は、女子同士のキックボクシングあり、ムエタイルール、キックルールと異種多彩な試合が楽しめる。

 勿論、主催者藤原会長はメインで登場、何んと初代タイガーマスク、藤原喜明の強力助っ人を従い元キックボクシング王者小林聡、物まねファイター、アントニオ小猪木、ジャイアント小馬場組と無制限1本勝負で戦う。

 どんなコメディーファイトが繰り広げられるか。老体にムチ打っての元キックの鉄人が、無事リングを降りる事ができるか。私にとっては、いかなる試合にせよ、1年に1度藤原敏男会長の元気な姿が見られるだけで幸甚也。

藤原祭
6月19日(木)
後楽園ホール、試合開始5時45分。
チケット残り僅か。お問合せ:藤原スポーツジム TEL03-3805-1457

 
 
再び老いる事は難しい

 先般当欄で「齢をとることは、死ぬことよりも難しい」という哲学者の箴言を紹介した。これに符号するような文章に、小島直記著の本で出会った。

 一休禅師の話。77才でうら若い盲目の森女に出会い、88才で遷化(死去)するまで、性愛に耽り女のたおやかな膝を枕に「死にとうない、死にとうない」と未練たっぷりな日々を送った…。

 また70才の良寛和尚は、美貌の真心尼と恋に落ち、夜の白むくまで、恋歌を詠み後期(きぬざめ)の別れを繰り返していたと。(いずれも佐江衆一著「黄落」より)

 大悟なって尚、愛欲への執着。つくづく老いるは難しいものよ。最も、私が一休さんのようなことをしたら、忽ち「色気違いジジイ」と罵られるのがオチだろう。恋せぬが花か。

 フランスの詩人アルチュール・ランボーは人生をこう結論付ける。「人生は皆で演じる道化芝居だ。つまるところ、人は、人生の四分の三を苦しんで過ごし、残り四分の一を休息しようと考えている。でもまあ、自分の計画が、何処あたりまで進んでいのかも分からぬまま、一文なしでくたばるのがオチなんでしょう」

 へえ、老いらくの恋から、人生論に行ったか。このブログもなかなか格調高いね。因みにランボーは、37才の若さでこの世を去りました。天才は長生きしない。
 
 
梅雨入りと紫陽花


 梅雨入りは、驟雨で始まった。乙女の髪に優しく、たおやかに、絹の如く降ってくれれば、梅雨も愛しいのに。でも一雨毎に、公園の紫陽花が映えてゆく。純白、赤紫、濃紺…見頃はこれからですよ。

 私が愛する紫陽花の詩。

三好達治「乳母車」

母よー
淡くかなしきもののふるなり
紫陽花いろのふるなり
はてしなき並樹のかげを
そうそうと風のふくなり




街角の紫陽花(8日、小雨)


藤原祭りのチラシ


藤原会長と後援会のメンバーと。
会長、ピンクのブレザーがお似合いです。



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タレント具志堅人気の秘密/松山こそ4大メジャーを征服できる/他

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■タレント具志堅人気の秘密
 ~爆笑誘う奇想天外な回答~
 ~思い込んだら命懸け~
 ~ドッキリカメラ!?~
 ~チョッチュネ、幾つで回った?~
■ダル、田中、松山の活躍
■松山こそ4大メジャーを征服できる

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タレント具志堅人気の秘密

 ボクシング元世界チャンピオン具志堅用高さんのタレントとしての人気は、依然衰えを見せないようだ。友人Kさんが「タレント具志堅」の面白さについて語っていた。
 
 なるほど、人気が長続きしているのは、こんな所にあったのか、と思い知らされ改めて、人気の謎にせまってみた。以下はK氏の伝聞を纏めたものだから、大雑把なものであることを御了承願いたい。
 
「クイズやバライティー番組はめったに見ない俺でも、具志堅が出ているときだけは見る。だって彼は、めちゃくちゃ面白いからね」と前置きして、以下の話題を披露してくれた。
 
 某テレビのクイズ番組での一コマ。司会者、呼び掛ける。「具志堅さん、興南高校(具志堅さんの母校)では何かデントウ(伝統)がありますか?」すると具志堅さん、真顔で応じる。「有ります、パナソニックです!」期せずして、え!?狐に抓まされように、一瞬沈黙...やがて爆笑の渦という。まあ、こんな流れだったそうだ。
 
 
爆笑誘う奇想天外な回答

 どうやら彼は「伝統」を「電燈」と受け取ったようだ。それにしても、パナソニックとは、一体何だ、と司会者も出演者もぶったまげる。この予想不可能な回答にこそが、具志堅人気の秘密なのだ、とK氏はのたまう。
  
 まだある。司会者がゲストの具志堅に下記の質問を投げかけた。「具志堅さん、何かザユウノメイ(座右の銘=座右に置いて、毎日のいましめとする格言)みたいなものはありますか?」には、具志堅、キッパリ!「ハイ、左眼が1.2(例)、右眼は1.3(例)です」
   
 ムムム、司会者も、え??何ですか、え?視力ですか???そりゃ、パニックになるわね。でも本人は至ってマジなのである。故に面白い。天然ボケ。真面目なクイズ番組が、具志堅の存在で忽ち盛り上がるという訳である。
 
 知識を競うクイズ番組で、異端のゲストは正解、不正解は関係なし。一体この男の素性は何だ。実際彼が、カンムリワシとして、一時代を築いた名ボクサーだったことを知らない世代が多い。
  
 「いまやクイズ番組に欠かせない存在。具志堅は、一体どんな回答をするのか、その頓珍漢な答を視聴者は期待しているのです」(K氏)
 
 座右の銘にしろ、御本人は”サユウノメ”「左右の目」と判断した。咄嗟にこれは「眼のことだ!視力のことだ!」と思った、と推察される。それが、左眼は、右眼はに繋がったと。天才具志堅、面目躍如!こんな発言、天才だから(?)できるのだ。
 
 この発想、この奇想天外な語彙こそが、タレント具志堅さんの真骨頂、人気の秘密なのだ。具志堅さんの思考回路をいま流行の脳学者に、分析してもらいたいところだ。

「まるでボクシングのジャブの如き速さで意味不明の言葉を発する、それがワザとらしくないので、思わず笑ってしまう。こんなキャラをもったタレントいませんよ。バカバカしいとうより、感心するね」(K氏)
 
 
思い込んだら命懸け

 私もつい先週末こんな出来事があった。拙宅の近所のスタジオに、具志堅さんがくるから、スタジオに遊びに来ませんかとTテレビの友達Iさんから連絡があった。会うのを楽しみにして、私はチャリンコで出掛けた。

 撮影時間の10分程前に着いたので、具志堅さんにメールでも打っておこうかなと思ったが、私が居たらさぞ驚くだろうとの計算も多少あり、メールを打つのを止めた。
 
 スタジオの前で待っていると定刻にマネジャーの運転する車で彼はやってきて、私が、「お待ちしていました。」と冗談ぽくいうと、「舟木社長、しばらくです。」との挨拶。だがその表情には怪訝(けげん)なものであった。ここから事態が思わぬ方向に展開する。
 
 撮影現場に入るや、具志堅さん、テレビ局の立ち合いスタッフに、「これビデオですか?」と不安そうに確める。テレビ局側は、「いや、ポスターの撮影です。」と言下に否定。
 
 にも関わらず、具志堅さん、更にマネジャーを呼ぶ。「テレビ局の人に、よく確かめなよ。」険しく念を押す。どうやら、仕事はポスターの撮影だけじゃない、と疑っている様子なのだ。
 
 私は何となく変だぞと、感じていたが20分程撮影を見学して、「じゃ会長帰るからね。」と撮影の合間を見計らい声を掛けた。「え?もう帰るの?」との返事、だがその返事も、何か剣呑な雰囲気だった...。
 
 
ドッキリカメラ!?

 帰宅してメールを打った。「今日はポスター撮りを見せてもらったけど、いいポスターが出来上がりそうで楽しみだよ。」と。そしたら直ぐ返事が来た。「てっきりドッキリカメラと思っていた。久しぶりに舟木社長の元気な姿をみて安心しました。」そうだったのか。やっぱり。それで謎が解けた。ポスター撮影をドッキリカメラと確信していたのだ。
 
 私はそんなに有名じゃない!テレビ局が私を起用して「ドッキリカメラ?」を仕組んだ。そんなのあるわけないのに。いやはや、思い込む気持ちも命懸け。一途な具志堅、恐るべし。
 
 ボクシングで、世界タイトル13度防衛の「100年に一人の男」が、タレントでも後世に名を残す「爆笑王」になるやもしれません。
 最後にもう一つ。
 
 
チョッチュネ、幾つで回った?

 ガッツ石松さん、ゴルフ場のレストランでハーフを終え帰ってきた具志堅さん向かって「ヨウコウ(用高)ちゃん、いくつで回ってきたの?」と問えば、「ハイ、2時間半で回ってきました!」
 
「そうじゃなくて、スコアは幾つだったの?」「スコアですか、スコアは〇(まる)ですよ!」ほとんど意に介さないで、ケロッとしたものである。よほどこの時の会話が面白かったのか、折に触れて石松氏は、真似る。
 
「チョッチュねえ、具志堅さん、幾つで回りましたか?ボク、2時間半で回りました。チョッチュねえ」舌足らずの声音で真似る石松さんもまた、愉快で笑わせる。御二人は兎も角仲がいい。
 
 兎も角、芸能も仕事も真剣勝負。ボクシングの試合に臨む心構えで、番組に出演しているのだろう。具志堅用高とはそんな男。何事も一生懸命であれ、人生真剣勝負!そこに道は拓ける…具志堅さんは、そう我々に伝えているような気がする。
 
 ”笑門来福””一笑一若”です。精々笑いなはれ。
 
 
ダル、田中、松山の活躍

 日本人アスリートのアメリカでの活躍が目覚ましい。田中将大投手(ヤンキース)が5月31日の対ツインズ戦に先発8回を投げ、今季8勝目(1敗)を挙げれば、ダルビッシュ有投手(レンジャーズ)も対ナショナルズとの交流戦で、先発して8回を投げ、無失点で5勝目(2敗)。二人とも堂々たる成果である。
 
 田中と同僚の黒田博樹は、4勝目を挙げたばかり、ヤンキースの軸として欠かせない。上原浩冶も連日のクローザーで、レドソックスの7連勝に貢献している。日本人投手の評価はうなぎ上りだ。MLBファンとしては、まことに嬉しい限り。
 
 ゴルフの松山英樹が米ツアーでプレーオフの末にケビン・ナ選手(米)を破り初優勝を遂げた。先週は3位、期待していた。アダム・スコット(世界ランク1位)や今年のマスターズの覇者B・ワトソン等強豪を抑えての優勝は、今後の大きな自信となろう。
 
 
松山こそ4大メジャーを征服できる

 身長180㌢、22才の若さは、日本のタイガー・ウッズと呼んでもおかしくない将来性を秘める。全英オープン(2013年)でも6位の実績がある。ここ2~3年の間に4大メジャー(マスターズ、全米オープン、全米プロ、全英オープン)のいずれかを手中にする、と私はみる。
 
 そういえば腰から下の体形がウッズによく似ている。(ウッズは松山の憧れのゴルファー)柔らかい体、ための効いたスイング、正確なショッット、ドライバーの平均飛距離は300ヤード、ゴルフに打ち込む真摯な姿勢…どれをとっても不足なものがない。青木功、ジャンボ尾崎を凌駕する男は、松山英樹だ!
 
 間もなくサッカー・ワールドカップブラジル大会、サムライ・ブルーも米国で活躍する野球人やゴルフの松山選手にあやかって、旋風を起こしてもらいたい。恐らく史上最強の布陣で臨む日本チームは、ダークホースとして、優勝候補の国々が一番警戒する相手ではないか。間違いなく日本チームは、サッカーの一流国の仲間入りをした。 
 
 
近所のシルバーセンターの土手に咲き誇るキンシバイ
(金糸梅=中国原産)

 

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タイのクーデター騒動/齢を取るのは難しい/他

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■タイのクーデター騒動
 ~曖昧こそタイを救う~
■齢を取るのは難しい
 ~日々是、障害物競走~
 ~老いたることはケアが必要~
 ~厄介な骨粗鬆症~
■マー君の連勝が止まって

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タイのクーデター騒動

 困った時のクーデター、タイ政治の混乱は、即ち軍隊の出動によってしか収まらぬ。チャオプラヤの大河のように相も変わらぬ風景。長く続くタイの流儀。一時のカンフル注射で乗り切る手法は、かの国の御家芸である。
 
 今回のクーデターの目的は、事態の早急な解決は勿論だが、タクシン派の一掃にあるように見える。いずれにせよ膠着状態の中で、頃合いよしと軍が登場して混乱を収めに入ったとみる。軍事介入には批判もあろうが、現実に政治が機能せず、混乱が長引けば、経済も国民生活も疲弊する。是非もない。
 
 政治家が無能でも、生き残る不可思議な国家タイとは、例えればトムヤムクン(タイ料理=世界三大スープの一つ)の如し、辛くて酸っぱくて、それでいて甘味も漂う。このファジーな味が、外交交渉では、さながらトムヤムクンの如き変幻自在の味付けで威力を発揮する。 
 
 
~曖昧こそタイを救う~

 政治が機能しなくても、外交面では別というわけだ。交渉は柳の如くしなやかで、時にしたたかな手腕で、合掌と曖昧な微笑みを駆使、敵国を翻弄し懐柔し、国を救ってきた。
 
 第1次、第2次大戦下でもタイは、東南アジアで唯一つ殖民地にならなかった。言うまでもない、ファジーなこの外交術のお蔭である。御釈迦様外交といっていい。今回も軍事クーデターで信用を落したが、タイ国とは、さように、一筋縄では語れない国である事をお忘れなきよう。
 
「サワディ・カァ」と微笑む乙女の姿も、さながら菩薩の如しである。男どもは、これにコロッといく。何を隠そう、私もだ。硬・軟を巧みに融合させるタイ文化を語らずして、何のタイ国を語れようか。
 
 敵対する陣営はいつのまにか「マイ・ペンライ」と何の衒いもなく束の間の休戦に至る。この曖昧なマイ・ペンライの政治こそタイのタイたる所以である。
 
 今回のクーデター騒ぎも、マスコミで騒ぐほどに私は驚かない。何が起こっても、私がタイを愛するのは、この曖昧さに帰依する。
 
 
齢を取るのは難しい

 「齢をとることは死ぬことより難しい」といったのは確かギリシャの哲学者だが、なるほど最近になって分かるような気がする。痛感する最たるものは、体力の衰えと物忘れだ、
 
 視力が衰えて、好きな本も、特に昔の全集などは字が小さく読むのが辛い。行く末は果たしてどうなるのだろう。形骸にして、長生するのも嫌だ。本当に齢をとって生きることは難しいことだとつくづく実感する。
 
 車に例えれば差し詰め年寄は、中古ならずクラッシッカーである。至る所何処かしら傷んで、いつもメンテナンスを必要とする。それを怠ると、たちどころにエンコ(故障)をきたす。
 
 厄介なものです。家内も最近は買物から帰ると「どっこいしょ」と掛け声と共に上り框(かまち)に買い物袋を置く。お主も、老いたり!
 
~日々是、障害物競走~

 老いると日頃の心身ケアが多くなる。つい面倒になって放擲してしまうと、益々嫌になるので、なるべく習慣づけるようにしている。齢を取ることは、つまり果てしない「障害物競争」なのだ。そう観念するしかない。
 
 食後の三度の歯磨きは欠かさないのは勿論だが、特に就寝前の歯磨きは入念を心掛けている。歯磨きが済んだ後に人差指で歯茎のマッサージを欠かさない。
 
 あるとき知人の歯科医師夫人から「舟木さん歯をキチンと磨いていますか、歯茎も歯の内ですからしっかり磨いてくだいね」と忠告を受けた。そうだったのか、歯茎も歯の一部分だったんだ。
 
 以来、歯茎の指圧を施している。歯科医師S女史の言では「歯茎には大事な神経が集積しています」。若い時分は、こんな忠告も馬耳東風だったのに、素直に従うのは、即ち老いた証拠である。
 
 
~老いたることはケアが必要~

 風呂に入れば、両脚の脹脛(ふくらはぎ)を執拗に手で強く揉むことにしている。不思議なことだが、これをしてから嘘のように夜中の頻尿が消えた。試してみて。
 
 視力については、最近左瞼裏に脂肪の小さい粒ができて、切除してもらったが、まだ半分残っているので、うざったい。ことほど左様に老人とは、身体のケアに手間暇がかかる。

 それでも齢を取ることは、悪い事ばかりではない。森羅万象、瑞々しく感じる。若い時分にはなかったことだ。まだまだ遣り残すものがある。せめて丈夫で、そこそこ長生きしたいから、早寝早起き、節制とラジオ体操、太極拳にいそしむ。
 
 初めに、病院ありきではない、我が身は我で守る。それが我がヘルシィーイズム、我がモットーです。
 
 
~厄介な骨粗鬆症~

 骨粗鬆症(こつそしょうしょう)も厄介な病気で年寄が転んで大怪我するケースが多い。骨が脆くなっているのが主な原因で、これも老化現象。私も階段の上り下りには格別注意を払っている。スマホを眺めながらの歩行、とんでもない。
 
 骨の成長は20才位で止まるそうだから、後はバランス善い食事とか、運動によって補うしかないという訳です。フィギュアスケートで、男女とも20前後の人が先の五輪で金メダルを取ることも(男子・羽生19才、女子・ソトニコワ17才)、あながち骨の成長と無縁ではないように思う。
 
 ジャンプしたり滑ったり、足の付け根の骨には地球を持ち上げるよな重力がかかっているだろうに、思えば優雅に見えるスポーツだが、残酷苛烈な競技だなあと同情する。
 
 1年間は休養すると宣言した真央ちゃん、4年後は27才です。それでもオリンピックに挑戦するの? 私の浅田真央は、ソチで完結しております。あの感動的な、万感の涙と笑顔は、我が永遠のモニュメントですから。
 
 
マー君の連勝が止まって

 マー君こと、ヤンキースの田中将大投手が遂に負けました。日本からの通算連勝記録(大リーグ6連勝)は 34でストップしました。カブスとの交流試合に先発して4失点、雨中の敗戦でした。
 
 よりによってナ・リーグ中地区最下位のチームに負けたというので、ヤンキースの地元ニューヨークではよほどショックだったようです。
 
 1敗して肩の荷が降りたのか、25日(日本時間26日)対ホワイトソックス戦では、いつもの冷静な投球で6回2/3投げて1失点、7勝目を上げた。田中の凄い所はカウント3-2になってもフォアボールを恐れず勝負できることだ。
 
 今季限りで引退する、伝説の選手ジーター遊撃手と共にプレーできることは幸いなことだ。彼が選手からもファンからも何故に絶大な尊敬を集めるのか、シーズンの間に吸収してもらいたい。これからの田中の野球人生に於いて役立つはずである。
 
 
我家の遅咲きのさつき。今年はよく花を付けた。

 
 

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大相撲遠藤の人気/健康のためにも歩こう/他

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■大相撲遠藤の人気
 ~遠藤よ、双葉山を目標に~
■週末は畑三昧
■新緑の候、健康のためにも歩こう

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大相撲遠藤の人気

 大相撲の遠藤に人気が集まっているという。モンゴル出身の3人に横綱を独占されて不甲斐無いと思ってのことだろう。先日も知人の御夫人から「私、最近相撲中継を見るのよ。遠藤がいるから」と話しかけられた。遠藤はどうやら日本人の希望の星であるようだ。
 
 鶴竜を下した勝負は、何事が起こったかと我目を疑う程にテレビはあちこちで繰り返して流していた。やっと髷が結えて、今場所は関取らしくなった。アンコ型ではなく均整がとれた体に、甘いマスクとなると御婦人方も放ってはいないらしい。
 
 彼が大関、横綱になったとき文字通りのかつての相撲ブームが戻ってくるのではないか。体型でいったら第35代横綱双葉山に近い。双葉山も決して、巨漢力士ではなかった。身長179㌢、体重128㌔、遠藤もほぼ似通っていて、身長184㌢、体重143㌔である。
 
 遠藤には、この不出世の横綱を目標にして稽古に励んでほしいものです。双葉山が安藝ノ海に敗れ70連勝を阻まれたときに語った有名な言葉がある。
「われ未だ木鶏たりえず」(荘子の言葉)
 
 
~遠藤よ、双葉山を目標に~

 言葉の意味を私なりに解釈しました。「私は、まだ木彫りの鶏のように泰然自若となれません、人間的にも精進が足りないのです」。どうですか大横綱にして、この謙虚さ、志(こころざし)の高さを思い知らされます。
 
 一方の遠藤はどうか「遠藤、夜の遊びは横綱以上」なんて週刊誌に書かれているの見ると、少々危ぶみます。贔屓(タニマチ)の引き倒しとよく言われますが「男芸者」はほどほどにです。タニマチからの甘い誘惑を振り切るのも、修業のうちです。
 
 少し横道にそれますが、歴史に名を残すアスリートはやはり日常の生活からが違います。例えば具志堅用高さんは、現役時代「ONとOFF」を見事に使い分けていました。それを私は編集者として、事細かに目撃しています。
 
 タイトルマッチの日程が決まると、2カ月前から全て試合中心の生活になりました。まるで修行僧のようにジムと住まいとの往復でした。よほどの事がない限り夜の外出はしませんでした。所謂"ON TIME"です。
 
 ところが試合が済むと"OFF TIME"となり、堰を切ったように、ゴルフにディスコ、後援者との会食にと飛び回りました。ONとOFFを上手に使い分けれたから、13度防衛という大記録を打ち立てたのでしょう。
 
 遠藤には「われ未だ木鶏たりえず」と語れるような揺るぎない力士になってもらいたいと切に望みます。栃錦―若乃花、大鵬―柏戸時代のあの熱狂、大相撲は紛れもなく日本の文化でありました。あの頃は私も手に汗してテレビを見つめました。
 
国民はあなたに、大相撲の黄金時代を託しているのです。ところで、大関、横綱になってもシコナは遠藤で通すのだろうか。素朴な疑問ですが、本名の横綱もいいなあと私は思うのですが。それとも部屋縁(ゆかり)の戦前の名大関・清水川を名乗る?
 
 
週末は畑三昧

 週末の気候はまるで夏日の如しで、童心に帰り心が浮き浮きした。青空に夏雲が漂って、すっかり夏休み気分で畑仕事に励みました。農作業といわないのは、たかだか8坪程の面積しかない畑、農家の人に軽蔑されます。
 
 トマト、キュウリの支柱を立て、トウモロコシの芽の間引き、生姜の植付と遣る事は次々にあって、畑三昧の日々でした。気温が高いので苗は吃驚するほど成長する、まるで、成長期の子供のようです。空豆はそろそろ収穫です。確かに空豆、さやは天を仰いでいます。
 
 去年までは畑仕事をした後は、必ずと言っていいほど腰痛が起きたのに、今年はありません。朝のラジオ体操、ウォーキング、加えて太極拳の効果が出ているのかも知れません。
 
 
新緑の候、健康のためにも歩こう

新緑の候、健康のためにも歩こう
 
 そういえば朝日新聞紙上(5/6朝刊)に45才を過ぎると1年に約1%ずつ筋肉の量が減り、また75才を超えると減る割合は、より大きくなると書いてあった。
 
 こうした筋肉量の減少は「サルコベニア」(ギリシャ語)といわれ、サルコとは筋肉、ベニアは減少を意味するのだそうです。65才以上の方で22%がサルコベニアと認められたとある。これを予防するには、適度な運動、歩くことがいいと言われます。
 
 「山笑う季節」(俳句の季語=萌えるような新緑を指す)です。新緑の公園や川辺をあなたも歩いてはみませんか。気分爽快になりますし、太陽や風にあたると、カルシウムを増殖する効果で身体が知らぬうちに強くなります。家でゴロゴロ、ながら族は、不健康でもったいない!
 
故郷や どちらを見ても 山笑ふ
           子規

目に青葉 山ホトトギス 初鰹
           素堂
 
 今年は鰹が不漁で手に入らないらしい。高知の人は皆困っているだろうなあ。
  
  
畑に支柱が立てられて、苗の成長に備える。

  
早朝の晴れ渡った空に微かに残月、欅の大樹の新緑が眩しい。


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井岡一翔の敗北・タイ王者の数奇な人生/ムエタイ推薦本/他

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■井岡一翔の敗北
 ~タイ王者の数奇な人生~
■懐かしの歌謡曲
■ムエタイ本を推薦

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井岡一翔の敗北

 三階級制覇を目指して挑んだ井岡一翔のIBFフライ級挑戦は、夢破れた。上背、リーチで9㌢優るチャンプ、アムナト(タイ)の牙城を崩せず1-2のスプリット判定負け。私は3ポイント差でチャンプ。どうみても井岡の勝はないよ。体力差も歴然、完全な力負け。
 
 槍のように長く伸びるジャブ、潜り込んでいけばすかさず鋭利なアッパーが突き上げる。変幻自在なアムナト。さしもの井岡も為す術がなかった。フェイントも、左右の揺さぶりもなく単純な攻撃に終始。アムナトにすれば飛んで火に入る夏の虫。ただ迎え撃ち、狙撃すればよかった。
 
 さながら難攻不落、旅順203高地。遮二無二に攻めたてた乃木戦法。結果、井岡は、12ラウンズ、ついぞ攻略は出来なかった。アムナトにすれば省エネ作戦。よって全ラウンド、休憩時にも椅子に座ることもなし。かつてライオン古山を翻弄したセンサク・ムアンスリンを思い起こした。野性に、秀才が敗れた。
 
 
~タイ王者の数奇な人生~

 アムナトは、強盗で15年の刑を宣告され、模範囚だったことで出獄、ボクシングを始めた。35才という遅すぎたチャンプは、さぞ初防衛の夜は異国の地で悦びを噛締めていたことだろう。
 
 「私がボクシングと出会わなかったら今頃まだ刑務所で暮らしていた」(ボクシング・ビートより)。ソニー・リストン(元ヘビー級C=アリにKOされた)の境遇を彷彿させる。スポーツが人間を救う典型的な例である。
 
 才能豊かな井岡には出直しの試練。人生、敗北も強靭な発条(バネ)を造る天の啓示とみれば良し。再起もまた楽しみ。それにしてもあのトランクス、チンドンヤのようにスポンサーの広告をベタベタ張り付けて、何とかならないものか。品がない。井岡よ、ボクシングがスマートなら、身に付けるものも、簡潔であれ。
 
 セミファイナルの高山×小野の試合は、顔を背けたくなるような代物であった。二昔前なら精々日本タイトルの中身。見るべきものは何もない。アナウンサー氏の絶叫が空虚(うつろ)に響いた。ボクシングが色褪せるのも無理はない。嗚呼、1960年代~80年代(前半)代のリングを恋ふ。
 
 
懐かしの歌謡曲

ラジオ体操前に、公園で太極拳の稽古を始めたものだから家を出るのが僅かに早くなった。5時半には出る。まだ体は覚醒していないので、1日の始まりのカセット音楽は軽快な歌謡曲のメロディー「アルプスの牧場」(歌・灰田勝彦)にした。
 
 軽快なメロディーは頭の速効薬である。音楽に合わせてハモルが、灰田の裏声を真似るのは難しい。カビの生えたような古い歌謡曲が、忘れ去られず残るものは、けだし名曲だからである。
 
 数学者で文筆家・藤原正彦氏(「国家の品格」の著者)は、古い歌謡曲のレコードを沢山蒐集していると「親父の威厳」で綴っていた。 家族が留守の時を見計らって心置きなく聴くそうだ。古い流行歌は詞もメロディーも好もしいという。
 
 私も家内が出掛けたあとで、古い歌のDVDを持ち出して聴く。ときに声を張り上げて思いきりくちずさむ。家内がいれば、「うちの人も遂におかしくなった」と心配するだろうから。確かに古い流行歌は、歌詞の情景がたおやかに、波紋の如く心に広がる。
 
 オジサンには、歌謡曲は心癒す童謡唱歌みたいなものである。ああ、そうか「75才以上(私はまだですが)は小児科と同じと医者の世界ではいわれている」
 てなことで、流行歌と童謡は共通するのです。
  
「アルプスの牧場」
 作詞/佐伯孝夫、作曲/佐々木俊一 歌手/灰田勝彦
 
 雲がゆく 雲がゆく
 アルプスの牧場よ 
 鈴蘭の花咲けば
 レイホー…レイホー
 青春の胸が鳴る
 ハイホー…ハイホー
 角笛吹けば
 駆けて来る 駆けて来る
 レイホー…レイホー


 
「湖畔の宿」
 作詞/佐藤惣之助 作曲/服部良一 歌手/高峰三枝子
 
 山の淋しい湖に
 ひとり来たのも悲しい心
 胸の痛みにたえかねて
 昨日の夢と焚き捨てる
 古い手紙のうすけむり
 
  
 「湖畔の宿」は、高峰さんが特攻隊の慰問に行った時に歌った曲だそうだ。「私の歌を聴いて下さって、そのあと飛びだって行きました。二度と帰らなかったんです。私はこの曲を歌う度にあの時のことを思い出してせつなくなります」そんな物語があったことは露ぞ知らなかった。
 
 流行歌は人生模様の縮図。心に宿り、歌い継がれる。
 
 藤原正彦さんの父は著名な山岳小説家・新田次郎。神保町でぶらぶらしていて、古本店で立ち読みしていたら「縦走路」(S37年初版)を見つけた。50円!。読んだら堪らなく面白く忽ち読み切ってしまった。ミステリー染みたラブロマンス。37年に発刊されたのに瑞々しい。
 
 で、藤原先生のような偉いお方が、古い流行歌を愛することは、我が味方を得たようでなんとも嬉しい。週刊新潮のコラム「管見妄語」(かんけんもうご)は、歯切れがよく、ユーモアがあり毎週愛読している。
  
注|今週の歌謡曲は「愛は水平戦」ハン・ジナ(日本クラウン)を紹介。 
 
 
ムエタイ本を推薦

 ムエタイ(タイ式ボクシング)をとことん知りたいと思う人に朗報です。「ムエタイの世界」~ギャンブル化変容の体験的考査~ 著者・菱田慶文を推薦致します。
 
 ただ単に文献を渉猟して本に纏めたという代物ではない。著者はタイの大学留学、ジム入門、タイのリングで試合とまさに学研的、実践的考査で、ムエタイを追求している。
 
 これまで同様な著書は何冊かあったが、これほどムエタイに熱く向き合った本はない。資料としても一級品である。全体の構成は9章から成っており、ムエタイファンの読者が知りたい事柄が、
 
 筆者はこのテーマで早稲田大学大学院で博士号(人間科学)を授かった。益々御活躍されんことを祈ります。仔細に網羅してある。
 菱田慶文著「ムエタイの世界」定価2500円+税
 発行/株式会社めこん 電話/03-3815-1688
 
注|ブログ「舟木昭太郎の日々つれづれ」は毎週火曜更新です。
   http://ameblo.jp/upper/
 
 
露地栽培、ゴールデンウィーク中に苗を植えた。
手前からトマト(2列)、キュウリ(2列)、ナス、ピーマン。

 
代々木公園での「5月のバラ」。 


 
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金田正一投手こそ日本一!/ダル、マーくんと比較するのは無理がある/他

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■金田正一投手こそ日本一!
 ~弱小球団での快記録~
 ~長嶋、伝説の四打席連続三振~
 ~金田投手とメジャー~
 ~比較するのは無理がある~
■大国魂神社祭礼

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金田正一投手こそ日本一!

 2カ月前程だったか、すつぽん「田吾作」のカウンターで金田昌巳さん(39)を御紹介された。金田さんは有名な金田正一(かねだ・まさいち)元投手の甥にあたる。父親は金田留広氏(元東映、日拓、広島東洋で活躍)のサラブレッド一家、イケメンの好青年である。
 
 御自身も東海大甲府で遊撃手、1番バッターで甲子園に出場している。現在、金田企画に勤務して、叔父(正一社長)のマネジャーをやっているという。
 
 「田吾作」の御子息井上宏明君とは中学の同級生ということだったので、気安く話が弾んだ。この夜私は日本酒を飲んで、少しばかり酩酊していた。”伝説の野球人”の血を分けた方と時間を共有している、との思いもあって僅かばかりテンションが高くなった。
 
 甥御さんを前に、ここは絶対に金田正一さんについて語らねばと、かねての思いを吐露したくなった。誰が何といおうと日本が生んだ、NO,1は金田正一投手、私はそう思い続けてきたからである。
 
 「金田の前に金田なし、金田の後ろに金田なし」だよ。二番目が、神様・仏様・稲尾様、の鉄腕・稲尾和久。三番目はべーやん、別所毅彦だね。私は、沢村やスタルヒンは見ていないから、この二人に関しては何も語れないが、いずれにせよ「400勝投手」には誰も勝てやしない。今後絶対生まれない投手です。
 
 
~弱小球団での快記録~

 金田少年は、愛知の享栄商業(現・享栄高)を中退、17才で創設間もない国鉄スワローズ球団に入団。以後この弱小球団で通算353勝、内巨人戦で65勝(歴代1位)を挙げた。 晩年巨人に移籍して、47勝、巨人のV9にも貢献した。もし金田投手が最初から巨人や阪神に入団していたら500勝はおろか、600勝の可能性は充分あっただろう、と私は信じる。いずれにしてもアンビリーバブルな成績。
 
 微酔も手伝って、私の素人金田論はエスカレートした。これを黙って聴いていた金田マネは、相好を崩した。「叔父に伝えて置きます、喜ぶと思いますよ」その言葉にオヤジは、童(わらべ)が褒められた如く内心喜んだ。
 
 すると金田マネは、スマホを誇らしげに開き金田×長嶋の初対決(1958年(昭和S33年)4月5日、後楽園球場での開幕戦)のダイジェスト動画を見せてくれた。歴史的な長嶋の4連続三振の場面、日本中が固唾を飲んで見守った懐かしい映像である。「伝説の男は、自ら伝説を作り出す能力を有す」。長嶋選手を赤子の手をひねるように翻弄したシーンは、衝撃的だった。役者が違った。
 
 
~長嶋、伝説の四打席連続三振~

 ゆったりしたフォームから投げる金田投手は戦慄的だった。これに対して、フルスイングで応えた長嶋も美しかった。4打席4三振だけれども、不甲斐無いとは思わなった。限りなく未来を感じさせるものだった。
 
 金田投手の懸河のドロップ(いまはカーブと称するか)と速球に長嶋のバットは徒に空を切るばかり。これこそが日本一投手の矜持なのだと、金田投手に感服したものだ。
 
 当時私は巨人ファンだったが、長嶋の三振に妙に落胆しなかったのは、金田なら仕方がないとの思いと、長嶋の天衣無縫な空振りにあった。空振りには”華”があった。太陽の輝きがあった。長嶋という太陽は、その後日本中の野球ファンを照らし続けた。長嶋という好敵手を得て金田もまた輝きを増した。この二人が後年同じ巨人でプレイするとは思わなかったよ。
 
 金田昌巳さんと知り合った。これも何かの縁。改めて金田正一とは何ぞやを考えてみた。記録には疎い私も、調べる程に凄い投手であることに痛感した。現役生活20年、400勝298敗は勝数でも、負数でも前人未到の大記録。投番回数944試合、内完投が365試合、完封が82試合。奪三振4490個、生涯防御率2.34。凄~い。
 
 自身が打ったホームランが38本、勿論これも投手の記録。プロデビューは1950年で、翌2年目は早くも44試合に先発、完投25試合で24勝25敗、同年9月5日の対阪神戦(大阪球場)でノーヒットノーランを達成。18才35日での達成は最年少記録。何処まで続く記録更新の連鎖。
 
 1957年8月21日、対中日戦では完全試合を成し遂げ、1958年には24才で200勝達成も日本記録。且つ以後14年連続20勝!ざっと記録を調べただけで、驚愕の数字が居並ぶ。私がいうまでもない、数字を見れば「金田投手こそ日本が生んだ最高最大のピッチャーである」の評はどなたも異論あるまい。だからダルビッシュや田中と較べるまでもない。
 
 しかも現在のようにセットアップマンもクローザーもいるわけでもない。先発投手は完投が命題で、中4日とか5日というローテションも確立していない時代。 場合によっては完投した翌日に緊急のリリーフもあった。それを裏付けるのが400勝中、リリーフ勝利が「132」もあることだ。完投あり、リリーフあり、締めあり…金田という投手は一体なんだ!
 
 こういった過酷な状況下で、大怪我なく投げ続け400勝。このような不世出の投手と私が、時代を共に歩きその勇姿を見られたことは倖せの一語に尽きる。 金田、長嶋、王、稲尾、村山がいた時代。嗚呼、「三丁目の夕日」が眩しい。
 
 それは格闘技でも言える。ゴング誌の編集記者としてプロレスでは馬場、猪木、藤波、長州、そしてタイガーマスク、前田。ボクシングでは石松、輪島、大場、具志堅。キックボクシングでも沢村、藤原…その全盛時代に取材できた。これも巡り合わせ。私は何と幸運な男であろう。
 
 そろそろ終わりにしたい。ちょっと気になることが有る。金田正一氏が「ワシといまの田中将大やダルビッシュと比べるなんて失礼だ。」との言に対して、ネットで「老害だ、年寄の自慢,引っ込んでいろ!」と百家争鳴し非難を浴びていることに心傷む。偉大なる投手、敬愛しなくてはならない。
  
 金田氏の申していることは、決して田中やダルビッシュを貶めているわけではない。正統に評価されない世間への苛立ち、と私は思える。 金田正一投手が20年かかって築き上げた金字塔だ。そのオレと、若い二人を天秤に掛けられてたまるか!多分にこんな心境だろうか。分かる、私にはその気持ち分かる。
 
 
~金田投手とメジャー~

 金田投手が全盛期ならメジャーでも、十分17勝~20勝の可能性ありとみる。ときはヤンキースの黄金期。”くたばれヤンキース”の時代。監督は名将ステンゲル。 12年間でワールドシーズ制覇7回。捕手ヨギベラ、外野手にミッキー・マントルがいた。ピンストライプのユニホーム、金田投手に着せたかった。見たかった。いまの田中とだぶらせて思う。
 
 バネのある長身、頑健な体躯、物事に動じない精神力、加えてスタミナ充分。なによりも得難いサウスポー。速球は150㌔以上も出る。(元巨人軍川上監督の証言『日本プロ野球で一番早い球を投げたのは金田でしょう』ネットより引用)
 
 その速球を軸に変幻自在、緩急織り交ぜた大小のカーブは、メジャーのホームランバッターも打ち崩すのは至難の業であろう。ここ一番のドロップ(敢て)は二階から落ちるようだった、と対戦者は証言している。
 
 金田ってどういう投手だったの?と若い世代に聞かれれば、迷わず私はメジャー屈指の元投手ランディ・ジョンソン(サイ・ヤング賞5回、最多奪三振9回、WシリーズMVP1回)を挙げる。同じサウスポー、長身からの鞭のようにしなる腕、胸元に食い込む速球。似ている。いずれも甲乙付け難い日米不滅の大投手である。
 
 
~比較するのは無理がある~

 ダルビッシュや田中は、伝説を積み重ねている最中である。まだ”天皇”金田正一の域には遠く及ばない。金田山脈は例えれば、世界最高峰チョモランマ(エベレスト)。400勝の中身をご覧あれ、篤と。但しダルビッシュや田中のメジャーでの活躍は目を見張るものがあります。私も応援しています。日本の誇りです。
 
 彼等二人が何処まで”天皇・金田”に迫り、頂上をアタックできるか、楽しみです。大先輩の背を追い続けて欲しい。比較する必要はありません、無駄な事です。ネットで金田氏を腐すのも結構ですが、一度金田正一投手のレコードを精査してみては如何でしょうか。「記録は沈黙の生き証人なり」
 
 「温故知新」とは、古きを訪ねて新しきを識ることです。金田正一の偉大な轍(わだち)の跡を辿って見てください。きっときっと腐すあなたも、肯首、得心するはずです。金田正一さんを正しく評価してあげたい。好き嫌いは別の次元である。
 
 あの旧後楽園球場に喚声がこだまする。「サード、長嶋、背番号3。サード、長嶋、背番号3。」「ピッチャー、金田。ピッチャー、金田、背番号34。」
 
 高度成長期、野球も国民も皆、元気があった。日本が輝いていた。そんな時代のヒーローだったのが金田正一投手でした。あなたは間違いなく日本一のピッチャーです。金田昌巳マネジャーさん、そうお伝え下さい。
  
 金田さんも御年80才になられた。あなたの栄光の日々が走馬灯の如くめくるめく甦ります。あの時代、日本野球の爛熟期でした。もうあの日は戻ってこないでしょう。どうぞいつまでも御達者でいてください。


大国魂神社祭礼

 3日は家内を連れ立って夕刻府中の大国魂神社祭りに出掛けた。府中に降り立つのは初めてだった。駅前の欅並木や、神社境内の鬱蒼とした樹木には正直いって驚いた。
 
 何だか伊勢に来たような神聖な気分になった。目的は境内の出店で、野菜の苗を買うことだった。知人に聞いて来たのだが、植木や苗の店が溢れていた。胡瓜、茄子、トマト、ピーマンを沢山買い込んだ。
 
 6時になると山車が練り歩き、車の上ではひょっとこ踊りや神楽などが、お囃子と共にかしましいほど。駅前の欅並木にそれらが集中して、風雅な賑わいを見せて私達老夫婦はしばし立ち尽くした。くらやみ祭が呼び物らしいが、それを見ずに帰った。また、次は「くらやみ祭」を是非見たい。
 
金田企画マネジャー、金田昌巳氏(後列左端)、その隣が私。
前列左より井上宏明氏、田吾作ママ。(すっぽん「田吾作」で)

 
大玉魂神社祭礼で山車の賑わい

 
大玉魂神社の鳥居付近

 

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「医は仁術」特別展/桃月庵白酒の落語/他

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■「医は仁術」特別展
 ~桃月庵白酒の落語~
■露地栽培の季節到来
■太極拳続いています

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「医は仁術」特別展

 25日(金)「医は仁術(じんじゅつ)」特別展を見に、上野の国立科学博物館へ家内と出掛けた。この日も上々の天気。上野公園の木々の緑が眼に眩しかった。
 
 「目に青葉 山ホトトギス 初鰹」そんな句がぴったり。見上げた空はあくまで青くして、薫風心地よし。1カ月前、花見に来たときは桜が咲き誇っていたが。役者の早変わりのようだ。
 
 桜が終わったというのに、公園内には外国人観光客がそこかしこに。ここにはバカな「JAPANESE ONLY」なんて立札がどこにもない。
 
 当たり前だ。遥々海を渡ってやってくる外国人を大事にしなさい。凄まじい少子高齢化と工場の海外移転で国内は空洞化。いずれ日本は、外国人に御世話にならなければ立ち行かなくなる。カナダのように大幅に移民を受けざるを得ない、それが現実になる日がくる。
 
 JAPANESE ONLYなんて言ってられないんだ。美しい国日本とは、美しい景色と暖かい心の お・も・て・な・しがセットです。忘れて欲しくない。余談ですが。


~桃月庵白酒の落語~

 特別展のチケットはTBSから頂いた。TBSはかつて「JIN」というドラマを放送した関係で今回の展示会も開催したのだろう。その際「落語もあるので、見に行きませんか」と懇意にしてるI役員から電話があった。落語という餌に、落語好きの夫婦は飛び付いたというわけ。
 
 特別展は正直どうでもよかった。どんな落語家が出るのか名前も知らされず、会場となる講堂に足を運んだら、これが予想外に面白くて、大満足。ヒデキ感激!
 
 「桃月庵白酒」という聴き慣れない噺家。で、どんなものかと訝(いぶかし)んでいたら、とんだ間違いであった。格闘家を彷彿させるような体躯で、坊主狩り。体も迫力あるが語り口も迫力あり。登場人物は見事なメリハリでストレート、一味違う落語であった。こんな型破りな、優れた噺家が居たなんて、と家内と讃え合った。
 
 落語を聴きそのあと特別展を見た。素晴らしいものを鑑賞できた。こちらがメインなのに軽視した己を反省。近代医学の始まりが全て網羅され、現代のIPS細胞に至る系譜。よくもこんなに国宝級の品々を集めためたものと感心。関係者の努力に敬服する。不敬を詫びたい。
 
 山脇東洋の人体解剖の絵図から当時の手術に使われた器具。シーボルトが塾生に授与した医師免許証など驚くものばかり。死刑者の解剖の図は仔細で、生首あり、小説を読む如き興奮を味わった。貝原益軒「養生訓」の原本は初めて目にした。医は仁術、いい言葉だ。
 
 とても2時間や3時間では見れないボリューム。医学を志す者は勿論だが、そうでない方も、一見の価値あり。東京・上野国立科学博物館、6月15日まで。
 
 
露地栽培の季節到来

 露地栽培の季節の到来である。好天続きで今年は少し早めに野菜の苗を植えようと、畑を耕す。堆肥を施し1週間は寝かせなければならない。トマト、キュウリは牛糞、ナスは鶏糞と堆肥は、使い分けます。知ったかぶり!
 
 8坪ほどのスペースでも結構耕作は骨が折れる。都会の、住宅地の真ん中で農業ができるなんぞ、贅沢極まりない。地主が無償で貸してくれている。坪単価200万の土地だよ。
 
 先ずトマト、キュウリ、ナス、ピーマンをゴールデンウィーク中に植えようと予定している。苗は今年は府中の大國魂神社祭礼に行って、境内の出店で購入しよう。露地栽培も6年目で、やっと土が本物に近づいてきた。
 
 野菜は土が出来を左右する。それが分かるようになった。実りの夏が楽しみだ。手塩にかける我が子のように成長の日々を待つ。収穫の折は近所に御裾分けする。
 
 
太極拳続いています

 週1度教室に通う太極拳も今週は教室がお休み。先週からラジオ体操の前に公園片隅で御夫人方々が行う太極拳に加わらせてもらった。恥ずかしくて参加できなかったが、顔見知りの御夫人が誘ってくれた。
 
 参加して3日が過ぎた。いつもモタモタしている。罰が悪い。人目を憚(はばか)る。それを気にしなくなったのが成長か。公園に到着するのが15分早くなったが、苦痛ではない。「習慣は第二の天性」という。続けてみたい。
 
 「身体(からだ)が喜んでいるよ」、といった太極拳立石講師の言葉を思い出す。お年寄りは、お年寄りを労り、大事にしてくれる。齢を増すことも悪くはないぞ。
 
 26日は幡ヶ谷区民会館で恒例の「花にし会」カラオケ、民謡、踊りの集い。シルバー世代が丸1日飲んで、食べて、唄って愉しんだ。私も「もう一度恋をしながら」と「花影の女(ひと)」を各二番まで唄った。
 
 「人生は後半戦が面白い」。生命の瑞々しさを仲間の皆さんに感じる。そんなこの頃です。シルバー世代よ、外に出よう、体を動かそう、共に楽しもう!
 
 来週は「日本が生んだプロ野球のNO.1投手は誰か」をーマに私の独断と偏見で綴りたい。 
 
  
露地栽培、畑の堆肥施しが終わり苗の植付を待つばかり。
土を盛った上にシートを被せる。

  
渋谷区せせらぎのシルバーセンターに咲き誇るつつじ群。

 

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貴闘力のデビュー戦/大仁田「邪道」こそ真の勝利者/他

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■韓国の旅客船沈没事故哀悼
■貴闘力のデビュー戦を見た
 ~大仁田「邪道」こそ真の勝利者~
■閑話休題
■春風駘蕩、春燃える
■映画「そこのみにて光輝く」を推薦!

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韓国の旅客船沈没事故哀悼

 韓国・珍島(チンド)付近で18日起きた旅客船セウォル号の沈没事故はなんとも痛ましい。心から哀悼の意を表したい。乗客乗員460人の中には、修学旅行の高校生350人余が含まれているという。楽しかるべき想い出旅行が、地獄への旅立ちになるとは。
 
 いまなお安否不明の乗客。捜索が難航している。家族や親戚縁者、あるは友達の心配、不安は如何ばかりか。察して余りある。船内に閉じ込められ救出を求める高校生の叫び声が耳に届くようだ。嗚呼、神よ!
 
 それにしてもだ。船長以下操縦士などは真っ先に逃げて助かったというから悍(おぞ)ましい。ノブレス・オブリージュ(仏語)という有名な言葉がある。「位が高い人ほど徳高きを要す」の意味。
 
 船長はこの言葉、御存じないか。かつて「儒教の国」と言われた韓国。祖先を敬い、年長者を敬う、そんな国の船長が、阿鼻叫喚の乗客乗員を置き去りにして遁走した。
 
 船長や乗務員は、乗客を先ず避難させたのちに、最後に船をから脱出する。それをしなかったから大勢の犠牲者が出た。船長たる者、船と共に運命を共にするくらいの覚悟でなければならない。
 
 かの国には「ノブレス・オブリージュ」という言葉は存在しないらしい。僭越だが、この際韓国は、徹底した道徳教育を施す必要が有りはしないか。そうでないと、今回のような事故はまた起きる可能性がある。明らかに人災。犠牲者は浮かばれぬ。
 
  
貴闘力のデビュー戦を見た

 元関脇貴闘力(46)のプロレスデビュー戦を見た。(4/16 代々木競技場第二体育館)鈴木みのるをパートナーに、大仁田&矢口組と戦った。
 
 大仁田&矢口は入場と同時に、リングに有刺鉄線を巻き付けたボードを2枚持ち込んだ。それをコーナー2カ所に設置した。大仁田プロデュースの”無法プロレススペクタクル”の始まりだ。
 
 スタートから乱闘、試合はそっちのけ。忽ちに貴闘力は有刺鉄線板に背中ごと叩きつけられた。椅子で頭をぶたれたり、場外の客席を引きずり回されたり、散々にいたぶられ顔面は血で染まる。この想定外の、非日常的な暴力こそ見る者を興奮させる矛盾。
 
 それでも貴闘力は鈴木の援護を宜しくやっと反撃に転じた。相撲時代から、制限時間前の立ち合いや、凄まじい張り手の喧嘩相撲で鳴らした。下地がある。
 
 修羅場の戦いは慣れている。水を得た魚のように暴れまくった。結果、貴闘力が矢口をフォールしてデビュー戦を飾る。まあ、ザッとこんなドラマの推移。プロレスというよりは活劇。俗に言う、ちゃんばらごっこ。
 
  
大仁田「邪道」こそ真の勝利者

 プロレス素人の貴闘力を見事リングで活かし、輝かせたのは、勿論プロデューサー大仁田厚。さしずめ貴闘力は、大仁田という御釈迦様の手の平に載って躍った孫悟空だ。まさに大仁田「邪道」面目躍如、真の勝利者。
 
 一体全体プロレスは、相手が受けてくれて初めて成り立つエンタテインメント。つまりキャッチボールがなければ、成り立たたない。相手をいかにして輝かせるか、生殺与奪の鍵は、一にも二にも受け手側にある。
 
 大仁田ほど”受”が際立って巧いレスラーもいない。それができるのがスタア。己を殺して、相手を引き立てる。これ「惻隠(そくいん)の情」。すなわち譲り合いの精神。
 
 プロレスとは、人生に通ず。やれ八百長だ、と騒ぐなかれ。プロレスはプロレスだ。是非に及ばず!匡(ただし)だ、プロレス団体には運営の仕方がマチマチ。それでいい。多様性が面白いのだ。
 
 でもプロレスを甘く見ることなかれ。新日本プロレス道場ではスクワット1000回なんぞは当たり前。鍛えに鍛えた鋼鉄の肉体だからこそ投げたり、撃ったり、蹴ったり、できる。これ、お忘れなきように。パフォーマンスの蔭に厳しい練磨あり。素人はマネするべからず。
 
   
閑話休題

私はいまこの歌に、恋している

 
♪二人は試されているの 君は僕の何
 これ壊れていくなら 僕は君の何だった
 何も出来はしない そんなもどかしさと
 逃れずに歩むさ それがせめての証し
 
 今書きとめたい歌
 君に捧げるLOVE SONG
 (三番)
 
「君に捧げるLOVE SONG」詞・曲/岡林信康 
 
 この歌は1979年頃流行した。友人のカメラマンが癌で余命を宣告されたときに綴った歌ともいわれる。箱根旅行の折、友達がカラオケで歌ったのが、妙に心に響き帰省して直ちに、YouTubeで覚えた。日に何度も聞いては諳んじている。
 
 岡林信康さんの気負いのない歌声と哀切極まりないギターのメロディーがとてもハートに染入る。パソコンを打ち込みながらも録音を回して、終わるとまた始まる。何度聴いても、倦(う)まない。
 
 岡林さんの40周年記念リサイタルを見る。(YouTubeにて)僭越ながらお齢(67才)召されて、一段と輝きを増している。余燼を全て洗い流し磨かれし男の佇まい。シルバー世代よ、岡林さんを見習え。心を磨こう、紳士たれ。かくいう私がである。
 
 今はじめている仕事の企画書のやり直しは、ときに絶望的な心境になる。そんなときこのメロディーを聴くにつけ、何とはなしに遣る気が起こる。多分、晩節を迎えた己が身に、囁く応援歌なのかも知れない。そうさ、この歌は、苦しみさえ勇気に替える…。
 
 さあ、人生はこれからだ。これからが勝負だ。
 「人生は、後半戦が面白い」と言うではないか!
 
  
春風駘蕩、春燃える

 週末はもうハナミズキが街路を見事に彩った。競うように、黄色の蔦薔薇、紫の藤が隣家の庭に誇らしげに綻(ほころ)び始めた。春風駘蕩、春燃える候。
 
 いつの間にか木々は青葉若葉、初夏の装い。つつじが満を持して開花を待つ。迸る如くお惜し気もなく彼女たちは咲き乱れ、黄金週間に文字通り錦上花を添える。日本の春は街全体を花園に変える天然の美である。
 
このほどを花に礼いふ別れ哉
           芭蕉

 
  
映画「そこのみにて光輝く」を推薦!

 「そこのみにて光輝く」(TCエンタテインメント制作)を新宿テアトルで家内を連れ立って見てきた。函館を舞台に行き場のない男女のラブストーリー。切なくも胸を打つ、重厚な作品。私は充分に堪能した。
 
 監督呉美保、主演、綾野剛の新境地。脇を池脇千鶴、菅田正暉、高橋和也、火野正平で固める。大城拓児役演ずる菅田の演技が断然光る。制作は私がお付き合い頂く永田守さん(TCエンタテインメント専務)。元大映社長永田雅一の孫。天国の永田社長もさぞ喜んでいることだろう。
 
 モントリオール映画祭出品作品。見て欲しい映画である。上映館:新宿テアトル、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズ川崎他。お問合せを。
 


~春風駘蕩、天然の美~
千駄ヶ谷駅ホームからの菜の花の眺め(19日)

 
散歩で渋谷区初台付近のハナミズキ(18日)

 
隣家の庭に咲く花々…左より藤、ジャスミン、黄色の蔦ばら。(21日雨の早朝)

 

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