舟木昭太郎の日々つれづれ -66ページ目

楽天優勝とマー君の決断力/モグラ・リニアカーは無用だ!/他

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・楽天優勝とマー君の決断力
 ~巨人を倒すシーンを見たい~
[今週の話題] 
・ドラマ 半沢直樹
[今週の問題点] 
・モグラ・リニアカーは無用だ!
 ~老朽化した高架橋脚、路線の強化が先決~

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楽天優勝とマー君の決断力
 
 東北楽天イーグルスが創設9年目でみごとパ・リーグ優勝に輝いた。私はNHKBSで8回から見た。8回終わって4-3、西武をリードして今季負けなしの22勝、田中将大投手が9回裏のマウンドに立った。ロッテが日ハムに敗れて、守り切れば優勝だ。
 
 最初の打者に内野安打、そのあと四球、バントなどで1死、2塁、3塁のランナー。一打ヒットが出ればサヨナラの場面は、流石に見る側も緊張する。私は1点は致し方なしと踏んだ。
 
 絶体絶命とはこんな時に使う言葉なのだろう。だが田中は渾身のストレートを8球投げ続け二者連続三振で斬った。そして万感の優勝!彼のその精神たるや誠に以て鬼神のごとし、天晴れ24才。
 
 将棋棋士羽生善治の「決断力」の著書の中にいみじくもこんな言葉がある。「私は決断するときは、たとえ危険でも単純で、簡単な方法を選ぶ」と。まさにこの言葉を地で行くような攻めであった。
 
 一旦決めたらぶれない、肚をくくる。カーブにしようか、ストレートにしようか迷ったら切がない。西武の打者はマー君のその勇気、迫力に圧倒された。全身に漲る覇気を感じる。西武最後の打者浅村を153㌔の速球で空振りさせた1球は、何とも言えぬ野球の醍醐味を味わうことができた。
 
 
~巨人を倒すシーンを見たい~
 
 ナインの中には感涙に咽ぶ選手もいたが、田中はあまり浮かれてはいなかった。それはクライマックス・シリーズ、日本シリーズを勝たねばという新たな決意に私には思えた。
 
 振り返れば駒大苫小牧高校から東北楽天に指名されたとき(2006年ドラフト)は、正直な気持ち彼の本意とするものでなかったはずだ。できたばかりの寄せ集め集団、05年は首位から51・5ゲーム差、翌06年野村監督になっても33ゲーム差。こんな弱小球団にくじ引きでマー君の運命は決められた。
 
 そのマー君の人生だが、結果的にはくじ運が良かった、と言えるのかもしれない。野村監督の元で、野球道というイロハをじっくりと学び取ることができて、今日のマー君ならしめたのだから。他球団ではこう上手く行ったかどうか、疑わしい。
 
 「人生塞翁が馬」とはよくいったものだである。与えらた場所でベストを尽くしてると、いつかは良き結果が生れ出る。これも神様の采配かも知れない。アンチ巨人の私としては、楽天がクライマックスでパの代表となり日本シリーズでセの代表(多分堅い)巨人と対戦して、倒すこと。マーク君の歓喜のシーンを見たいものだ。
 
 それにしてもいつまで連勝は続くのだろうか。で、マー君の、その先にあるもの、それは恐らく大リーグへの道ではないか。ここに限りない向上心を有する若者がいる。頼もしい。
 
 
[今週の話題]
 
ドラマ 半沢直樹
 
 「半沢直樹」は最終回で目出度く大和田常務にリベンジ(仕返し)を果たして、ドラマはやっぱりハッピーエンド、と確信したらもう一つのドンデン返し。出世間違いなしと思わせて置いて、頭取が言い渡した辞令は何んと、系列証券会社への出向、所謂、左遷という意外な結末。
 
 だがこの終わり方があったればこそ、ドラマは薄っぺらなものにならなず済んだ。半沢が香川(大和田常務)に土下座を迫る場面で、頭取は「もうそのくらいでいいだろう」と、言うのを振り切り土下座を強要した。半沢のこの振る舞えに、頭取はいずれ自分にも刃向う惧れあり、と踏んだとしても不思議ではない。ドラマは此処に”左遷”の伏線を持たしてある。
 
 組織とはいくら有能な行員でも、組織を乱す者は危険視する。その見本が半沢となる。しかしながら上司とは狡猾なもので、あの時証券会社の出向も、後日「将来君を役員になってもらうための修業だった」といくらでも理由は付けられる。続編が囁かれるのは、そうした含みを持たせる結果の所以だろう。
 
「やられたらやり返す。倍返しだ!」は勿論今年の流行語大賞になるだろう。破天荒に面白いドラマであった。最終回42・2%の高視聴率が頷ける。42%とは約1200万世帯が見た勘定である。第一級のエンタテインメントであった。
 
 
[今週の問題点]
 
モグラ・リニアカーは無用だ!
 
 首都圏と中部地区を結ぶリニア中央新幹線の全貌が明らかとなった。2027年に開業を目指し2014年の着工を決めた。さて、夢の超特急、品川~名古屋をノンストップなら40分で結ぶというものだが、沿線4県の中間4駅に停車すると名古屋まで72分。東海道新幹線の「のぞみ」は最速で90分、この程度の時間短縮に建設費5兆4千億円(品川~名古屋間)も投じる必要性があるんですか?
 
 全長286㌔のうち86%は地下を走る。最大の難関は南アルプスを貫通する25㌔のトンネルだと専門家はみる。この地層は軟弱で工事は難航するだろうと不安視する。しかも山梨、長野、岐阜にかかるルートは活断層が横たわるらしいのだ。
 
 最も心配するのは、40㍍以上の地下深いところを走るので、地震など災害には果たしてどう対応するのだろう。最高時速505㌔、事故の大きさも想像できない。非常口は5㌔ごとに設けられエレベーターで地上と直結しているから万一事故に遭遇しても、大丈夫ということだろうが、一概に信用は出来ぬ。
 
 東海道新幹線の開業は東京五輪の1964年(S39年)だった。ほゞ半世紀が経つ。もう抜本的に整備補修の必用があるのじゃなか。こっちの方がリニアなどよりずっと大切だと思わないかね。高架橋脚の全面改修補強、路線の強度化等、それでなくとも東海地方に巨大地震が起こり得ると学者諸氏は盛んに警告している。
 
 
~老朽化した高架橋脚、路線の強化が先決~
 
 となれば公共輸送機関としては、巨大地震、大津波に対する安全整備が急務である。10年もかけて、僅か20分,30分短縮するのに血眼になるべき仕事ではない。何を置いても、乗客の生命を守る新幹線の整備作業に取り掛かるのが、先決ではないのか。
 
 今からでも遅くはない。誰か声を大にして待ったをかけるべきである。工事費も5兆4千億では多分済むまい。もしかしてJR東海の経営を根本から揺さぶる不幸な事態に陥るかもしれぬ。
 
 机上の計算と大自然の実態は違う。途中で頓挫すのも想定すべきである。で、また公的資金の果てしない投入でもする?はたまた運賃の値上げか。畢竟、族議員、ゼネコンを喜ばすだけの愚行だ。私はモグラの如きリニアは御免蒙る。地下深く矢のように走る汽車なんぞちょっとも恰好よくないで。
 
 旅は車窓から景色を見て、酒を飲み、弁当を食べる…闇の中を走るリニアはその楽しみさえも奪う。どんな事情があろうと俺はモグラリニアには乗らぬ!狭い日本、そなに急いで何処へ行く!
 
 これこそ唾棄すべき事業であり、性質のものと私は考える。この事業そのものが、人間の傲慢さの証である。奢るな、JR東海、人間よ!
 

楽天の優勝を報じる新聞!

舟木昭太郎の日々つれづれ
 
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格闘家よ、将棋棋士羽生善治に学べ!/大山先生&梶原先生墓参り/他

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・格闘家よ、将棋棋士羽生善治に学べ!
 ~続けることの意味~
 ~どんなときも焦らず冷静に~
 ~集中して無駄な思考を省く~

・大山先生&梶原先生墓参り
・早起きの効用
・祭りだワッショイ!

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格闘家よ、将棋棋士羽生善治に学べ!
 
 先般Eテレで指揮者佐渡裕と将棋棋士羽生善治が対談していたのを偶然に途中から見て思わずはっとなった。こんなのあったのかよ~、てなわけで興味津々で眺める。最初は羽生さんが佐渡さんの公演(オペラ)先を訪れ、次は佐渡さんが市ヶ谷の将棋会館を訪れるというもの。
 
 将棋会館では館内を案内したり、佐渡さんに詰将棋を見せたりと終始穏やかな、心和む対談であった。異業種の、しかも世界的な指揮者と天才棋士という顔合わせは、それだけでも魅せられた。再々放送の機会を楽しみしております。私はちょっとばかり羽生ファン(将棋のことは分からない)でありますから、言うこと、為すことに興味があるのです。
 
 次の言葉は「才能とは続けられること」~強さの原点~(PHP)
 以下は羽生さんがその中で語っているもので、特に印象深いものを抜粋さて頂きました。25才で前人未到の七冠(王将位、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王)を制した男の珠玉の言霊(ことだま)であります。羽生棋士の強さの秘密が言葉の中に隠されているような気がいたします。将棋の駒の音が「音受け」にこだまして、耳に届くような快感を覚えます。
 
 
~続けることの意味~
 
「パッとひらめくこと、たくさん手が読めることは一つの才能ですが、地道に、確実に、一歩一歩前へ進み続けられることは、何よりの才能ではないかと思います。」
 
 注:全く同じことを格闘技のカリスマ、私が尊敬してやまない新格闘術総帥・黒崎健時先生が仰っているのが興味深い。「目標に何処まで集中できるか、その執念が才能である」(必死の力、必死の心=日本スポーツ出版社絶版)
 秀でた勝負師は、軌を一にする。
 
 
~どんなときも焦らず冷静に~
 
「では勝敗を決める差は何かと言えば、精神力が大きいのではないかと思います。重要な局面になればなるほど、精神力が勝敗を左右する。人間には二通りの考えがあると思うのです。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間です。」
 
「将棋の対局にピンチはつきもので、頭の中で考えている90パーセントは自分にとって不利な局面です。 そうしたときは自分のペースを守ることに神経を集中させます。たとえ不利な局面でも、あまり落胆せず淡々と指していく。ここが勝負のツボを見え出すポイントで、逆転に必要な直感やひらめきを導きだす道筋となるのではないかと思っています。」
 
 
~集中して無駄な思考を省く~
 
「将棋には、ここだ!という勝負どころが必ずあります。その時、その場面で、いかにに集中力を発揮できるかが重要です。」
 
 どうです?格闘技を遣ってる方ならば、思い当たるはずです。どうぞ羽生さんの著書を読んで下さい。役立つはずです。ああ、そうだ、中4日の対局がいいとも言っている、これって大リーグの投手起用法と同じです。何だか嬉しくなってしまいました。
 
 私がいま読んでいるのは「決断力」(顏川書店・ONEテーマ21)、羽生さんという御人は、読書量も相当なものと推察する。将棋の修羅場を潜り抜けてきた経験に、豊かな知識で肉付けして読者に伝えているから説得力がある。
 
 考えてみれば、将棋は疑似戦闘である。縦36㌢、横33㌢の盤上は無限大の戦場、壮烈な白兵戦、真剣勝負を展開しているわけですから、面白いのは至極当然だ。最後に「決断力」の一節を紹介してこの項を結びとしたい。
 
「かなり危険だと判断しても、私は踏み込んで決断する方だと思う。
見た目にはかなり危険でも、読み切っていれば怖くはない。将棋では、自分から踏み込むことは、勝負を決める大きな要素である。」
 
「私は将棋の醍醐味はそいうところだと思っている。戦って、こちらも傷を負うけれど、結果として僅かに勝っていればいいのだと…。」
 
 いずれの言葉も戦場を駆け抜けてきた武将そのものです。私の人生にとっても、大いに参考になります。私が彼の著書を愛読するこれが所以である。格闘家に特にお勧めします。格闘家よ、羽生善治に学べ!
 
 
早起きの効用
 
 朝のラジオ体操にはもってこいの季節が遣って来た。少しひんやりとして気持ち爽快。これからラジオ体操を始めたいと思っている方がいたら、明日からでも実行したらよい。何故かといえばこれから徐々に気温が下がって行くから、厳冬の季節(1~2月)の丁度よい準備期間となる。私は初めて約5年になるが、その心身の効用たるや計り知れない、
 
 先ず早く起きる習慣が身に付いたこと。4時半に目覚ましを掛けて5時には1日のスタートを切る。夏は真っ直ぐ露地栽培の畑に寄って野菜に水を遣り、収穫してその足で公園に向かう。ラジオ体操は6時25分からで、先ずみんなの体操がある。
 
 30分から本番の体操でぴったり15分。私は公園には6時頃着き一周350㍍のグラウンドを1、2周してから腕立て伏せや腹筋、後ろ歩きなどのストレッチをして、ラジオ体操に備える。終わったら約5分間、ジャングルジムの所で、靴を脱ぎ鉄棒に上がり足踏み。最初は足の裏が針で刺されたような痛みで、忽ち飛び降りたものだ。
 
 いまは何十分遣っても大丈夫になった。足の裏は第二の心臓といわれ確かにこれで鍛えてから足の冷え症も、頻繁に起きたこむら返しも無くなり、ときに1日中足がポッカポッカしている。早朝活動するようになって1日が有効に使えるのが実感する。
 
 朝食が美味い、御通じも軽快。食事のあとには8時半からパソコンにスンナリとに向かえる。NHKFMから流れるクラッシック音楽を聴き朝から仕事ができるなんぞ、何て俺は贅沢なんだと思う。これも健康だからだと、ラジオ体操には感謝している。
 
 「朝が一日を決めるように、幼年時代は人を決める」(ミルトン)
 邱永漢は「朝は夜より賢い」~私の体験的ピンチ脱出法~の序説で、「夜考えることは過激すぎるか、悲観的になりがちです。君よ、考え疲れたら、ベットに入りなさい。明日から先のことについては、朝になってから考えてもまだ充分、間に合います」
 
 かように早朝はいいことずくめです、あなたも朝起きの勧めを実行してみては如何ですか。余計なことだ!朝くらいゆっくり寝させろ!とおしかり受ければ、それはそうですね、人それぞれの生き方がおありですから。失礼いたしました。ガチョーン!
 
 
大山先生&梶原先生墓参り
 
 23日秋分の日は9時前に家を出て護国寺に向かう。思い立った。梶原一騎先生の篤子夫人には、日頃大変お世話になっている。6月9日の私の格闘技マスコミ45周年パーティにも来て頂いた。また雑誌や遊技機の劇画の権利を幾つか譲っ頂いた。お蔭で弊社は辛うじて生き残ってきた。
 
 そんなわけで梶原先生には海よりも深き借りがある。お墓に御礼を言いにいかねばと常に心に在ったのに実現していなかった。23日にやっと本気になった。護国寺の墓地は広くたまたま上の方から入ったら、目の前が大山倍達総裁の墓石だった。
 
 ここに大山先生のお墓がある事を忘れていたので驚いた。「キミ~、久しぶりじゃないか、俺ん所へも寄っていけよ」とあの何とも言えない笑顔で語りかけてきたように思いた。多分、梶原先生が引き合わせたのだと思う。失礼しました。
 
 大山先生のお墓のあるところから、下って行くと高森家(梶原先生の本名)の墓はある。縁の深い講談社の本社ビルが見える処が、お墓の立地条件だったとは夫人から聞いた。手を合わせて、御礼を言った。まだ墓参者もまばらで、静かな一時だった。何だか私の心も晴れた。大山先生の墓にも結果的に御参りできた。またこよう。
 
 
祭りだワッショイ!
 
代々木八幡宮の恒例の祭りは22,23日の二日間、私は笛や太鼓の音に誘われるように一人で23日の夕方出掛けた。今年も大勢の人で賑わいをみせた。お天気も崩れず、屋台の出店も混雑を極めていた。
 
 夏祭り、そして秋祭りが終わると、何となく今年も足早に暮れがやってくるという感じになる。代々木八幡から初台に出て、阿波踊りをながめて、次は幡ヶ谷下、本町の氷川神社へ向かった。
 
 そこでは奉納のカラオケ大会があって私も駆り出され「ふるさとはいまも変わらず」(新沼謙治)を唄った。初台で少々酒を飲み過ぎて、声が上ずっていた。兎も角私の好きな夏はこうして過ぎ去って行った。
 
 
代々木八幡宮の境内に入ってきた神輿
舟木昭太郎の日々つれづれ
 
八幡宮の階段横でのスナップ
舟木昭太郎の日々つれづれ
 
梶原先生(本名・高森)と大山総裁のお墓
舟木昭太郎の日々つれづれ
 
舟木昭太郎の日々つれづれ
 
初台の阿波踊り風景
舟木昭太郎の日々つれづれ
 

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天候異変と災害/井岡一翔のボクシング/他

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・天候異変と災害
 ~福島原発周辺では猪、ネズミが跋扈~
[スポーツ二題]
・井岡一翔のボクシング
 ~打たせないで打つ~
・ダルビッシュが見せた醜態
・片山源太さんの近況

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天候異変と災害
 
天災は忘れたころにやってくる。これは昔のはなしで、今は忘れる暇がない。やれ竜巻だ、地震だ、大雨だとよくも凝りもせず次々襲ってくる。このブログをおこしている(16日AM8時半)も、台風18号の接近で猛烈な風雨がまるで狼のように唸る。
 
 関東地方にも上陸する可能性ありと気報予報士は繰り返し語っている。雨脚は益々激しさを加え戸外のあらゆるものに狂ったように体当たりしている。この夏北陸や東北地方で洪水の被害に遭っているのに、東京は猛暑だったけれども、何故か別天地の暮らしができた。
 
 私は常々、東京だけが安穏と生活できるとは可笑しい、いずれしっぺ返しがくると思っていたから、今度の台風も別に驚くに当たらない。来るべくして来た、神様は災害にも平等であらねばと思っている。京都市の桂川が氾濫した。凄まじい濁流に言葉を失う。自然の猛威に人間の無力を感じる。台風は列島を縦断して各地に甚大な被害の爪痕を残した。東京は今度も被害が少なかった。幸いというべきなのか、災害地思うとなんとも複雑な気分である。
 
 しかしアメリカで起きたような竜巻が、まさか日本の町々を舐めつくすとは想像だにしなかったので、そのリアルな光景をテレビで見て驚愕した。アメリカで起こることは日本でも起こる、のだ。
 
 どうにも変なのは北海道でやたらマンボウが網に引っかかったり、いままでマグロが獲れたことが無い地域で、大漁だったりしている。水温が影響しているのだろう。
 
 そのうち北海道でも熱帯魚が見られるかもしれない。知床でもバナナの群生林が見れるか?!地球は人間の傲慢な振る舞いに、我慢できずに怒り狂っているのだ。
 
 
~福島原発周辺では猪、ネズミが跋扈~
 
 福島の原発事故周辺の立ち入り禁止の町や村では、猪や豚が道路を我が物顔で跋扈している姿がテレビに映る。また、放置された鶏舎にネズミが侵入、卵を食べつくす光景もあった。
 
 鶏舎を襲った後は、空家に行き今度は荒らし捲って、一時帰宅した住民を「これじゃとても住めない」と落胆させている。それは世紀末の様相で、人の手が及ばなくなると、動物はかくも凶暴化するものか。
 
 困るのは猪と豚が交配してイノブタになることだと専門家はいう。繁殖力が旺盛になりドンドン増えて行くだろうと懸念する。豚類は土をほじくりキノコやミミズを食して、放射能を体内に宿すといわれる。従って捕っても食べられない、駆除するハンターも汚染区域には入りたがらない、ということで益々彼等の天国だ。
 
 やがて福島を喰い尽くした豚や猪、ネズミが大挙して首都東京に押し寄せてくるかもしれない。昼夜を問わず、その数を増やして進軍する。何だかSF映画のシーンを見るような事態を空想してしまう。
 
 昼下がりの銀座は逃げ惑う買物客を襲う夥しいネズミ、猪の群れでパニック!彼等は肥大凶暴化して、遂に都心は戒厳令が敷かれた。武装した自衛隊が出動して鎮圧にあたるも効果なし。
 
 新装なった老舗デパートの地下食品売り場は、殺到した動物の群れは高級牛肉を貪り、デザートは1個1万もするメロン。ネズミは黒い塊となり食品を食い荒らす、ケーキ、惣菜ありとあらゆるものが床に散乱。さながら夢の島のごみの山で、阿鼻叫喚のまさに地獄絵。店員は悲鳴を上げ逃げ惑う。もはや手の施しようがない。
 
 と、そこへ「ハメルーンの笛吹き男」みたいな御仁が現れた。笛で猪や豚、ネズミをおびき寄せ、遂には隅田川で残らず溺死させる…で、ハッピーエンド!あちゃちゃ。でもこういう状況も将来有りえるよ!
 
  
[スポーツ二題]
井岡一翔のボクシング

 
 井岡一翔×クワンタイのWBA世界L・フライ級戦は7回に井岡がKOして2度目の防衛を果たした。全く隙のないない戦い振りであった。相手のクワンタイは元ミニマム級王者で、キャリア(43戦22KO1敗1分)で井岡(12戦8KO)3倍を超える。老練という言葉が相応しいこの挑戦者を無難に退けた。
 
 井岡の素晴らしい所は、ガードが堅いこと、無駄な動きをしないこと、ボディーアッパーが飛び抜けて上手いことだ。パンチをコンパクトに繰り出す、大振りはしないことで、的確に狙った的に打ち込める。こうした基本に忠実なボクシングは毎回私の目を見張らせる。本物だね。
 
 
~打たせないで打つ~
 
 今回はやや気負い過ぎて強引な攻めもあった。珍しく挑戦者のパンチを顔面に食ってヒヤリとさせる場面もあったが、連打を許さないのはガードのよさである。兎に角彼の試合だけは安心して見て居られる。
 
 ボディーアッパーで挑戦者のスタミナを消耗させ、7回にそのボディー攻撃から左フックで仕留めた。現在日本には10人の世界王者が君臨するるが、井岡ほどバランスのとれた王者はいない。
 
 打たれないで打つ理想のボクシングは、それだけ健全な肉体を長く維持できる。これは井岡の目指す5階級制覇への道には欠かせない条件である。満更夢物語ではないのはこうした裏付けによるものだ。限りない向上心を掻き立て自らを叱咤する彼の姿勢には、背を押したくなる。目指すはパッキャオ!5階級制覇に向かって突っ走れ!
 
 
ダルビッシュが見せた醜態
 
 12日のインターリーグ、対パイレーツ戦で振る舞ったダルビッシュ有は、かつて見たこともない醜態で顏を背けたくなるようなものだった。ストライクが決まらずイライラして、その挙句はキャッチヤーのピアジンスキーに当たり散らすというもので、大リーグでも滅多に目にしないこの場面は、ダルビッシュの評価、人格を著しく下げた。
 
 レンジャースの内野陣は誰一人マウンドに激励に来る者もなくそして崩れ、ダルは打ち込まれ結局敗戦投手となった。ピアジンスキーは大リーグでは実績のある大先輩である。彼はベンチに帰るとコップを投げつけていたのは、よほどダルの行為に腹が立ったのだろう。己の不甲斐無さを他人にぶちまけた、これって最低。今後ピアジンスキーとの間にシコリが残るだろう。
 
 ダルは勝てない。次のツインズ戦でも6回までノーヒットの好投を見せていたが見方の援護もなく7回1点を取られて、8敗目を喫した。案の定キャッチャーは、別人(二番手ソト)に代わっていた。仲間も変に他所他所しかった。
 
 仲間とのコミニュケーションを絶たれ投手は、かくも惨めになる。早急に関係修復をしなくてはならないだろう。15日のアスレチェック戦でも好投しながら援護がなく0-1で負けで9敗目。予想した通りだ。楽天・田中投手が21連勝の記録を更新したのも仲間に愛されていればこそだ。
 
 点を取られてもバックは、それ以上の点を取ってくれる。ダルは大リーグ2年目の若造。いまから天狗になっては困る。日本球界の名がすたるものである。喝!喝!
 
 
片山源太さんの近況
 
 以前にもこの項で綴ったキックボクシングの往年の名選手片山源太さんから近況を写した写真が送られてきました。すっかり柔和な顏になり、かつてのコールマン髭も見られない。
 
 大沢昇さんとの2度に亘る引分け延長戦の話題に触れると「いや~いまでも何故もう少し頑張れなかったのかと悔やみます」という。あれは東上2戦目で大沢さんの事はあまりしりませんでした。1戦目が江口和明選手で、逆転でKOして「中京に片山あり」と騒がれましたと昔日を懐かしむ。
 
 中京ジムの会長も健在でいまも空手道場を営んでいるということだ。
是非お目にかかりたいものだ。片山さんは鉄工所で働く傍ら社長が行う「缶詰をアフリカのマリに送る会」にボランティア活動している。
 
 詳しいことは名古屋に私が出向き聞きたいと電話を切る。会うのがたのしみである。当然インタビューは「甦る!キックボクシング黄金時代」に挿入する積りである。
 
 
左辺が片山源太さん、仲間と。現役時代はコールマン髭があったが今はなく若々しい。
舟木昭太郎の日々つれづれ
 
趣味のボーリングを楽しむ。
舟木昭太郎の日々つれづれ
 
台風一過の夕焼けと月(右辺上=16日午後6時前)
舟木昭太郎の日々つれづれ
 
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さて、2020年東京五輪開催が決まって/他

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・さて、2020年東京五輪開催が決まって
 ~私と56年前の東京オリンピック~
 ~称賛の言葉だけでは良くない~
 ~開会式のプロデューサーを公募せよ~
 ~これを契機にスポーツ立国を目指せ~
 ~膨張する医療費に運動で歯止めを~
・ドラマ半沢直樹は何故受ける
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さて、2020年東京五輪開催が決まって
 
 2020年のオリンピックパラリンピックの東京開催が決まった。先ずは東京都民の一人として御祝い申し上げます。7年後も健在でありたい。さすれば生涯に2度の自国開催を目撃できるのだ。幸いなり。
 
 前回の第18回オリンピックの時期は、私自身が社会の底辺でもがき苦しんでいたので「世紀の祭典」を体感することはなかった。高卒で2年間勤めていた電気工事の会社をやめ、漠然とした思いでアルバイトに明け暮れていた頃。
 
 オリンピックに合わせて開業した「レストランシアター・ミカド」の舞台進行のアシスタント要員として、プロダクションに雇われ働いていた。舞台進行係といっても要は雑用で、主たる仕事は大道具係の重労働であった。マチネー(昼興行)のときは一日中働いていたような気がした。
 
 
私と56年前の東京オリンピック
 
 オリンピックが翌年に迫った暮れに力道山がクラブで刺されてマスメディアは大騒ぎした。午後会社に行こうと赤坂の一ツ木通りを歩いていたら大型のキャデラックが私に触れんばかりに止まった。中で大男が運転手に何やら「気を付けろ」と怒鳴って、車から降りてきたのは金田正一投手(国鉄スワローズ)だった。顔面蒼白で慌ただしかったので、力道山の見舞いに行くんだなと直感した。力道山と金田投手の親交は知っていた。
 
 道路という道路は何処へ行っても突貫工事中で、特に赤坂付近は戦場のような混雑を極めていた。翌年10月、オリンピックが開催しても私は部屋にテレビも無かったので、安食堂で偶に競技を見るのが精一杯であった。従って金メダル18個も獲ったという記憶も甚だ薄い。東海道新幹線の開通も他所事であった。
 
 あるとすれば神永がへーシンクに横四方固めで破れたこと、後は東洋の魔女のバレーボールのアナウンサーの"金メダルポイント!!"という絶叫が印象深い。それと同県人円谷のマラソン、振り向かず振り向かずゴール付近で抜かれて3位の虚脱感。優勝は裸足のアベベ。ゴールして軽く体操した余裕の姿をいまなお鮮やかに覚えている。
 
 五輪イヤーに、ミカドは大物タレントや海外のビックショーを相次いで招聘して、田舎出の私は食い入るようにステージの袖から見ていた。サミー・デービスJr、パット・ブーン、パリのムーランルージュ…。御蔭で普段接することもできない世界的な芸能人を間直に眺めることができた。写真にあるようにムーランルージュのダンサーとは親しくなった。
 
 当時私は中野区新井町に在った薬局の3畳一間の安アパートに住んでいた。仕事が終わり中央線で帰ると車窓から国立競技場の聖火が闇に明々と浮かんでいた。これが何とも淋しかった。世界から自分だけが取り残されたようで、脇目もふらずに暗いアパートに帰ったものだ。オリンピックがまだ始まらない38年秋には、ミカドの運営は困窮し始めた。
 
 結局私は、東宝舞台に引き取られて、ここに私は約2年間御世話になった。ミカドはオリンピックが終了するのを待っていたかのように倒産。東宝舞台では、来る日も来る日も大道具の設営や運搬で、日劇や宝塚に出向いた。先の見えぬ人生に翻弄されていた。そしてここも2年弱で辞めて、新聞配達店に住込みで入り大学へ進む道をやっと歩むことが出来た。これは、余談だね。
 
 
称賛の言葉だけでは良くない
 
 56年前の東京オリンピックの記憶はかように暗澹たるものであった。そんな苦い思い出があるから、今度はのんびりテレビ観賞したいと思う。或いは喧噪を逃れ鄙びた町へ旅に出ようか…いずれにせよ、7年なんてあっという間にやってくる。
 
 でも浮かれているだけでは困る。東北の被災地でいまなお故郷を追われ仮設住宅に罹災者が大勢いることを忘れまい。五輪を優先するあまり復興が遅れてはならない。
 
 で、安倍総理は原発汚の染水問題を外国記者やIOC委員などから聞かれ「政府がコントロールしているから大丈夫です。汚水は港内0.3㌔だけで、安心を保証する」と懸念の払拭に努めていたが、漫画家のやくみつるさんは「日本国民の前でそういうことを明言したことがない」とNHKテレビで噛み付いた。
 
 プレゼンテーション向けの言葉ではないのかと言うのだ。確かに私もそう感じた。よくぞ言ってくれたとやくみつるさんに拍手を送った。東京招致成功に称賛ばかりでは、大会の成功には繋がらない。どしどし苦言を呈して行こうじゃないか。
 
 
開会式のプロデューサーを公募せよ
  
 もうひとつ開会式のプロデューサーは国内外から公募すべきだろう。北京、ロンドンのそれを見て感じたことは、とてもファンタスティックでドラマティックで、洗練された印象が在る。それに引き替え過去日本で行われた2回(札幌、長野)の冬季五輪の開会式は、心に残る物はない。特に長野は全く頂けないものであった。
  
 日本の歴史と文明の発展…神社仏閣、伝統芸能と先端技術の融合、海、山、川の自然の美しさをコンパクトに鋭く表現する演出家。そうした技法を持った才能豊かな演出家を世界に求めよ!何も日本人でなくてもよいのである。2020年のメーン会場は、イラン人の設計によるものである。才能、叡智を世界から集める、そして過去に例ない燦然たる開会式にする。政治やしがらみで人選してはならない。
  
  
これを契機にスポーツ立国を目指せ
  
 今度のオリンピック招致を契機に、日本は敢然と「スポーツ立国」のフラッグを高々と掲げるべきである。幸い猪瀬東京都知事は、熱心にスポーツの効用を力説している。勿論主催国の金メダルの数も大事だろうが、私が申すのは国民総スポーツ人の具現化にある。
 
 毎日歩いたり、スポーツをしている高齢者の方が病気にかかる確率は少ないといわれる。それが証拠にラジオ体操に集まる人の顔触れは殆ど変らない。ということは風邪で休んだり、長期寝込んでしまったという人がいないということだ。
  
 適度に体を動かす事は、血液の循環をよくして、腰痛肩こりも起らない。体も動かさずサプリメントで補強しても無駄な事で、運動の効用で病院に行ったり、整骨院に行く人も少なくなり強いては膨張する国民健康保険の医療費にもブレーキがかるというもの。日本ほど薬を大量に出す、飲む国はないといわれる。
  
  
膨張する医療費に運動で歯止めを
 
 北欧などではまず、風邪で薬を投与するのは極めて稀だという。子供にさえホット赤ワインを飲ませ、熱いシャワーを浴させて床に入れるのだそうだ。風邪は病気じゃないらしい。私もここ10年来風邪で病院に行ったことがない。風邪と思ったら、熱い生姜湯に、レモンを絞り、はちみつとウイスキー少し入れて飲み、厚着してベッドイン。これで治る。
 
 高齢者への何でもバリアフリー化も私は決して善い事ではないと思っている。それでなくとも高齢者は運動不足気味なのに、階段をなくしてスロープにすればそれだけ体が楽するだけ。高齢者こそ苦行を!体をいじめることが即ち健康に繋がり、長生きに通ずると信じたほうがよい。
 
 もうそろそろ日本人の病院癖にオサラバしようよ。病院に行けば病気が治るという錯覚は捨てよう。それが自分自身の為、イコールお国のためである。
 
 
ドラマ半沢直樹は何故受ける
 
 ”やられたら倍返し”の日曜ドラマ「半沢直樹」は勧善懲悪が徹底していて実に痛快である。ここ三週ばかり見ているが、ドラマの筋が分かり易くしかも展開がスピーディーだからつい見てしまう。例えていえば現代版水戸黄門、例えていえば力道山。
 
 どちらも、葵の紋所、方や空手チョップが火を噴いてヒール(悪役)を退治する。分かっているけどやめられない。高視聴率を稼ぐのも頷ける。単純明解、銀行員としての使命感、志の高さに半沢直樹とダブらせて見る人は共鳴するのだろう。近頃の銀行員は儲けるだけの使命感に欠ける。経験者は語る。
 
 このドラマの成功は一にも二にも、主人公半沢直樹に堺雅人を抜擢したことである。銀行員としての情熱の発露、上司への怒りの表現は、目の動きや表情の変化で堺は見事に熟している。妻を演じる上戸彩も重いドラマの中で、一服の清涼剤となっていて、彼女は新境地を開いた感がある。
 
 大和田常務役香川照之の重厚で狡猾な演技も半沢を引き立たせている。金融庁国税査察官役の片岡愛之助のネチッコイいやらしさがドラマに味を添える。兎に角ベビーフェイス(=善人)とヒール(悪役)など登場人物がはっきりしている点がいい。ドラマの成功は、キャステングで決まる。
 
 8日の金融庁模擬調査の場面は見応えがあった。やはり追い詰められてサウドバック状態の半沢が一転反撃する場面は、正に力道山。やられたら倍返しの爽快感だった。
 
 もうそろそろ、残り一週か二週で終わるのだろうが最後は大和田常務が半沢直樹に、土下座するのだろうか。だとすれば、これぞ黄門ワールド。それでいいのだ!
 
 
オリンピック東京開催決定を大きく報道する新聞

  
'64年正月のミカドの年賀状とムーランルジュの踊り子と私。



現在ミカドの跡にはビルが建ち、奇しくも私の御世話になっているTCエンタテインメントが入居している。不思議な縁である。

 
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小林桂のジャズヴォーカル/アラブの冬/スポーツ二題/他

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・往年の名選手片山源太さん
・小林桂のジャズヴォーカル
・アラブの冬

 ~エジプト4000年が見ている~
『スポーツ二題』
・バレンティンの本塁打
・村田のデビュー戦で耳にした

・空の色は秋色

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往年の名選手片山源太さん
 
昭和46年から50年代にかけて活躍したキックボクサー片山源太さんに連絡がとれました。FACEBOOKでの片山源太さんの消息を知りたいという私の願いを元コロッセオ店主の大森敏範さんが目にして、弟の小源太さん(元協同ジム選手)に電話して下さり、宛先が分かりました。お蔭さまで、30数年振りで御本人と会話ができました。大森さんの御尽力に感謝いたします。
 
 懐かしい昔通りの声の響きが電話越しに伝わってきました。予め弟・小源太さんから連絡があったようで、私が元ゴングにいた舟木です、というまでもなく即座に応じてくれました。
 
 何故私が彼の消息が知りたかったのか、それは”小さな巨人”と謳われる大沢昇と、2度にわたり引分け延長戦の死闘を演じた選手だったからです。いずれもミクロの僅差で片山選手は敗れています。非運の名選手です。大沢選手をかくも苦しめた日本人キックボクサーは、後にも先にも彼だけです。 
 
 極真空手の創始者・大山倍達総裁は、あるとき総裁室で素うどんを二人で食べながら、大沢昇さんの話がたまたま出たときに、キミ、大沢を黒崎(健時)に取られたことが私の最大の失敗だったよ、と唐突に吐露したことをいまも鮮明に覚えています。人格、力量、清貧…或は大山総裁、自分の後継者に大沢氏を考えていたのかも知れない。そういえば初版の「THIS IS KARATE」のモデルは殆どが藤平昭雄(大沢昇の本名)である。
 
 余談が長すぎた。伝説の男・大沢昇に地獄を見させた片山さんは、名古屋に在住、65才になったいまも鉄工所の会社員として勤務している。「とっくに定年退職したのですが、そのまま同じ所で働いています。舟木さん、会いたいですねえ」と仰ってくれた。名古屋は現役時代、片山さんが、中京ジムに所属していた土地、やっぱし第二の故郷だったんだ。
 
 私も勿論です。私は名古屋の山本屋の煮込みうどんが大好きです。暫く名古屋には足を延ばしていないので、今年中には出掛けてみたい。そのときは酒を酌み交わしながら、来し方をじっくり語り明かしたものである。人生にまた楽しみが一つ増えました。
 
 
小林桂のジャズヴォーカル
 
 小林桂、音楽生活20周年記念LIVE~ヴォーカル&ドラムで語るスウィンンギージャズ~(日経ホール、8月30日)に家内の誘いで出掛けてきました。
 
 協賛が化粧品会社ということでジャズ演奏をナマで聴くのは初めてと思しき中高年のご婦人が目立った。私もジャズ酒場などで体験したことがあるが、一般のホールで目にするのは初めて。
 
 父親の小林洋がピアノ、安ヵ川大樹がベースで、桂が歌とドラムを兼人した。全13曲、ジャズヴォーカリスト小林桂のソフトな甘い声に日中の猛暑も忘れた。デューク・エリントンのA列車で行こう、スウィングしなくちゃ意味がない、Sophistikated Ladyは桂は幼い頃より歌い続けて、思い入れも深く味のあるものだった。
  
 専門家の間で高く評価される桂のステージ、やはり酒がないとこちらの体がスウィングしない。ジャズはやっぱホテルのラウンジか、ジャズ酒場で聴くのが相応しい。酒は断然バーボンのソーダー割がいい。ドラム、ピアノ、ベースの響きが快く魂を揺らしてくれる。小林桂のステージは、さしずめジャズのジェットストーリムである。 
 
 
アラブの冬
 
かつてアラブはロマンと物語の国であった。特に幼い頃に胸に刻んだエジプトは。ピラミッドにスフィンクス、砂丘をゆっくりと歩むキャラバン隊、ラクダが一筋の帯のように続く挿絵はまるで御伽の国の風景に思えた。それがどうでしょう、毎日のように繰り返される治安部隊とデモ隊との流血の衝突…。嗚呼、あの平和は何処へである。
  
 確かにイスラエルとアラブの度重なる戦争があったけれど、同胞が殺戮し合う、今日のような反政府デモがほぼ中東全域に広がりをみせたのは、2010年あたりからでした。チュニジアからはじまった、所謂「アラブの春」はエジプトに波及して、長く続いたムバラク政権をも倒し、民主的な選挙によって大統領が選ばれる仕組みに変わりました。真っ当な国家に変貌したと感じたら、何んと歴史は逆戻りです。
  
 皮肉にもその民主化が原因で、エジプトはクーデターが起こりました。選挙で選ばれたムルシ大統領は追放され、ムスリン同胞団(ムルシ派)と政府側は一歩も引かず争う事態になって仕舞いました。。
 
 
~エジプト4000年が見ている~ 
  
 かつてエジプトに進軍したナポレオンは馬上、兵士にこう檄を飛ばしたという。「諸君!エジプト4000年が見ている」と。畏敬の念をもってかの国に入ろうということだろう。さぞ兵士たちは襟を正して、整然とエジプト入りを果たしたのだろう。目に浮かぶようだ。浅学な私はそう解釈するのだが。
  
 あの悲劇的な最後を閉じた絶世の美女クレオ・パトラがいた。幾多の伝説に育まれ、ロマンに満ちたたこのエジプト、中東全域に一日も早く平和が訪れる事を願ってやまない。
 
、シリアではアサド政権側と反政府側が攻撃の応酬で収束の見通しが立たない。最近では禁じられている化学兵器(毒ガスなど)を使用したとされ、反政府側に多数の死傷者が出たとの報告もある。
 
 米国のオバマ大統領はシリア空爆を宣言している。シリア情勢はのっぴ切らない瀬戸際に差し掛かっている。イラク戦争(2003年1月)はまだ記憶に新しい。アラブ対イスラエル図式から同じ民族が争う今日の凄惨な事態を一体誰が想像したろうか。「アラブの冬」に私は心痛めている。
 
 
『スポーツ二題』
 
バレンティンの本塁打
 
 バレンティン(ヤクルト)が王貞治選手ら3人持つ日本プロ野球本塁打記録55本を破りそうだ。いや、残りの試合数からみて間違いなく突破するだろう。でもね、私の永遠のホームランバッターは王さんです。
 
 ケチをつける訳ではないが、どうもこの本塁打量産は今年から統一球が飛ぶボールに変更された、その恩恵の結果だと私は睨んでいるのですが。確かにバレンティンは来日して過去2年連続、31本塁打でセ・リーグのホームランキングに輝いています。でも今年はホームランマシーンのようです。これって飛ぶボールに関係しているのでは?
 
 そうはいっても彼のバッティングはスピード感溢れるもので、見ていて気持ち良い、スカッとするものです。当然大リーグでも関心を持っているだろうから、来期、日本を離れ大リーグに戻るかも知れません。
 
 とはいっても、バース(阪神=54本、現オクラホマ州上院議員)、ローズ(近鉄=55本)、カブレラ(西武=55本)等が大リーグに舞え戻り、更に活躍したという話は聞いていません。従って大リーグはもはや手を出しません。ヤクルトファンの皆さん御安心下さい。ヤクルトさん、年棒はそりゃ、覚悟せにゃ。え?巨人が狙う…それもありかも、用心用心。
 
 
村田のデビュー戦で耳にした
 
 先に華々しいデビュー戦を飾った村田諒太に纏わるはなしです。少々古くなりましたが、私の元に届く声を紹介します。
Aさん『村田は凄い!チャンピオンを問題にしなかった。世界チャンプ間違いなしです。』 
Bさん『流石オリンピックの金メダリスト、衝撃のデビューに感動しました。』
Cさん『田口(良一)は東洋太平洋の現役王者だろう、あの試合はてんでプロのプライドも意地もなかったね。村田が強いというよりも田口がだらしなさ過ぎたよ。単にかませ犬だね。』
Dさん『村田のあの程度のスピードとパワーじゃ世界には通じませんよ。プロでキャリアを積んで、揉まれて欲しい。世界はそれからだ。(ジム会長)』
  
 というわけで、賛否両論。村田君、耳に痛い事でも傾けて今後の糧にしてください。期待していますよ。
  
  
空の色は秋色
   
暦は9月というのに真夏の暑さ、それでも空の色は秋色。季節は空からやってくるというが、けだし名言である。空の彼方の積雲去って、ゆっくり流れる雲は薄いシルクの布のようだ。
 
 ところが梢からは相変わらずの蝉しぐれ。行く夏を惜しんで鳴く蝉の声は何となく哀れだ。ツクツクボウシはせわしなげに声を競う夕暮れ時、庭の虫も負けじと合奏に加わる。去りにし夏、来る秋…森羅万象、ただ移りゆく。
 
そこでわが我流の俳句を一句
  
夏過ぎて 蝉の声々 甲高し


小林桂のジャズボーカル公演のパンフ
舟木昭太郎の日々つれづれ
  
すっかり秋らしくなった空の色、雲の流れ
舟木昭太郎の日々つれづれ

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村田のデビュー戦と井上の将来性/江藤光喜の50年ぶりの快挙/他

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・村田のデビュー戦と井上の将来性
 ~これからが本番だ!~ 
・江藤光喜の50年ぶりの快挙
 ~タイで勝てない理由~
・汗とハンカチ
~具志堅会長とタイでゴルフの逸話~

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村田のデビュー戦と井上の将来性
 
今回はボクシングの話題で尽きそうです。注目する試合がありました。特にロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(27=三迫)のデビュー戦、それに高校アマ7冠王・井上尚弥のデビュー4戦目での日本タイトル獲得なるかという一番、いずれも期待にたがわぬ好試合を見せてくれました。(25日 東京・有明コロシアム)
 
 先ずチャンピオン田口良一(26=ワタナベ)VS挑戦者1位井上尚弥(20=大橋)の日本L・フライ級タイトル戦から私の感じたものを述べてみましょう。結論から申しますと、この試合は終始双方が手数を出して見応えのある試合でした。
 
 両選手共右のボクサーファイターです。身長で3cm優る田口を、挑戦者はアグレッシブに小気味よく毎回攻め立て3-0の文句ない判定でした。流石7冠、洗練されたテクニックの持ち主で、将来を約束されるような勝利でした。大橋会長の指導も定評があり、間違いなく”世界”の器です。井上に関しては伸び代はまだまだあります。変な癖がなくボクシングが素直なところを私は買うのです。
 
 よく井上選手は同じクラスのWBA世界L・フライ級王者井岡一翔(24=井岡)と比較されますが、私はあらゆる面で完成の域に達し、なおかつ成長を続ける井岡選手が、いまのところ2枚も3枚も上です。私は井岡こそ”カンムリワシ具志堅二世”であると期待しています。いずれにせよ近い将来に井岡と井上が雌雄を決する試合が見たいものです。
 
 さてさて村田諒太のプロ第1戦、は関係者の思惑通りの結果でしょう。東洋太平洋ミドル級王者柴田明雄(31=ワタナベ)が契約ウェート73kg、6回戦で村田のデビュー戦に花を添えたのも異例のことです。
 
 
~これからが本番だ!~
 
 結果は村田のパワフルな右ストレートが柴田を襲い2回TKOで勝って五輪王者の片鱗を披露しました。リングに登場したときから、村田の見事にビルドアップされたような上半身に驚き、身長で1cm上回る柴田の方が貧弱に見えました。
 
 村田こそ世界に通用するミドル級のスタンダード身体であると先ず、私は納得しましたが、試合も相手を寄せつけないものでした。先ずは幸先良いプロデビュー。しかしこれからが戦いの本番に入ります。このクラスは層が厚く世界に強豪犇めきます。スピードも、パワーも日本人とは雲泥の相手が待っています。
 
 リングサイドにはWBCスレイマン会長も臨席していました。電通(村田は電通の子会社社員)とフジテレビ、帝拳、三迫の両ジムの協力体制で村田を世界に押し上げて行こうとする気概を確かに感じました。日本のメダリストは大成しないというジンクスを是非破ってもらいたいものです。でも余り過保護し過ぎると選手をスポイルしてしまうことが多々あります。老婆心ながら一言申し上げます。
 
 
江藤光喜の50年ぶりの快挙
 
 25日のビックイベントに負けない隠れた快挙が日本ボクシング界にありました。0勝17敗1分け、皆さんこの数字分かりますか?これ実は日本人ボクサーがタイでタイトルと名のつく試合での勝敗です。F原田がキングピッチにリターンマッチで負けたのが、昭和38年1月。以来今日まで半世紀日本選手はタイで勝っていないのです。
 
 それを白井・具志堅ジム江藤光喜選手が遂に打破したのです。敵地タイで見事WBA世界フライ級暫定王者になって凱旋したのです。その祝勝パーティ(8月24日、17時から東京・後楽園飯店)が開かれ私も参加させて頂きました。
 
 試合は8月1日(バンコク)で暫定チャンピオン、コンパヤック・ポープラムックVS挑戦者7位江藤光喜(江藤3兄弟の長男)の試合をビデオで会場で見せてもらいました。敵地で勝つということが如何に大変であるか、今回のビデオでも実感いたしました。
 
 
~タイで勝てない理由~
 
 1R完全なダウンを取っているにもかかわらずレフェリーは全く無視、その後も前進攻撃を繰り返す江藤の鋭いアッパーが、何度も決まり圧倒的に優勢な試合を進めました。にも拘らず最終12回を迎えるまではジャッジ一人がコンパヤックの勝と採点されていたのです。
 
 幸い最終回にコンパヤックからダウンを奪って、なんと50年ぶりの勝利に導いたのです。でも暫定王者とは摩訶不思議な代物で、王座を奪い獲ったといっても即正規王者に挑戦できません。日本では防衛戦を認めていないので、またバンコクで試合を行います。危険この上ない試合で、負ければ王座挑戦は遠のきます。
 
 でもしかし50年ぶりにタイで勝ったという自信は江藤選手のバックボーンになるでしょう。皆さん、村田や井上選手と同様の声援を送りましょう。そして1日も早く正規王者との統一戦が実現されることを祈りましょう。亀田3兄弟に対する、江藤3兄弟白井・具志堅ジムにあり!
 
 
汗とハンカチ
 
 猛暑が続く今年の夏はハンカチが離せない。特に私のような汗っかきには。でも街角で外国人を見ていると、ハンカチを手にしている人はほとんど見ないけど、あれってどうしてだろう?
 
 汗腺が無いのかしらと思ってしまう。タイの国民などもハンカチで汗を拭いているのを先ず目にしたことがない。5月ごろは日本の夏のように湿気が異常で、むわっとするのに平チャラだ。
 
 これって暑さに慣れているからなのだろうか。ゴルフをやっていても私のタイ人の友は、プレー中全くと言っていいほど汗をかかないでいる。ゴルフといえば、具志堅用高さんとバンコクでプレーしたときの事に触れてみたい。
 
 その日も朝から猛烈に暑くタイの友人も流石に顔に日焼け止めを塗ったり、しっかり長袖のシャツで防護して、勿論キャップも準備万端でスタートした。私も以下同様の装備、日傘もプレー中は離さなかった。ペットボトルも多目に携帯して。1ホールが終わった頃には忽ちシャツの中が滝のような汗で、私はカートの中で、はやバテて、フーフー。
 
 
~具志堅会長とタイでゴルフの逸話~
 
 ところがどうだ、具志堅さんはキャップを脱ぎ天を仰ぐと、最高だね、この暑さ、丁度いいよね。石垣(具志堅さんの故郷)なんか足元から陽が射してくるもの、とのたまう。タイ語が少しわかる私が通訳してタイ人に伝えると、おお、ノーといって笑った。で、具志堅さんは殆どカートに乗らずホールアウトした。
 
 ここで話は終らないところが”チョッチュネ”さんの本領。『え?もう止めちゃうの?せっかくタイに来たのにもったいないよ。もうハーフやろうよ。』てなわけで1.5ラウンド遣る羽目になってしまった。私はダウン寸前のボクサーのようにグロッキー。だが具志堅さんは、アウトよりインが、インより最後のハーフとスコアがどんどんアップしていたのである。これにはメンバー全員降参でした。
 
 これにはキャデーもタイの友人も驚いていたっけ。なおも吃驚したのは、「本当は俺たち2ラウンドが普通なんだけどな~。」悔しがっていたこと。いやはや、世界戦13度防衛の底力は並大抵ではない。その時ばかりは「ダメダメ、夕方約束があるから」と吾輩は吠えたのでありました。
 
暫定王者江藤選手と記念に。具志堅会長の愛弟子が快挙を成し遂げたことは無上の喜び。次は正規チャンプだ!
舟木昭太郎の日々つれづれ 
翌日のスポーツ紙には1面でタイトルマッチの模様が報じられた。スカイブルーのトランクスが江藤選手。
舟木昭太郎の日々つれづれ
老人施設の庭の池につつましく咲くハスの花、涼しさを誘う。
舟木昭太郎の日々つれづれ 
 
 
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マー君の無敗記録を育てたもの/常総エースの突然の降板に考えた/他

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・感傷的世界陸上考
 ~長髪の米女子ランナー~
・マー君の無敗記録を育てたもの
 ~ハンカチ王子との明暗~
・常総エースの突然の降板に考えた

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感傷的世界陸上考
 
 モスクワで展開した世界陸上は括目ものだった。やはり世界のトップアスリートによる鬩ぎ合いには痺れた。陸上は人間の本能「より速く、より高く、より遠く」を目標とするもので、単純にして明快。一番早くゴールした者、一番高く跳んだ者、そして一番遠くまで投げ,跳んだ者が勝者、単純だから面白い、かつ奥行きがある。
 
 一瞬の勝負に肉体を爆発させる、芸術は爆発だ!ではないが、陸上は究極の魂と肉体の爆発です。だから見る者に感動を与えるのです。肉体が咆哮する、まさしく本能のスポーツです。
 
 ウサイン・ボルトは100、200そして400mリレーも制してロンドン以来チカラが衰えていない事を証明したし、リオデジャネイロでも彼のパフォーマンスがみられそうだ。女子短距離もジャマイカがアメリカを圧倒した。
 
 短距離王国は紛れも無くジャマイカになった。これ陸上の地殻変動。で、私が不思議に感じたのは、アメリカの女子ランナーの多くが長髪で、ゆさゆさ揺らせながらゴールに雪崩れ込む姿。
 
 ジャマイカもピンク色の派手なカラーに染めた、長い髪のランナーがいたっけ。ロック歌手のようでオジサンは面食らった。世の中変われば変わるもんだ。あれって邪魔にならないのかねえ。

  
  
~長髪の米女子ランナー~
 
 日本ならさしずめ部活から追放されるか、監督に強制的にハサミでバッサリ切られているだろう。秒速を争う競技だから少しでも風の抵抗を受けるものは避けるのが常識だ。なのにアメリカはコーチも女子メンバーも、全く気にしていない様子。個人の意思を尊重する、流石アメリカ。ジャマイカも右に倣えか。女子スイマーなどは下の毛も剃るのが当たり前というに。陸上女子は豪気なもんだね。
 
 女子やり投げ決勝はクリスティナ(独)が、本命のアバクモア(ロシア)を押さえて優勝したが、筋骨隆々たる女の戦いは、躍動美の極致、そのまま彫刻になるようなフォームである。喜びの表情、無念の表情はほれぼれするほどの野性美。中でも、地元ファンの期待に応えられず3位に沈んだアバクモアの悲痛な姿は切なくも神々しいものだった。強い女ほど魅力があるということか、美の定義が変わったようだ。
 
 男子マラソンはロンドン五輪優勝キプロティク(ウガンダ)リオまで健在であるかな。4位までアフリカ勢。あの走りを見ていると何となく得心するよ。陸上はもはや、中・長距離はアフリカ、短距離はジャマイカ、アメリカ勢と男女とも色分けされた感じがする。陸上王国アメリカは遠い日の夢になった。あのカール・ルイス、ジョイナーの活躍が懐かしい。  
 
 
マー君の無敗記録を育てたもの
 
 楽天田中将大投手の快記録が止らない。昨季から負けなしの21連勝、どこにそんな力を秘めていたのかと只々脱帽するのみ。でその勝利の原動力だが、勿論その強靭な肩、それを支える足腰の発条(バネ)にあることは言うまでもない。北海道の過酷な冬で培った我慢強さも忘れてならない。
 
 もう一つ加えるなら彼の投球リズム、テンポよく投げるので野手は守り易く従って、ファインプレーも生まれる。彼が例え打たれても、失点に容易に繋がらないのはこのバックの攻守のお蔭である。攻守はリズムから生まれる。
 
 快記録を驀進中なのにマー君には不遜な態度が全く見受けられない。いつもチームメートに感謝の言葉を忘れない。この人柄の善さも、マー君と野手の信頼関係を生んでいると推測する。
 
 投球のリズムがいいから、攻撃にも連鎖していくというわけである。野球は9人で守り打つチームプレイーである。幾らマー君が好投しても、バックの援護がなければ勝てない。

  
 
~ハンカチ王子との明暗~
 
 さて、マー君の連勝記録はどこまで伸びるだのだろうか。思えば、2006年の夏の甲子園、斎藤佑樹の早実に決勝戦延長再試合で敗れ、マー君(駒大苫小牧)は、悔し涙を流したものだ。奇しくも最後の打者がマー君であった。さぞトラウマとなって心の襞に残っていることだろう。
 
 歓喜の輪の中にある斎藤投手、うな垂れる田中…あの悔しさ、あるいは屈辱といったものが以後の野球人生に、少なからず影響を与えてるのではないか。敗北が彼の生き方を豊穣なものにした、と私は考える。人生負けから学ぶこと多多あり。
 
 あれから7年の時が流れ、二人の運命は大きく変わった。もう斎藤にはかつてのハンカチ王子の面影はない。いま日ハムの2軍で苦悩する日々。方や田中は、日本プロ野球NO1投手に成長した。人生とはげに分からぬものであります。斎藤に「喝!」

  
 
常総エースの突然の降板に考えた
 
 夏の高校野球も球児の健康問題で課題を浮き彫りにした。19日の前橋育英対常総の試合、9回常総のエース飯田が勝利目前にして突然脚の異常を訴えて降板した。
 
 一度ベンチに下がり治療して戻り、投球を再会して2球目で堪え切れず降板だったが、病名は熱中症による足の痙攣だったとアナウンスされた。急遽2年生投手がリリーフ、結果的には延長10回に育英に痛恨のサヨナラ負けを喫した。熱中症を軽く見てはいけない。血行不良になって脳梗塞、脳溢血に繋がる恐れもある。経験者は語る。
 
 炎天下の連日のフル投球、体に善いわけない。根性野球はそろそろ終わりにしたほうがいい。済美の安楽投手も延長10回、花巻東に打たれて散った。投球数175球…地獄的猛暑の中でこの投球数、将来有望な投手が肩の酷使で潰れた例は枚挙にいとまがない。アメリカなら文句なしに、
オオ、クレイージー!と絶叫するだろう。
 
 夏は試合を午前中で終わりにするとか、投手は1試合100球までに制限を加えるとか、球児を保護するルール作りを望みたい。高野連は真剣に考えるべき時期に来ているのではないか。死人が出てからでは遅い。と私は思うのですが。これって暴論ですか。

 
 
玄関に力なく舞い降りた油蝉、秋が忍び寄る

舟木昭太郎の日々つれづれ

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往年の名選手 片山源太さんの消息/・福士加代子、ひょうきんランナー/他


残暑お見舞い申し上げます。

 

今日12日も激しく雷が鳴り夕立がありました。そこで愚作を一句。

 

夕立や 蝉の鳴声 掻き消して   

舟木昭太郎の日々つれづれ


平成25年8月

 

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・福士加代子、ひょうきんランナー
・江藤光喜の暫定王者への賛辞
・大リーグ薬物問題~
 ~筋肉増強剤は生命を侵す
・往年の名選手 片山源太さんの消息
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福士加代子、ひょうきんランナー
 
 世界陸上女子マラソンで銅メダルの福士加代子は日本のアスリートには珍しくひょうきん者で型破りな印象を受けた。トラックに入って来たときのあの天真爛漫の笑顔は、あれはとても42,195㌔を走り切った者の姿とは思いないものだった。
 
 4位でゴールした木崎良子は感に堪えず嗚咽してたのとは好対照だった。彼女は国際大会での代表は初めてで、本来はトラックのプロ。大舞台で余力を残しての3位入賞は本人は自信をもったろうから、マラソン1本に絞って走り込めば記録はまだまだ伸びそう。
 
 32歳、次のブラジル五輪はどうかな。でも今回の3位で自信が付いたろうから、目指して欲しいね。彼女の様な根明な姿を見ていると心救われるものがある。それにしてもキャップを取ってからの後半の走りは、ストライドの度に揺れなびく髪の毛は、とても美しかった。
 
 33㌔付近で棄権したアテネ五輪の金メダリスト野口みずきは、身体がもうランナーとしての研ぎ澄まされたそれでなかったね。残念だけど。人は衰えに攻し難いか、でもひたむきに挑戦する彼女の姿、私は好きで応援してるんだけど。これも生き方、諦めず何度でも挑戦してください。
 
 優勝したエドナ・キブラガト(ケニヤ)は異次元の走りだね。世界陸上二連覇でしょう、さながら黒い稲妻とという感じです。それでもだよ、彼女ロンドン五輪では20位だった。因みに優勝はゲラナ(エチオピア)で、日本勢は木崎の16位でした。木﨑はエドナに勝っていたんだんね。
 
 だけどケニヤやエチオピアにはエドナのような金メダル予備軍は沢山いるということだ。走って勝てば有名になり、金を稼げるとくれば頑張るはね。いつの世もスポーツはハングリー精神がものいうか。今の日本にはハングリー精神は「死語」になってしまったようだ。
 
 
江藤光喜の暫定王者への賛辞
 
 話はすこし古くなるが8月1日タイのバンコクで行われたWBA世界フライ級暫定王者コンパヤック(タイ)と対戦した同級7位江藤光喜(白井・具志堅)が最終回にダウンを奪う好ファイトで判定勝ちして暫定王者になった。
 
 日本人ボクサーがタイに渡りタイトルマッチと名のつく試合で19年間も勝っていないことからすれば大変な快挙である。古くはファイテング原田や海老原博幸も初防衛戦をタイで行いキングピッチにあっさりと王座を奪われている。
 
 かように日本人ボクサーにとってタイは鬼門のリング。試合が賭けの対象となるお国は、異常な雰囲気で、しかも高温、独特の試合前のセレモニーの長さなどの”タイ流儀”にコンディションを崩して敗れてしまうケースが多い。
 
 こうした敵地での試練を乗り越え見事勝利を得た江藤は特筆に値する。WBCもWBAも安易に暫定王者を作っていることに私は日ごろから苦々しく思っていたが、江藤の快挙は認める。ある面暫定王者のシステムは、団体の認定料稼ぎの産物だから選手を責めることはできない。選手も犠牲者である
 
 さて暫定王座を獲得した江藤は日本国内ではどういう位置づけ化かといえば「正規王座に挑戦権を持つ」というだけのあやふやなもの。世界王者にカウントされないし、国内での防衛戦も認められていない。そんなあやふやな王者ってありかよ。
 
 現在の正規王者はファン・カルロス・レベコ(亜)だけど果たして江藤の挑戦を受けてくれるものやら。いずれにしても19年振りにタイで王座に就いたという事実、この一点だけは、評価されて然るべきと思う。あとは目標は一つ、江藤よ、正規王者になることである。具志堅会長の夢を実現してほしい。
 
 
大リーグ薬物問題
 
 大リーグはまたも薬物騒動に揺れている。A・ロドリゲス(ヤンキース)やライアン・ブラウン(ブルワーズ)等20名がその対象とされる。ダルビッシュの在籍する球団レンジャースでもチーム最多本塁打(8月初旬、27本)の主砲クルーズが薬物使用を認めて50試合の出場停止処分を
受けた。ア・リーグ西地区で優勝争いをしている最中にチームとしては痛恨の極みだろう。
 
 年収24億のスパースターA・ロッドに至っては今季と来季の全試合を出場停止処分科する旨をMLB(大リーグ)は発表した。しかしA・ロッドは裁判で争う構えであるために、結審するまでは(今年11月になる見込み)試合に出場できる。
 
 それでも場合によっては球界からの永久追放もあり得るとニュースは伝えている。薬物(ステロイドなどの筋肉増強剤)によって肉体改造する選手が後を絶たないことに、MLBは危機感を募らせていている。
 
 まだ記憶に新しいのは激しくホームラン王を争ったマクガイアとサミー・ソ-サ。彼等二人も薬物使用で球界から追われている。バリー・ボンズもジアンビイも名のあるホームランバッターは、軒並みである。MLBで桁外れの強打者は疑ってみるとよい。夢のない話だが。
 
 
~筋肉増強剤は生命を侵す~
 
 つい最近のニュースではタイガースのエース、バーランダー投手も薬物使用の疑いがあると報じられていて、この問題底なし沼の様相を挺している。幸い日本人大リーガーは過去も現在も一人もいないのは御同慶の至りである。
  
 宝塚じゃないが、清く、正しく、美しくである。プロレスラーなどはステロイドはフリーパスだから見栄えを良くするため外国選手は相当数薬物を使用しているといわれる。ダイナマイト・キッドなどはそのいい例、身長の割に異様な筋肉の盛り上がりで早くから囁かれていたものだ。彼はそれがもとで若くして死んだ、といわれる。
 
 筋肉増強剤は心臓に負担ががかり心臓発作を起こす危険性が指摘されている。期待と不安のプレッシャーからそうした薬物の使用に走るのだろうが、こと生命を侵す薬物の使用は、健全な野球の発展を阻害するものであるからして、厳罰は当然だ。
 
 
往年の名選手 片山源太さんの消息
  
 全日本キックボクシングの日テレ系列で”小さな巨人”大沢昇(目白)死闘を繰り返した往年の名選手片山源太さん(当時中京ジム)の消息を御存じの方おりませんか。
 
 この度のDVD「甦る黄金のキックボクシング時代」のなかでどうしても御本人に会って、インタビューをしたいと考えてております。御存じの方は下記までお知らせ願いたいと思います。
FAX: 03-3469-0685 

E-MAIL: upper@lapis.plala.or.jp
アッパー 舟木昭太郎まで。
 
尚、「甦る黄金のキックボクシング時代」の宣伝用案内チラシが出来ましたので掲載します。

舟木昭太郎の日々つれづれ



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DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
 
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麻生副総理の「ナチス発言」/野菜泥棒再稿/他

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・麻生副総理の「ナチス発言」
・野菜泥棒再稿

 ~1年かけて野菜は育つ~
・富士山の入山規制をすべき
・澁澤恵介さんからの絵葉書
・セミ、セミ、セミ

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麻生副総理の「ナチス発言」
 
憲法改正について、ナチス政権を例にとり「ある日気がついたらワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。あの手口に学んではどうか」この麻生副総理兼財務大臣の発言は,内外に大きな波紋を広げている。
 
 これ国を預かる人物の発言とは思えない。ナチスによって被害を受けたユダヤ人への配慮も無いし、憲法改正への姿勢がこの程度の軽い気持ちかと思うと背筋が寒くなる。
 
 流石に安倍政権は早期に「撤回」に動き、麻生副総理は「ナチス政権を例示として挙げたことは撤回したい」と短いコメントを発表したが、とても何故ナチスを例に引き、何故かくも簡単に撤回したのかさっぱり伝わってこない。
 
 政権のNO2にして、再度総理を狙うお方にしては、誠にお粗末で情けない。これは日本の恥曝しである。余談だが、ドイツでは先生が生徒に「分かった人は手を挙げて」というような、所謂”挙手”は禁じられているというのだ。ヒットラー=ナチスを連想させるから。海外ではかようにナーバスなのである。日本の政治家は無知か無神経なのか、本当に困ったものだ。
  
 
野菜泥棒再稿 
 
 手塩にかけた露地栽培の茄子や胡瓜、明日辺り収穫だなと思い採らないでいると、翌早朝畑に来てみれば無くなっている。おまけにスイカのまだほんの小さい野球のボール大のものまで浚っていくとは何たる酷いことだ。
 
 犯人の年齢は70歳代、近所の目撃証言もある。計4度も侵入している。警告文を掲げてもなおである。目撃者によると、侵入時刻は何と昼下がりの2時頃、全く大胆不敵なオッサンだ。
 
 私は原則として早朝5時と夕方5時頃、水撒きに行くからその空白の時刻を敵はちゃんと知っている。益々もって許し難い。常習犯である、多分あちこちで盗みを働いているのだろう。こういう輩は捕まえて二度と起こさないように、厳罰に処す以外にないと考えている。
 
 
~1年かけて野菜は育つ~
 
 野菜はほぼ1年かけて育てるもので、一朝一夕にできるもんではない。冬の土返し(虫や雑菌を殺すため)を2度ほどして、寒風に土を曝す。さらに堆肥作りで春を待つ。そして種まきの段階にはいると、その約2週間前には化成肥料や牛糞、鶏糞に堆肥を混ぜ合わせて畝を作るのです。こうした経緯があって、5月のゴールデンウィーク明けに種まきが始まる訳です。
 
 従って種から芽が出て、やがて小さな実を付ける頃は、全く我が子同然の感慨に浸るのです。それでも農業を生業(なりわい)としているプロの人から見れば、手間がかかってない、それじゃままごとだよと叱られるかもしれません。商品にするためには完全なものを要求されるからこまめな殺虫剤の散布があるだろうし。
 
 約8坪の小さな畑ですが、それでも一人で土を耕すわけですからやはり重労働です。この周到な準備期間が在って種は芽をふいてくれるのです。今年5年目にして、甘い理想のトマトができました。試行錯誤の末の努力が実ったと満足しています。
 
 胡瓜、茄子は今年はベト病や虫が異常発生して散々でした。そんな中でも逞しく実ってくれた数少ない胡瓜と茄子だったのですが、怪盗に遣られて悔しいのなんの。必ず犯人を捕まえて、このブログでオッサンの顏を全世界に曝したいと復讐心に燃えているのであります。幼稚かな?
 
 
富士山の入山規制をすべき
 
 夏山シーズンを迎え世界遺産に登録された富士山は登山客で大変な混雑だそうだ。山開きから1カ月で早くも10万人に達したとの報道。登山道は前を行く人のお尻を見ながら登って行って、30m進むのに何と30分もかかり頂上に着けば身動き取れない状態なのだという。
 
 それでも富士山に登りたいかねえ。オラ、イヤダ!オラ、本当にイヤダ!私みたいな素人は、精々標高700~800mクラスの山で十分。つまりハイキングというやつである。
 
 歩きながら草木を愛で、時に河原で弁当をひろげ、せせらぎの音や小鳥の冴えずりを聴きながら、ビールやワインを飲む。疲れたらちょっと一眠り、それが理想。すし詰の頂上で御来光など見たくもない。
 
 で、10万人分のおしっこやウンチはどうしているんだろう、そっちの方が気がかりで、とても「美味しい富士山の湧水」なんて売り文句のペットボトルなんて、飲む気がしない。これはやっぱり入山規制をするべきだろう。何てったって”神聖”な山なんだからね。富士山は泣いている! 
 
 
澁澤恵介さんからの絵葉書
 
 スポーツライター澁澤恵介さんから絵葉書の暑中見舞いが届きました。それによると、アジア放浪の旅から帰ったばかりだという近況。「未知なるものを求める好奇心が薄らぐことはありません」とあり絵葉書はラオス・アタプー地方の原住民の生活風景があった。珍しい写真である。
 
 澁澤さんにはゴング時代御世話になっている。プロレスから柔術まで多岐にわたるジャンルで寄稿してもらった。元東京スポーツ記者でフリライターになった。原稿に1本芯が通っていて記事も真実の積み重ね、安心して掲載できる人であった。
 
 実はマスコミ人で最初にグレイシー柔術を日本に詳しく紹介してくれたのが澁澤さんで、ほどなく我も我もとライターはブラジルに足を運んだ。それらは付け焼き刃の域を出て居ず、澁澤さんの長期に亘る研究には足元にも及ばなかった。
 
 彼の書いたものが引き金で、やがてグレイシー一族が続々と日本に上陸することになり、とりわけヒクソンは無敵の強さで格闘技ファンに強烈なインパクトを与えた。編集者としてはいまひとたび手を組んで仕事をしたい人物である。澁澤さん、御壮健でなによりです。御活躍を見守っています。
 
  
セミ、セミ、セミ
 
 8月の声を聞き蝉の鳴声も俄かに騒々しくなってきて、蝉好きの私は正直ホッとしている。今朝(5日)も畑に行ったらミンミンゼミが、ゴルフ練習場のネットに絡まって激しく鳴いていた。泣いていたのかもしれない。
 
 家に持ち帰り鉢植えの山茶花の木にそっと置いたら、忽ち大空へ飛んで行った。そうかと思うとラジオ体操から帰宅すると玄関前にアブラゼミが息絶え絶えで居た。手に取ってみたが微かに足を動かすだけで、臨終が近かった。私は「末期の水」を口元に注いで見守った。
 
 人の一生、セミの一生何ら変わることはない。今日の東京は特別暑かった…。
 


箱根、ロープウェーから望む富士山
舟木昭太郎の日々つれづれ

 

畑に隣接するゴルフ練習場の網に引っ掛かったミンミンゼミ。
持ち帰り自宅の植木に置いたら間もなく飛び去った
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8月になり朝顔も活発に咲き競演。
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畑の策に野菜泥棒への警告書を掲げた。
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澁澤さんからの絵葉書

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松井さんの印象に残った引退式/キックボクシングDVD制作中/他

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・松井さんの印象に残った引退式
・キックボクシングDVD制作中
・蝉の声が減少した…

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松井さんの印象に残った引退式
 
 松井秀喜さんのニューヨークヤンキースタジアムでの引退セレモニーは、簡素でそれでいて心にくっきりと刻印されたものであった。日本などではこの種のイベントは、大仰にやるのだが少しも記憶に残らない。
 SHIMPLE IS BEST!
  
 伝統あるヤンキースの一員として、1日のマイナー契約をして引退できたのだから本人はもとよりファンの一人としても嬉しい。ニューヨークのファンにかくも愛された日本人の野球選手もいない。
 
 多分にそれは彼の野球に取り組む姿勢が真摯なこと、誰からも愛される素直な人柄であったからと私はみます。松井さんがカートに乗って球場に現れると48,000人余の観衆から盛大な拍手がおくられました。そのこと事体が愛されている証明であります。
 
 勿論ヤンキースでの活躍、特に2009年のワールドシリーズでは松井の大車輪の活躍があったればこそ世界一に輝いた。そのことを球団もチームメートも、ファンも決して忘れてはいない。現在ヤンキースは東部地区の第4位、首位レイズから7ゲーム差(7/29日)で、こんなに低迷する同球団の姿を久しく見ていない。痛々しいほどの惨めな名門の凋落。
 
 恐らくヤンキースファンは、いまこそ松井のような選手がいてくれたらと願望するのではあるまいか。日米の親善という観点からも彼の功績は極めて大きい。野球を通して松井秀喜さんは、立派に親善大使の役割を為した。ヤンキースの前代未聞の粋な計らいもまた、その辺にあったのかもかもしれない。素晴らしい引退式でした。
  
 
キックボクシングDVD制作中
 
 「甦る黄金のキックボクシング時代」(仮題)~舟木昭太郎が100年後に残したい名勝負戦~DVD2枚組BOX、収録時間約240分を制作中です。収める映像素材の8割は既に集めましたが、どなたか1966年から1980年にわたる選手のスナップや試合の映像をお持ちの方がおりましたら御提供頂きたいと存じます。
 
 私の最後の仕事としてキックボクシングの不朽のDVDをなんとか完成させたいのです。ボクシングはDVD「日本ボクシング不滅の激闘史」(TBS 3巻セットBOX、収録時間約11時間)の大作を私がプロデュースしているのに、肝心のキックボクシングの纏まったものがまだ存在しないことに私自身少なからず責任を感じています。これを為すことは私の天から授けられた使命と思っています。
 
 制作に要する資金もほぼ自己負担です。多くの人の協力を得なければ完成をみません。販売元を引き受けて下さる会社がおありでしたら是非ご紹介下さい。既に予約注文が200セット某所から入っていますから十分採算が獲れ、かつ販売権を差し上げます。掛率も御相談に応じます。因みに初回契約枚数は、1,000枚です。予価8,800円(本体)、小冊子付録で10月発売予定です。


御協力及びその他の相談・情報の提供は、
E-MAIL:
upper@lapis.plala.or.jp
TEL03-3469-0620(アッパー 舟木迄)

 
 
蝉の声が減少した…
 
 もう7月も終わりだというのに、今年は蝉の鳴声が少ない。例年だと早朝からかしましいのに、一体自然界に何が起こったというのだ。そういえば今年3月の真夏のような日が続いた翌日の北風が吹く早朝に、大山公園でミンミン蝉が私の足元降ってきて息絶えた。3月の蝉なんて信じられないから天からの贈り物、吉兆である、といまでもプラスチックの箱に入れ大事に保管している。
 
 以前この欄でもお伝えしたが、あれは余りの暑さに、多分夏と間違え地上に出てきたのだろう。というわけで、これに懲りた蝉諸氏も、騙されまいぞと土中深く季節を慎重に推し量っているのかも知れない。昆虫も人間と同じように疑い深くなってしまったようだ。
 
 夏に蝉がいなかったらどうだろう、死の街にでもなったようなアクセントのない暑いだけの夏になってしまうだろう。都会ではクマゼミの声を聞かない。私の故郷福島県鮫川村では、ミンミンゼミが寧ろ珍しい。蝉の王者クマゼミが、早朝から山々で声を競う、空を引き裂くような金属音は少年に、夏が来たと心高ぶらせたものである。
 
 夜の帳が降りる頃の蜩(ひぐらし)のカナカナカナという何とも物悲しい響きもまた格別で、恋に破れたときのさしずめ男心の溜息のようだ。我が村にはかつて小さい温泉宿が2軒ほど在って、川添のその宿に明りが灯る黄昏時に、競う蜩の声はいまでも我胸に熱く沈殿している。おお、セミ、セミよ、汝、私を満たしてくれたセミよ!
  

  
地元代々木上原の盆踊り大会は天気にも恵まれて、賑わいをみせた。
すっぽん田吾作の親方夫妻と痛飲した。

舟木昭太郎の日々つれづれ
  
露地栽培脇のひまわりが今年も力強く花を咲かせた。
舟木昭太郎の日々つれづれ

 

ある朝の収穫、ミョウガ、枝豆、茄子、トマト、オオバなど。

舟木昭太郎の日々つれづれ  

 

DVD 『カンムリワシ具志堅用高』 第1部&第2部
DVD『日本ボクシング不滅の激闘史』いずれも絶賛発売中!!
 
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